第82号のトピックスニュースは「函館渡辺病院は看護師ユニフォームの2色制を導入」
函館渡辺病院は病棟の看護師のユニフォームを2色とし、日勤帯と夜勤帯の区別をする「看護師ユニフォーム2色制」を導入した。
病院にとって、看護業務の効率化は緊迫した課題となっている。日本看護協会が実施する「看護業務の効率化 先進事例アワード」は、看護業務の効率化に関する優れた取り組みを広く周知し、全国の医療機関における労働生産性を向上させることを目的としたイベントとして注目されている。
3年前の「アワード2019」の最優秀賞を受賞した熊本地域医療センター(熊本市中央区)の取り組みが看護師ユニフォーム2色制による業務の可視化だった。
同センターでは以前から残業に疲弊する看護師が多く、離職に至る例も少なくなかった。そのため中途採用は恒常的で、その教育のために中堅看護師が忙殺され、それが退職につながる「離職の悪循環」も生まれていた。そうした悪い流れを断ち切るために導入されたのが看護師ユニフォーム2色制だった。次勤務者へ引継ぎ可能な業務による残業の多さが課題であったが、ユニフォーム2色制の導入によって、日勤と夜勤の勤務者の区別を明確にした。この改善策によって、医師が指示を出す看護師が明確になり、職員のタイムマネジメント・働き方に関する意識改革が進み、その結果、時間外勤務の削減に顕著な効果が見られた。
写真右は日勤用ユニフォーム(東棟4階病棟看護主任の大清水千穂さん)
写真左は夜勤用ユニフォーム(東棟4階病棟の若山翔さん)
函館渡辺病院は病棟の看護師のユニフォームを2色とし、日勤帯と夜勤帯の区別をする「看護師ユニフォーム2色制」を導入した。
病院にとって、看護業務の効率化は緊迫した課題となっている。日本看護協会が実施する「看護業務の効率化 先進事例アワード」は、看護業務の効率化に関する優れた取り組みを広く周知し、全国の医療機関における労働生産性を向上させることを目的としたイベントとして注目されている。
3年前の「アワード2019」の最優秀賞を受賞した熊本地域医療センター(熊本市中央区)の取り組みが看護師ユニフォーム2色制による業務の可視化だった。
同センターでは以前から残業に疲弊する看護師が多く、離職に至る例も少なくなかった。そのため中途採用は恒常的で、その教育のために中堅看護師が忙殺され、それが退職につながる「離職の悪循環」も生まれていた。そうした悪い流れを断ち切るために導入されたのが看護師ユニフォーム2色制だった。次勤務者へ引継ぎ可能な業務による残業の多さが課題であったが、ユニフォーム2色制の導入によって、日勤と夜勤の勤務者の区別を明確にした。この改善策によって、医師が指示を出す看護師が明確になり、職員のタイムマネジメント・働き方に関する意識改革が進み、その結果、時間外勤務の削減に顕著な効果が見られた。
写真右は日勤用ユニフォーム(東棟4階病棟看護主任の大清水千穂さん)
写真左は夜勤用ユニフォーム(東棟4階病棟の若山翔さん)