私は前期高齢者寸前男である。
前回のUpの最後の一文。
『「肉親の情」というのと「介護」というのは、たぶんあまり相関関係はないんじゃないかなぁ。』
これを読んでいただいた諸兄は、どう受け取っただろうか・・・?
肉親というのは厄介なもので、私の場合「言いに言われぬ嫌悪感」が常にうっすらと漂ってしまう。
私にはそんな気持ちにさせる親兄弟・親類が多かっただけだろうか・・・。
それとも、私が男3人兄弟の次男だからだろうか・・・。
わが地域の長男というのは、将来その家の惣領となるため「アニ・アニ」と持ち上げられる。
それが将来のための「帝王学教育」のようなものなら納得もするのだが。
単純に「甘やかす」だけの育て方なのである。
「お前は、細かいことはやらなくていい」「そこでドンとしていればいい」ざっくり言えばそういう育て方である。
そうするとどうなるか?
なんの根拠もなく「自分はエライ」「自分は何もしなくていい」「めんどくさいことは誰かがしてくれる」と考える「ボンクラな男」が出来上がる。
そして、長男以外はそれに平伏す者という扱いをされる。
あまり考えないそれ以外は「アニはエライものだ」と素直に受け入れ、私のようなヒネクレ者は「なんでアイツがエライんだ?」と思いながら育つ。
「そんな馬鹿な!」と笑われる方も多かろう。
しかし、程度の違いこそあれ令和の現在も、わが地域の長男共には深層心理として組み込まれている。(間違いない)
そうした中でわが父などは「昭和一桁」である。
どれくらいの「大ボンクラアニ」であるか想像していただきたい。
親父が私の物言いに歯向かわなくなったのは、80歳前後だったと思うのだが・・・。
それは、私がその「アニ意識」が「間違っている」と分からせたことと、本人自身の衰えからくる「自信の喪失」だったと思う。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、今につながる「性根の分析」をしてみますように。
May
・・・・そして、その「アニの教育」の裏側には、実は「嫁・姑の権力争い」があると私は気が付いた。(いずれこのことはUpしたいネタですな)
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