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Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『ねじまき鳥クロニクル 第3部鳥刺し男編』

2007-07-04 00:00:36 | 読書。
読書。
「ねじまき鳥クロニクル 第3部鳥刺し男編」 村上春樹
を読了した。

これまでの2部と違って、時間軸が定まっていないような
比較的パラレルな(というか点在かなぁ)作りになっていました。感じが違う。
それでもやっぱり面白かったです。
多彩な比喩が、読むというリズムに軽快なソロパートを奏でるような、
なんていう僕の比喩はなっていませんが、良いアクセントになっていました。
特徴ですな、この比喩を多用するというところは。
また、牛河というおもろいキャラクターも登場する。
前2部に出てきた加納マルタ・クレタとかがでてこなくなって、
笠原メイも手紙だけの登場になり、主人公の「僕」もそれまでと
雰囲気が変わり、どこか現実離れしてしまうのがちょっと後ろ髪をひくように
残念に感じられて読み進めていくことになるのだが、
ぐいぐい読ませるものがあります。
これは村上春樹好きならば読んでおくべき作品ではないかと思います。
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『ダイ・ハード4.0』

2007-07-03 19:16:59 | 映画
ブルース・ウィリス主演の映画『ダイ・ハード4.0』を観てきた。
すっかりスキンヘッドになってしまったブルース・ウィリス…。
丁度テレビで『ダイ・ハード』と『ダイ・ハード3』が放送されていたので
それをみて予習しておきましたね。ダイ・ハードシリーズは観たことが無かったのです。
面白さはまぁまぁですかね。
ダイ・ハードシリーズ自体がまぁまぁだと思っているので、
可もなく不可もなくといった感じ。
SFXが進歩しているので、前シリーズよりは迫力があるかな。
やっぱ1が一番面白いんじゃないかな。2を観たことが無いけど。

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波乗リ

2007-07-02 20:01:52 | その他
1800年くらい前には、占いで政治を行っていた。卑弥呼の時代。
たとえば、その頃生まれた赤ちゃんを現代に連れてくることが出来たら、
彼なり彼女なりは立派に現代人に成長するんでしょうね。
逆に、現代に生まれた赤ちゃんを卑弥呼の時代に連れて行けば、
それはもう立派な古代人に成長することでしょう。
なんだか時代の波乗りをしているような感じがします。
生死を重ねてきた人類が、波を作り、そこに乗っかってる。
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堂々巡リ

2007-07-01 21:19:23 | 考えの切れ端
簡単なことを簡単な言葉で表現しているうちに、
自分の内面までどんどん単純化して複雑さを失っていくような気がしてくる。
大体、世の中(自然)はシンプルに出来ているんだよ、ということはわかる。
だけど、必要以上に一貫性をもっているわけではない。
ことに、人間社会となるとなおさらだ。
こざかしくこねくり回されていたりする。
いや、まてよ、自然さえシンプルに見えるけれど、
複雑に巧妙に絡み合っているのではないか?
だんだんわからなくなってくる。
そう、大きくとらえようとすると何も分からなくなる。
だから細部にこだわりたくなる。
簡単な事実に喜びを見出したくなる。
そして内面まで単純化する。あれれ。
そろそろこういうサイクルから卒業したいもんだ。
いやいや、これは堂々巡りなんかじゃない。
円ではなく、らせんなんです、きっと。
この堂々巡りのような、「単純さを確認すること」を繰り返すことは
スパイラルして上昇していっている。
そうに違いない。
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