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Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『松本人志 仕事の流儀』

2012-01-14 21:44:55 | 読書。
読書。
『松本人志 仕事の流儀』 NHKプロフェッショナル製作班・監修
を読んだ。

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送されなかった、
大部分のインタビューを編集し収録した本。

天才なのか異才なのか、はたまた度を越えた個性派で天性のお笑いセンスを備えた人物なのか。
そんな実力派芸人・松本人志さんの最近の態度や感覚、思考などに
触れられる本です。それも、肩の凝らない、フラットな言葉を通して。

こういう人は多いのかどうか知りませんけれど、
松本人志さんに限らず、すごい人とはちょっと友達ではなくても
知り合いになって話をしてみたいなと思うことってあるんです。
そんな、知り合って4回目に会うくらいの話の深さ的な内容の
詰まりかただと思いました。

この本で、彼の子どもの頃のエピソードを読み、彼の若いころを思い出してみるに、
とても、強固なハートで一つの方向性、つまり笑いの方向へ向く力の強さが
人間性ににじみでたような人だったんだろうなぁと想像がつくわけです。
まるで、虫めがねで日光を集めて紙を焦がすかのように、
彼の、笑いへの集中力と、笑いにのめりこむようであり、笑いばかりみているような
良い意味での視野の狭さみたいなのが、感じられるのです。
狭いがゆえに、パワーが結集し、紙を焦がすわけで。

そこまでかたくなであって、センスも凄いからこそ、
お笑いのトップに立っているのだなぁという気がしました。

まだ見ていませんが、NHKで放送された「松本人志のMHK」は
録画してあるので、楽しみして見てみようと思います。

映画『さや侍』はここらへんでは上映されなかったので
見られませんでしたが、『大日本人』も『しんぼる』も好きな映画です。
ちょっと悲しい感じがするのも、この本に書かれている松本人志の笑いの
何かに由来するものなのだろうなと思ったり。

字が大きくてページ数が少なめですぐに読めてしまいます。
松っちゃんと知り合いたかったなーという夢を、想像で叶えてくれるような
本かもしれないです。

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