読書。
『地球が教える奇跡の技術』 石田秀輝+新しい暮らしとテクノロジーを考える委員会
を読んだ。
シロアリの巣(蟻塚)からヒントを得て生まれた無電源エアコンの技術。
汚れのつかないカタツムリの殻からヒントを得て生まれたキッチンシンク。
などなど、そういった、自然世界由来のテクノロジーを集めて紹介する本かと思えば、
それはほんとに序盤と終盤だけで、あとは地球環境問題の話だったりします。
地球環境とくに、エネルギーの枯渇と気候変動によって、2030年頃に世界は
もしかすると気候崩壊というめちゃめちゃな世界に陥る可能性があるんです、
だから、ライフスタイルを変えていかねばいけません、たとえば…というような
語り口で語られるのが、本書の内容の中核部分です。
本書では、ちょっと駆け足ながらも、オーガニック野菜や
エコロジカル・フットプリント方面の話から、
地下資源、鉱物や化石燃料の埋蔵量と採掘可能量及び年数といった話、
江戸文化に見る、粋というスタイルを見つめ直す話などなど、
範囲を広くあつかっているせいもあって、固有名詞などの説明はあまりなく、
少しは環境問題を知っている(新聞を読んでいる程度でしょうか)ことが
求められます。
それで、鼻息荒くまくしたてる論調ではなく、慎重な態度のように
読み受けられました。ただ、一か所、「○○そうに思えますよね」という、
一見よさげに思えることを、科学的なデータなどを挙げていないにもかかわらず
奨励するようなところがあって、そこはマイナスかなぁと読みました。
本書は震災以前に出た本です。
なので、原発への態度はどうかなと思いましたが、
まぁやっぱり詳しくはありませんが、おおむね今の時代で原発について
いやでも勉強した人は、読んでその言葉足らずな部分も読むことができます。
脱原発の姿勢です。
そんなわけで、本当は、もっと自然界からの恩恵として得たテクノロジーの
話を目的として読みたかったのですが、それはここで読んでくださいと、
本文中に紹介されているサイトがありました。
<すごい自然のショールーム>
なので、そういうテクノロジーについてだけ知りたい人は、
このサイトだけで事足りてしまいます。
環境問題についての知識や考えを深めたい人は本書を手にとってみてください。
クモの糸は鉄よりも軽いのに強度が同じくらいでしたっけ、
そんなすごいモノらしいのですが、数年前に日本の若い人が率いるベンチャー企業か何かが
人工的に生み出すことに成功しましたね。
これは今後の展開に注目だなと期待していますが、それからはけっこう静かなようで。
そのうち、衣服もクモの糸製のものにかわっていくかもしれないですよね。
丈夫そうだけど、暖かいのかなー。
『地球が教える奇跡の技術』 石田秀輝+新しい暮らしとテクノロジーを考える委員会
を読んだ。
シロアリの巣(蟻塚)からヒントを得て生まれた無電源エアコンの技術。
汚れのつかないカタツムリの殻からヒントを得て生まれたキッチンシンク。
などなど、そういった、自然世界由来のテクノロジーを集めて紹介する本かと思えば、
それはほんとに序盤と終盤だけで、あとは地球環境問題の話だったりします。
地球環境とくに、エネルギーの枯渇と気候変動によって、2030年頃に世界は
もしかすると気候崩壊というめちゃめちゃな世界に陥る可能性があるんです、
だから、ライフスタイルを変えていかねばいけません、たとえば…というような
語り口で語られるのが、本書の内容の中核部分です。
本書では、ちょっと駆け足ながらも、オーガニック野菜や
エコロジカル・フットプリント方面の話から、
地下資源、鉱物や化石燃料の埋蔵量と採掘可能量及び年数といった話、
江戸文化に見る、粋というスタイルを見つめ直す話などなど、
範囲を広くあつかっているせいもあって、固有名詞などの説明はあまりなく、
少しは環境問題を知っている(新聞を読んでいる程度でしょうか)ことが
求められます。
それで、鼻息荒くまくしたてる論調ではなく、慎重な態度のように
読み受けられました。ただ、一か所、「○○そうに思えますよね」という、
一見よさげに思えることを、科学的なデータなどを挙げていないにもかかわらず
奨励するようなところがあって、そこはマイナスかなぁと読みました。
本書は震災以前に出た本です。
なので、原発への態度はどうかなと思いましたが、
まぁやっぱり詳しくはありませんが、おおむね今の時代で原発について
いやでも勉強した人は、読んでその言葉足らずな部分も読むことができます。
脱原発の姿勢です。
そんなわけで、本当は、もっと自然界からの恩恵として得たテクノロジーの
話を目的として読みたかったのですが、それはここで読んでくださいと、
本文中に紹介されているサイトがありました。
<すごい自然のショールーム>
なので、そういうテクノロジーについてだけ知りたい人は、
このサイトだけで事足りてしまいます。
環境問題についての知識や考えを深めたい人は本書を手にとってみてください。
クモの糸は鉄よりも軽いのに強度が同じくらいでしたっけ、
そんなすごいモノらしいのですが、数年前に日本の若い人が率いるベンチャー企業か何かが
人工的に生み出すことに成功しましたね。
これは今後の展開に注目だなと期待していますが、それからはけっこう静かなようで。
そのうち、衣服もクモの糸製のものにかわっていくかもしれないですよね。
丈夫そうだけど、暖かいのかなー。