Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vsトーゴ

2009-10-14 22:04:03 | スポーツ
サッカー日本代表の国際親善試合、対トーゴ戦。
岡崎選手のハットトリックなどで5-0の完勝だった。

トーゴはパスなどの技術の低さといい、
戦術的な展開力のなさといい、
そしてモチベーションも低かったようで、
日本が不得意とする身体能力の高いアフリカ勢が相手だとしても、
相手不足の感がありました。
ゴール前のスペースはもちろんのこと、中盤でのプレスや、
攻撃や守備でのポジショニングなど、世界の一流どころは
こんなもんじゃないですよね。
同じアジア勢のバーレーンとかのほうが強かったよね。
相手も、親善試合だからとそれほど気を入れて戦っていなかったんだろうけど、
それにしても、あんまりピリッとしませんでしたね。

そうはいっても、岡崎選手のハットトリックは見事でした。
決めるところで決められることの難しさは、
代表の試合を15年以上見続けてきて、ある程度感じていることです。
きっちり仕事をできるFWが成長してきたことは、代表にとって、
南アフリカW杯へのとても貴重な戦力が生まれたことになるでしょう。
森本選手も粘り強いボールキープからゴールを奪ったし、
本田圭も、ごっつあんゴールではあったけど、そういうポジショニングが
できていることは評価できるでしょう。

今日の試合では、相手がゆるかったからできていましたが、
動きながらボールをもらったり、動き出しを予想あるいは促して、
スペースにパスをだしたりして組み立てていくことが大事ですね。
スルーパスも何回か見られて、攻撃の意外性を磨いていって欲しいなぁと思います。
また、闘莉王選手のオーバーラップみたいな、まぁボランチの選手でも
いいのだけど、そういったリスクをおかして攻撃の意外性を高めるプレーというものを
もっと重要視していいのではないでしょうか。

ここ数試合で、日本は強くなったように見えるかもしれませんが、
アジア最終予選の最終戦、アウェイでのオーストラリア戦で、
1-2の逆転負けをしたことは忘れてはいけません。
まだまだあのレベルですよ。
W杯本大会を前にして、もっと強豪とか、同じくらいのチーム力を持った
国と試合をしていかないと、またもや06年ドイツ大会や98年フランス大会のような
ことになりますね。W杯に出てくるようなチームと試合をすれば、1点や2点は
かならず失われると考えていて間違いありません。
またボールの保持率も低くなるでしょう。カウンターなりワンチャンスをしっかり
物にする、ゴールへの貪欲さを各選手は持たないと、勝ちあがれないでしょう。
2-1とか3-2とかで勝つイメージを持ったほうがいいかもしれない。

また、今回の試合の実況で明かされましたが、
各選手の走る距離のトータルを120kmっていうのをやっていましたね。
こういう目標はいいかもしれない。陸上の長距離選手くらいの
体力を各選手が持ったら、まぁモチベーションを持ち続けることが前提ですが、
最初から最後まで多彩な攻撃のチャレンジをしつづけるチームになるでしょうね。
そうなったら、W杯優勝も夢ではなくなるのかもしれません。

そういう日が来ることを願って、
サッカー日本代表を応援していきたいと思います。
がんばれ、日本代表!
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