拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

バッハはバフー

2018-02-10 14:46:21 | 言葉
オリンピックの選手入場んときの国名のアナウンスを聞くのが楽しい。フランス語、英語、そして開催国の言葉(今回は韓国語)。国名の発音は日本語と韓国語でほとんと同じ(ただし、韓国の方が語尾の「ク」がずっと強い)。近い言語なんだなぁと思う。聖徳太子の時代はもっと言葉が似ていて通訳なしでも会話ができたのではないかと書いてる人もいる。イタリア語とスペイン語のように、はたまたドイツ語と英語のように(古いドイツ語(グリム童話にときどき出てくる)は今より英語に近いし、古い英語は今よりドイツ語に近い)。その入場行進で、国名を掲げた木の枝(みたいなオブジェ)を持って各国の先頭を歩く女性のいでたちがシルバーでバラの騎士のようだった。ところで、開会式の間中、なんどかIOCのバッハ会長の名前がアナウンスされていたが、その中で「トーマス・バフー」と呼んでるのがあった。え?韓国語ではバッハはバフーなのかい?はたしてそのとおりであった。すると大バッハもヨハン・ゼバスチャン・バフーということになる。因みにフランス語ではバークと言うそうだ。大昔、だれかが「フランス人に『バークは最高だ。君はバークを知らないのか?』と言われて、この世にバッハをバッハと発音しない人がいるのに驚いた」と書いていた。もっとも、最近はどこの国の人でも「バッハ」と呼ぶのが一般ではないか。事実、昨日の開会式でも「バフー」を聞いたのは一回だけ。あとは「バッハ」だった。

スミ・ジョーではなくてファン・スミ(オリンピック聖歌)

2018-02-10 14:09:39 | 音楽
昨日しこたま飲んでる間に放送されたピョンチャン冬期五輪の開会式の録画を見た。見応えたっぷり。感想を何回かに分けて書いていこう。まず、オリンピック聖歌を歌ったソプラノが素晴らしかった。実況アナの桑子さんが言ったファン・スミって名前は聞いたことがない。情報を得ようと思ってググると、え?「開会式でオリンピック聖歌を歌ったのはスミ・ジョー」って記事が複数ヒット。うそだぁ。スミ・ジョーはかなりのベテランだが若い歌手だったぞ。それに、スミ・ジョーは夜の女王だとかオスカルだとかを歌う軽い声の歌手の印象だが、昨日の歌手はもっと深い声だった。なんでも事前の情報ではスミ・ジョーが歌うはずだった。でも歌ったのはファン・スミっていう別の歌手だった。で、早まった人が「スミ・ジョーが歌った」と書いてしまったようだ(実際に見てなかったのがバレましたね)。スミ・ジョーはどたきゃんしたのだろうか?こちらとすれば、ファン・スミという素晴らしい歌手を知って大収穫であった。韓国出身の歌手と言えば、ヘイキョンホンの名も浮かぶ。ずっと昔、メトの引越公演でフィガロの結婚のスザンナのダブル・キャストとして来日。もう一人のスザンナはキャスリーン・バトルで、バトルがウィスキーのCMでブレイクした頃だったのでバトルばかり注目されたが、オペラファンの間では、ヘイキョンホンの方が声量があると評判だった。

大根が増えたワケ

2018-02-10 13:48:02 | 日記

今回A合唱団の指揮者が持ってきて下さったのは大根。大根も今高いから大助かり。「配給分」の一本をいただ後も横にはりついて余りが出るのを待つ(「魚をねらうどら猫のよう」と形容される)。余りが3本出た!遠慮なくいただく。都合4本の大収穫であった。で、今朝、目が覚めたら、あれ~~~?2本増えてる。増えるワカメじゃあるまいし。昨日のことをふりかえってみよう。歌を歌って、大根もらって、飲み会でしこたま飲んで……ん?途中から記憶がない。前日のことを覚えてない母のことをやいのやいの言うが、大酒を飲むと私も同じ。こうして失われた記憶はぜったい取り戻せない(脳みそのどこかを刺激すると復活するのだろうか?)。ありうるストーリーを考えて見よう。飲み会の帰り、電車で一区間だけS先生とご一緒。すると、S先生がくださったのにちがいない(強奪は決してしてない(はず))。2本ってことはS先生も「お魚をねらうどら猫」になって余りを1本ゲットされた、しかし、それを私がまとめていただいてしまったようだ。でもいただいたきっかけは何だったんだろう。たしか先生のかばんから大根がのぞいていた(それは覚えている)。それを欲しそうな顔をして私が見つめていたので、ほしいの?じゃああげる、って感じだったのか。まさか、私が執拗に口説いたんで、大根あげるからあきらめてって言って下さったとか……いったい一駅の区間で大根をめぐってどんなドラマが繰り広げられたのだろうか?