拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

マイクロプラスチック撲滅/スリー・ジャン

2022-01-28 09:17:01 | グルメ

先週の放送の話だが、ルイが町中を持って歩いた鍋はやはりお豆腐を入れるためのものだったと思う。私が子供の頃も、夕方になって♪ピープーの笛の音が聞こえると、鍋を持ってお豆腐を買いにいったものである。今では、豆腐はプラスチック容器に入ってスーパーで売られている。しかし、このプラスチックが大変な悪玉らしい。経年劣化で細かくなったやつ(=マイクロプラスチック)が川を経て海に入り、いまや地球の海はプラスチックだらけ。それを魚が食べ、微粒なやつは排出されず魚の体内に残っているという。だったら「サンマは内臓が美味しい」などと言っていられない。覚えがある。ベランダに出しっぱなしのプラスチックのじょうろが風雨にさらされているうちにボロボロになった。反省。これからは多少高くても金製のじょうろを買う。同様に、サイゼリヤにも反省してもらいたい。現在、ワイングラスがすべてプラスチック製である(グラスとは言えない)。ワインもまずくなるし地球にもよくない。サンマと言えば、高級魚に成り下がって(成り上がって)しまい、結局、昨秋は1回しか買わなかった。サンマの消費量が減ったため、余ってしまったのが大根。物価高騰のご時世で、大根は安い。畑でも大量に捨てられているという。もったいない。大根おろしは胃の薬であるタカジアスターゼの宝庫。漱石の「吾輩は猫である」にも登場する……と思ったが、この記憶が正しいだろうか。高峰譲吉がタカジアスターゼを発見したのが明治27年(「タカ」が付いてるのはそのため)、「猫」が発表されたのが明治28年。うん、時系列は合っているから間違いないだろう。食べ物ネタになったので、ちょっこし最近の料理事情。回鍋肉を作る際、おろしニンニクに加えて、豆板醤と甜麺醤と豆豉醤(スリー・ジャン)を加えている。上沼恵美子のおしゃべりキッチン」の入れ知恵である。

なかなか濃厚である。それから、豚もやし炒めの卵あんかけを作るときは、炒まった豚ともやしをフライパンの脇に寄せて空いたスペースに溶き卵を流し込み、10秒がまんしてからかき混ぜる。この10秒が「黄金の10秒」である。これはあさイチの「みんな、ゴハンだよー」の入れ知恵である。


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