『ビトウィン』 川上健一著 集英社
現在、この方の「雨鱒の川」という本を読んでいます。
いずれ紹介しますが、この本が面白かったので著者にも興味を持ちました。
1990年に「雨鱒の川」を書いて以来、体調不良の為、休筆し、八ヶ岳南麓に住まいを移しました。
10年間、休筆し、その間のことが綴ってあります。
しかし、その生活は超がつくくらい貧乏で、こんな記述もあります。
「外食などしない我が家では、一匹の天然イワナの塩焼きの持つ意味は、豪華外食デイナ-のメニューに優るとも劣らない贅沢品なのである」
それでも川上夫婦、愛娘ヅキちゃんを暖かく囲む友人達や自然は、笑いやうれし涙で包んでくれるのである。
読んでいて、ほのぼのと優しくさせてくれる本である。
人には、色んな価値観があるのでしょうけど、私も自然の中で暮らしたいと願っています。
といっても近くに自然はありますが。^^
以前、鳥の写真を撮るのを趣味としていたのですが、鳥の餌台を設置して観察できる環境で暮らしたいなあと思ったものです。
自分が優しくなれる環境というのは、やはり豊かな自然がなくてはならないのだろうなと思います。
「幸せな気持ちのおすそわけ」・・良い言葉ですね。
CMで「幸せは貯めるもの」というフレーズがありますが、幸せは、分け与えるものだ!といつも突っ込んでいます。(笑)