島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

ランチボックス

2009年04月29日 | 日常
昨日の魚市場で出ていた新鮮なLubina(ニシスズキって辞書には書いてあります。ニシスズキってなに?)。
LubinaやDorada(鯛)は、養殖ものと海釣りのもの、両方が市場に並ぶけれど、お話にならないくらい味が違う。お話にならないほど値段も違うので、そうしょっちゅうは買わないけれど、昨日はこのLubinaに目が釘付け。買うしかない、ということで、昨日の夕食、Lubinaが食卓に並びました。白ワインが飲みたかった・・・・・あと少しの辛抱。
おなかの中にHinojo(ういきょう)とレモンの輪切り、塩、コショウをして、少し白ワインをふってオーブンに入れただけ。
リッチな夕食になりました。



さてさて、昨日、ナルのクラスはマヨルカ中部にあるSa Poblaという村へ遠足へ。
この村はマヨルカの70%の農作物を育てている農業地域でもあるのだが、どうやらその農業地域を見学、というのが目的だったらしい。
息子の幼稚園の遠足は、いわゆる「社会見学」的な遠足が主で、今までも養鶏所、空港などに遠足に行っています。

で、こういう遠足の日はもちろん給食はないので、お弁当持参になるのだが、最近よく食べるようになった息子にスペインで見つけたお弁当箱をちょっと前に買ってあげた。それまでは小さいタッパーになにか詰めればそれでおなかいっぱいだったのだけれど、さすがにそれでは足りなくなってきたみたいでね。
遠足も楽しみにしていたけれど(長距離バスに乗れるし)お弁当箱をリュックに入れる、ということがよほど嬉しかったらしく、月曜日、私がお迎えに行き、ほかのお母さんたちと世間話をしていたら、その場で「明日はママが『お弁当』を作ってくれるんだよ!」とみんなに報告しだした。
もちろん、これはスペイン語での会話なのだが、お弁当のところだけ「OBENTO」と日本語。
なのでほかのママたちは分からない。
「OBENTOってなに、YUKO?」と聞かれたので、「ランチボックスだよ」と答える。

「参考までに中身などんなものが入るの?」といわれたので、明日は息子のリクエストで、鶏つくねと、卵焼きと、しゃけのおにぎりだ、と答えたら、まあーーーーそこでのけぞるママさんたち。

「ヨーロッパ人でよかった・・・・バゲットにハムをはさんだら終わりだものね~ せいぜい頑張ってゆで卵を作ってはさむくらいかしら」とのこと。
それも美味しそうだけれどね。日本の幼稚園児のお母さんたちは毎朝お弁当作ってるわけだよね。本当にえらいです。

朝6時半に起きて準備したいたら、普段はだらだら朝の支度をするナルが二階からかけって下りてきた。
全部食べられるかなぁというくらい入れたのだけれど、お迎えにいったとたん、「ママ、ぜーーーんぶ食べたよ!」。
頑張っておにぎりを俵型にした甲斐ありました!


かなり嬉しいママでありました。