島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

15歳

2019年09月22日 | 日常
この夏は兄ちゃんとバトル、がありました。
なにせ、家出騒動まで起こした。
ことの発端、というか、2ヶ月半、ずっと一緒に夏を過ごせば、プチ言い合いは当たり前。そんなことは慣れっこなのですが、年相応の「かったるい」「やりたくない」を黙認するほど私は甘くない。

洗濯物とりこんでおいて。
食洗機から食器出しておいて。
ゴミ出してきて。

この程度のお願いというのがまずおかしいに、ため息をついたり、後で、といって動かなかったり、

これを2ヶ月は我が息子と言え、耐えられない。

なので、一喝したのです。
共同生活の基本だろう、と。

すると、
やってないわけではないのに、文句を言われるのは納得できない。少しは感謝しろ

なかなか勇気ある言葉である。が、

感謝?
何かあなたは勘違いしていないか?

に発展。
ちょうどその週末、兄ちゃん主催の恒例サマーパーティが予定されていたのですが

キャンセルさせていただきます。
今すぐ友達に連絡してください。

この後、彼はどうやら荷物をまとめ出て行きました。
腹が減ったら帰ってくる、と分かっていたのであまり気にしていなかったのですが、反抗期のなかったナダールは「探しに行った方がいいのかな」ユイは「毛布持って行ったから野宿?」と心配。

案の定、夜の11時過ぎに帰ってきました。
その後、四日間、母と息子は会話なし。そして、四日後、食卓で対面式で息子から自分の態度は間違っていました、と反省の言葉があり、

終了。
でもサマーパーティはなかったのです。4歳からずっとやっている幼馴染8人のパーティをキャンセルするのは8人プラスそのママさん達もびっくりで、何があったのー?と連絡ももらってしまったり…だったのですが、このくらいやらないと分からない、ということなのです、残念なことに。

その後、本当に態度が豹変した兄ちゃんとの共同生活はスムーズで

そして今日15歳。
リクエストされたのはインドカリーと抹茶ケーキ。





カレーの調合中。



ナンの準備。









喜んでもらえてよかった!

これからも色々あるだろう15歳児。



おめでとう、兄ちゃん!

北国へ

2019年09月20日 | 日常
かなり頻繁に行き来していたワイン友達クリスティナ。充電期間がほしい、と三年間無職を楽しみ、私より10歳上なので、この人はこのまま楽しく年金生活へと突入するのかしらなんとなく蓄えもありそうだしと思っていたら、いきなり

YUKO! 仕事が決まったのよ。

と連絡を受け、あら、この人、仕事探してたの?と意外に思ったら

なんとなく履歴は定期的にアップしてたのよねえ。そしたら連絡来ちゃって、面白そうだし行ってみようかと。

旦那さんがIT系の仕事をしている人なのでどこでも仕事ができる、という強みもある。

で。

どこ?



下の赤印がマヨルカ。
上の赤印が

Vadsø

ヴァッゾ

聞いたことも地図でチェックしたこともない



スカンジナビア半島、ということはわかる。でもほぼ北極なんではないのでしょうか。



だいたいこれはどこの国なんでしょうか。

ノルウェーです。
ノルウェーがこのように大きくカーブしていることも初めて知りました。

この最果ての地で、演劇の先生をするんだそうです。ま、本職なので当然といえば当然。

そして彼女はマヨルカとノルウェーのハーフ。なので言葉もできる。

しかし遠い。遠すぎる。

彼らは荷物をまとめ、犬を連れ、車でヴァッゾまで北上していきました。
出発前日もワインを一緒に飲んでいたのですが、あーこういう緩やかな時間を一緒に過ごす友達がいなくなるのは寂しいなぁと思っていたら

YUKO,当然遊びに来るわよね?

この寒がりの私がほぼ北極のVadsø に?行くの?
Vadsø,って何があるの?

何もないわよ。
でも自然は売るほどあるわよ。
白夜見ながらワイン飲まない?

白夜見ながらワイン。村上春樹的な響きに寒がりの私も少し傾いた。

二週間かけてゆっくり北上して行ったこの夫婦。



ここがヴァッゾ、だそうです。
行ってみようかな。

ウエディングリポート

2019年09月09日 | 日常
カテゴリーを「日常」にするべきか、「非日常」にするべきか。

結婚式当日。
16:30に家を出て、他の入り口から入り直す、という工程を作ったのは

あくまで私たちは招待客である、と自分達に思い込ませるため。



行くよ。



行ってくるよ。

ぐるっと回って仲間と合流。いつものメンバー。



妊娠37週のマール。今日生まれちゃ駄目よ。



こうやって我が家に入り





セレモニー会場へ。



綺麗でした。申し分なし。



ここからカクテルタイム









いつものメンバーすぎる…

日が暮れ、席順チェックして











ディナータイム。



その間に色々休憩タイムがあってその都度大盛り上がり





ダンスタイムまで盛り上がり過ぎてすでに疲労感たっぷり。
でもまだまだ…なのです。



私は2:30くらいに自宅に入り耳栓して寝ましたが、お開きは予定通り明け方5:00. DJ二名が入ったり、友人のブラジル人パーカッションが飛び入り参加し(これもプレゼントのひとつ)クオリティ高いディスコだったのですが、隣人に事前連絡しておいて本当によかった…

翌日。

朝11:00にキッチンにおり、テラスに出てみて…

この目を疑った…

残骸の嵐。

クリーニングチームが入るのが月曜日、と聞いていたので

テラスだけは翌日生活できるレベルに戻してね

というのが約束だったのに

誰がやるんだー!と立ち尽くしていたら

Food truckの調理おばちゃんと、その娘夫婦が

なんだか嫌な予感がしたので…

と我が家に寄ってくれ、絶叫。

本来はノータッチでいるべきところなのですが、どうやっても無理だったので手袋つけてスニーカー履いて掃除。
起きてきたNadalも激怒。

後味悪過ぎだろう…

とりあえず生活できる程度に片付いて一息着いてから

花嫁たちにクレーム。
本当は式の翌日になんか電話したくないんですが仕方ない。

まあ、ここからの経緯は

バトル、の一言。

こんな田舎に、一日中お皿やら食べ残しやら置いといたら色んな昆虫、動物がパーティーしまっせ!

ということがあまりわからない。

非常に楽しかったけれど、その三倍くらいのストレスをもらった結婚式でした。
親しき仲にも礼儀あり、です。

彼女たちには予算はかかってもすべて業者に頼み、たったかやってもらう方法だったらこうはならなかったはず。でも一度OKした以上仕方ないですね。

色々学びました。

二度とやらない!

フェイクカップル

2019年09月04日 | 日常
今日で花嫁達が我が家に準備に来るのは最後。明日から当日まではウエディングプランナー、Food Truck チームが中心になっての準備に入ります。





ここはどこ?というくらい片付いた庭…

昨日は隣人達に、この土曜日はお騒がせします連絡に行く日で

彼女達は考えた。

この村はかなり右寄り(VOX)が多い、と聞いているので

レズビアン結婚式を快く思わない人がいるかもしれない。

あくまで想像ですが。

なので、男性一名連れて回りましょう。

で、ウエディングプランナーに白羽の矢が。

そう、彼は去年結婚した

ゲイ。

隣人達、おめでとう、賑やかで結構、楽しんでコール。

ま、トラブル回避のためなので許される嘘、です。

そして9月

2019年09月01日 | 日常
結婚式って大変なのねー

という日々。結構私たちは留守にしたりしますが



当日のウエイター、指示を受ける、の図。明日からは毎日ウエディングプランナーが出入りします。

とはいえ、やっとNadalが夏休みに入って家族四人で過ごせるわけなので、毎日結婚式準備に巻き込まれるのはゴメンなのです。あくまで私たちは招待客…



外食したり



点心を作ってみたり


ナンとインドカリーを作ったり

ユイの友達が泊まりに来たりそして兄ちゃんは友人宅へ避難







この人たち、久々に会ったのが嬉しかったのか、一睡もせず朝を迎え、約束していた



パンケーキで朝食。
そういえば、今回誰一人食物アレルギーがいなかった。グルテンフリーやら豆乳派やら現代っ子は結構面倒なのですが今回は我が家が食べてるもの、でオーケーでした。というか、四人で牛乳全部飲み切りました。

が、やはり

我が家を出たところで沈没した娘の写真を送ってくれたママ友。



そしてユイさん。このまま夕方まで昼寝。夏休みだねえ。



兄ちゃんもこの夏休み、パンケーキが上手に焼けるようになりました。

あっという間に9月。新学期は9/11から。