10月28日はNadalの37回目の誕生日でした。
誕生日プレゼントは毎年、セーターか香水、とここ数年代わり映えないものばかりだったので
今年はいざ!レストランディナー、しかもサプライズで!というのを企画してみました。
まずは。
フランシスカに子供たちを預かってもらえるかの確認。
そのあと、グルメ仲間にレストラン情報を聞きまくり、ネットでも検索し、レストランを決める作業。
これが楽しかったー。旅行に行くとき、ホテルを決めたり、飛行機をとったりするワクワクさに似てます。
多数あった興味をそそられる「行ったことのない」レストランリスト。もちろん、重視する点の最大ポイントは「味」なのですが
サービス、立地なども含め選ばれたレストランは
EL RACÓ D'ES TEIX
Deiaという村に位置するミシュランの星つきレストランです。
1ヶ月前に予約を入れ、私のアイデアは、私が運転する車にNadalを乗せ、行き先を知らせずレストランへ連れて行く。
これです。
さて、28日。
まずは朝、ナルからのプレゼントが渡されました。
なけなしのお小遣いから自分で買ったワインアイテム。
これ、いろんなタイプをいくつか持っているのですが、なにせ毎晩飲むため、消耗するテンポが速い。
これだったら、かなり長く使えそうだし、食洗機で洗えるし、便利、ということで、もちろん母選択ですが、お父さん嬉しい嬉しい。
夕方、子供を預け、いざ出発。
が、この日はあいにく朝から小雨が降るさえない天気。行く先のDeiaは坂道の村で、レストランは急な坂の途中にある、という情報を得ていた私は、ここで、サプライズプレゼントを変更。
あっさり車のキーをNadalに渡し、行き先を告げ、助手席へ乗り込みました。
ま、この段階で結構喜んでくれたんだけれどね。
ね、嬉しそうでしょ?
さて、料理を選んだあと、ワインリストが来るのですが、これが辞書か!というくらいでかくて厚い。
もちろん、選択はお任せし
Nadalさん真剣。
私が好きなRibera del Dueroの1本を選んでいただきました。・・・って誰の誕生日だよ!
ここのレストランの特徴は、なんとなんと、シェフはドイツ人。でも長年マヨルカに住んでいて、レストランで使う食材はすべてマヨルカ産。マヨルカには香り高いエクストラヴァージンオイルが多数あるのですが、まずはパンにつけて食べるオリーブオイルを選ぶことから食事がスタートします。
私が選んだのは我が家のある村の隣村でとれるオイル。全部で8種類あった中、2種類試したことがなく、1種類ずつNadalと私で試してみることにしました。Esporlesでとれる上のオイル、絶品。
この時期とれるLlampugaという魚を使ったムースとスープ。マヨルカではこの魚はたいてい揚げて料理するので、こんな調理法があるのか!と感心感心。
さらに嬉しいのか、このレストランで使われている食器たち。私も集めているのですが、大好きなVilleroy & Bochで統一されていました。
スズキのカルパッチョ、この上に乗っている緑色のものは、キュウリのゼラチン。ロブスターのフラッペしてあるものが添えてあります。
メインは夫婦別々のものを。左がNadalチョイスのラム肉。右が私の鹿肉。私のは鹿肉の上にポルト酒、シナモン、いちじくで味付けしたソースがかかっていて、これが・・・・これを横の手打ちパスタにからめて食べたのですが、いやいや、いやいや、いやいや・・・
やっぱり、プロってすごいね。
デザートは必須です。が、かなりおなかが膨れているので夫婦でシェア。
選んだのはこちら。
4種のチョコレートデザート。降参。
国王もお忍びでくるこの隠れ家的レストラン。★つきなのに、まったく気取ってないし、最初は私たちもしずかーーに話していたのですが、なにせ基本が居酒屋系なので、笑う笑う話す話す。で、気がついたら、お気楽モードになっていました。まわりもそんな感じだったし、なにより給仕の方たちが感じがよい!
デザートのあとはエスプレッソを飲んだり食後酒を飲んだりするのが普通なのですが、夜もかなり遅く、私だけミントティーを頼み、ここでついてきたのが
トリュフ。このサービス、にくいです。
というわけで、プレゼントされる側、する側、双方が満遍なく楽しんだ誕生日、となりました。
恒例になる予感。