島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

ぶっ倒れ誕生日

2009年10月29日 | 日常
週末からなんだかおかしかった体調。
そもそも、先週、幼稚園でナルが風邪をもらってきたことから始まるのだけれど、症状がまったく一緒なのでうがいをしながら乗り切ろうと思っていたのだが・・・

ばたん。
火曜日の夜発熱。

職場に電話をして「これから病院へ行くから休講ね」と連絡。
職場復帰したばっかりなのにこの始末。やれやれ。

のどがぱんぱんに腫れているといわれ、抗生物質を出されました。
あんなに毎日うがいをしていたのに、だめなときは駄目なのね。

同僚から「今週は休め」といわれ、有難く本日も休講。
まるでやる気のないスペイン人のようだが、下手に復活してぶり返すよりはちゃんと治して復帰のほうがいいよね。

ずっとマスクしてます。なによりの恐怖は結にうつしてしまうことなので。
おかげさまで結はとーーーっても元気ですが。

さて、昨日28日はナダール(だんな)の誕生日でありました。
めったにホールケーキというのは焼かない私ですが、家族の誕生日には前日の夜にケーキを焼きます。
で、材料も用意していたのだが、そんなわけで今回は断念。
病院のあと、病院近くのおいしいケーキ屋さんでケーキを買って帰ってきました。
ここのケーキ、私が出産したとき、たまきが病院までもってきてくれたもので、甘すぎるスペインのケーキとは一味も二味も違う、日本チックな(大きさも日本チックなのが残念だけれど)繊細なケーキです。

そういえば、私の今年の誕生日も、自分でケーキを焼こうと思っていたのに夜中に出血、救急へ行ったんだったよね。
その日もナダールがケーキを買ってきてくれたのでありました。お祝いなしの誕生日はありえない、ということで。

そんなだんなくん。まだ35歳・・・若いぜい。

秋祭り

2009年10月25日 | 日常
今日から冬時間。
夕方6時半くらいには真っ暗になります。

昨日は我が家で「秋祭り」を企画。
ま、なんてことない、ただのバーベキューパーティーなのだが、久々に大勢の友人に声をかけ集まりました。
当初予定は38名だったのだが、風邪やら仕事やらでキャンセルが出て、結局集まったのが22名。それでも結構な人数だよね。

天気にも恵まれ10月末だというのに、半そででもOKなくらいの陽気。
こういう日がだんだん少なくなってきて、ある日突然冬になります。

暴風雨2009

2009年10月23日 | 日常
毎年この時期は悪天候なマヨルカ。
一昨年は隣の村で川が決壊し死亡者が出て、昨年は敷地内の木が倒れ・・・など、被害が必ず出る。

今年は嵐の前に敷地内にある高い木はある程度の高さまでカットしてもらった。
そして3日前から大雨続き。
昨日にいたっては嵐がピークを迎え、ひどい暴風雨。

今年は被害はないだろうと思ったのだが今朝起きたらブーガンビリアが横倒しに!

2階テラスまでのびていたこの木。無残な姿です。くすん。

ま、悪いことだけではありませんでした。
寝室の屋根の工事が終了していたため、深夜のバケツセットがなく、雨漏りなしでぐっすり眠れたよ。

我が家の童謡

2009年10月21日 | ファミリー
兄妹、そばに母もおりますが、観ているものは・・・


マドンナのライブDVD


ナルが今の結くらいの時期、日本の童謡CDをかけてみた。

無反応・・・

この子はあんまり音楽好きじゃないのかな、と、子供テイストではなく、自分がいつも聞いているCDをかけて家事をしていると目が輝いた。

音楽は好きらしい。

歳月を経て、今のナルはご存知のとおり、ロック大好き少年へと成長しました。
唯一、喜ぶ童謡はトトロ。それでも今はあんまり聞かなくなりましたが。


さて、妹の結はどうだろうか。
と、同じ童謡のCDをかけてみた。

・・・・

無反応・・・・・・

私の練習にもちゃんと付き合ってくれる我が娘。意味はないけれど、車の中でもクラシックを聴く事が増えました。普段は日本のPOPSとかジャズとか聴いてるんだけれどね。


そしてある日。
私とナルが愛して止まないマドンナのライブDVD。
私はマドンナを崇拝しておりまして、語るとワインが1本くらい空いてしまうくらいファンなのでありますが、息子も誰の影響なのか大ファン。

二人で「このダンス、すごいよね~」と盛り上がっていたら

結ものりのり~

同じテイストの兄妹のようです。


カウントダウン再び・・・

2009年10月21日 | ひとりごと
修理中の屋根ですが、驚くほどの効果が現れています。
家が寒くない!
え?といったあなた。あなたはマヨルカの家(新しいマンションとかはのぞくけれど)がどれだけ冷えるか知りませんね。
夏使用に家が作られいるため、ひんやりする夏はよくとも、冬もひんやりするのです。ひんやりどころじゃない、家で寒い寒いと暖房をつけ、着込んで、外へ出ると、ぽかぽか陽気ということも普通にあるのです。
ひどいですね。

ところが、今の工事はそういうことがないように、瓦をのっける前の段階で、何層にも断熱材やら板やら入っているので、すでに工事が終わっている私たちの寝室、ナルの部屋の室温が明らかに以前とは違うのです。朝も寒くないし。

経費の関係で、家の半分の屋根を修理予定だったのだが、こんなにも効果があることへの感動のほうが勝り、そろばんを弾いた結果、少し苦しいけれど、家全部の屋根を修理することにしました。
暖房費を削る・・というふうに考えればやれないこともないかも・・と。


さて、さて、さて・・・・
結が生まれた6月22日から明日10月22日で早4ヶ月。
この日が来てしまいました。ふえーーん
育児休暇終了です。
明日からコンセルヴァトワールなのだ。

しかも初日から悪夢のデニゾフ(サックスとピアノのためのソナタです)。
ここ数日、集中的にデニゾフをさらっていたので、屋根修理の職人さんは、私がジャズピアニストだと信じ込んでいたみたいです。そういう要素がある曲ではあるが、デニゾフをBGMにできる職人さん、あっぱれ。
それからデニゾフを子守唄にして寝てしまう結にも拍手。

仕事は始まったら楽しいのだが、なによりも嫌なのが結を保育園に預けなくてはいけないこと。
まったく手がかからないから、本当はコンセルヴァトワールに連れて行ってレッスン中も寝ていただきたいくらい。
産後2ヶ月近くは仕事で育児どころじゃなかったけれど、8月半ばからはべったりべったりしていたので、ちょっと寂しいです。
働いていないのに、身に覚えのないお金が振り込まれているのもちょっと嬉しかったし、朝、息子とだんなが出かけてからのんびり家事をしたり結と遊んだりするのも楽しかったし、とにかく今、ブルーです

とりあえず結が1歳になるまでは、私の勤務時間(火曜日~木曜日)のみ、朝8時半から3時まで保育園です。


水餃子

2009年10月17日 | Food
                                 家で私たちを待っていたのは水餃子


もちろん、仕込んだのは私です。
最近凝ってるのよね。
粉系、かなりはまります。


今回の中身は

鶏挽き肉
えびのたたいたもの
にらたっぷり(自家製)
ねぎ
しょうが

たれは2種類、味噌仕立てとゴマ仕立て。
好評は味噌でした。
味噌があんまり好きじゃないだんななのに不思議よね。


今度は蒸し餃子にチャレンジ予定。


Toshie Ooue展

2009年10月17日 | 日常
                                 大盛況の友人Toshieさんの絵画展初日


絵画展のオープニングパーティーには、何度も行った私だけれど、日本人の画家、しかも友人の絵画展は日本以来。嬉しい体験でした。

画廊の目の前の教会は私が自宅にピアノを持っていなかったこれまた10年くらい前に教会にあるピアノを貸してもらったことがあり、また何度かコンサートでも来た事があるわりとゆかりのある教会なのだが、その目の前に画廊があるとは!
Toshieさんのだんなさんいわく、今年の夏に新しくオープンしたとかで、こじんまりとしているけれど感じのいい画廊。

テーマは「日本の森」
彼女は人と話すとき、じっと人の目を見て話すのが特徴(・・だと私は思ってます)なのだけれど、そういう目の力が作品にも感じられました。
とくに気に入ったのがこの写真の作品。
吸い込まれそうな、それでいて暖かい「緑」の前で、結を抱っこしながら何分も佇んでしまいました。
こういう時間って幸せを感じます。


ナルは金曜日の今日、学校の祝日だったため、こういう夜の外出も可能だったのだが、おなかが空くだろうと、7時過ぎにパスタを食べさせ準備万端。
でも私たちは帰ってから・・・と思っていたのでおなかぺこぺこ。
9時にはおなかが限界を向かえ帰宅しました。

カリスマ教師

2009年10月14日 | Weblog
                  兄妹の靴。こう見ると年の差5歳って大きい。


昨日は例の村上春樹著「1Q84」の下巻を友人いずみさんに貸すため、私の仕事の前に、彼女の勤務先へ寄りました。

ここでも何度も登場する友人いずみさんは、翻訳家、かつ、ベルリッツの日本語教師である。
日本語を個人で教えている人は結構この島にもいるけれど、語学学校に「日本語」が組み込まれたのは近年の話。日本語ブームだし、どうしていままでなかったのかも不思議だが、その第一号先生がいずみさん(私の知ってる限りでは・・)。しかも

大変な人気教師

である。

さて、その人気の秘密は、おそらく教え方以上に、彼女のキャラクターに寄るものが多いと思われる。
私も、ちょこっとつまんだ語学は結構たくさんあるのだけれど、語学の先生というのは、その人のパーソナリティーがダイレクトに出るので、性格が内向的・・・とか、話題がかたよっている・・・とか、そういう先生にあたると、それは悲惨、拷問である。とくに初心者はね。

そんな彼女がいるベルリッツ。

受付に本を置いてくるだけのはずだったのが

ちょうどクラスの入れ替え時間で、いずみ先生が廊下に出現。
有無をいわさず彼女のクラスへ拉致された私。

よくわからずクラスへ入ると、いきなり

「はい、みなさん、かのじょは わたしの ともだちです」

うなずく生徒たち。

世にも奇妙な物語の主人公になったわたし。

日本語というのは、丁寧語から入るらしいので、普段、かなりワイルドな口調のいずみ先生も、きれーーーいな日本語でご指導されています。
そして生徒にわかりやすく、はっきり、ゆっくり。


「こんにちは。わたしの なまえは ゆうこ です。あなたの なまえは なんですか?」

インフルエンザ顔負けの勢いで感染中なわたし。


村上春樹の本を貸した私、私が貸していた上巻を返してくれたいずみ先生。
ここで「貸す」「返す」の動詞の復習もしていたり、「本」「雑誌」という名詞も出てきたり、なかなか熱心な生徒さんたちです。

「かのじょは ピアニスト です」
といういずみ先生に

「それは おもしろいです」
と答えた生徒。

あなたが面白いって!

「これから わたしは しごとへ いってきます。みなさん、がんばってね。さようなら」

と、なーぜか、頭まで下げて、クラスを退出。

ベルリッツを出たとたん、現実に戻った私は、一人で大爆笑して仕事場へ向かったのでありました。

日本語って難しいね。
初心者にいきなり「それでさーーーああでこうで、そうなったわけよ」なんていう語法、教えないもんね。







映画と冷や汗

2009年10月13日 | 日常
なぜか家族写真・・・・
息子の幼稚園からの通知で「来週13日火曜日に家族写真を持ってくるように」とあったので、慌てて本日撮りました。
最近、幼稚園からの通知が、子供の自筆なため(しかも今練習中の小文字・・・)解読不可能なこともしばしば。
息子に聞いても、よくわからず、クラスメイト(男の子)のお母さんに電話して聞くと「うちの息子の自筆では13日の13しか解読できなかった・・・」というのもあったり。
基本的に女の子のお母さんに聞くと判明することが多いです。やはり女の子はしっかりしてるね~


スペインは今日月曜日が祝日だったため、長い週末でありました。
昨日は友人ファミリーが遊びに来ていたのだが、今日は予定なし。
前から観たい観たいと息子からリクエストされていた映画「G-FORCE」を観にいくことに。

ちなみに、息子の映画館デビューは今年の夏。
デビュー作は「UP」。大人が観てもしみじみ感動したアニメ映画。
かなり集中して観ているので、一緒に行っても疲れない。

家から車で10分のFestival Parkという大きな映画館へ足を延ばしたのだが、

さすが大型連休。
さすが娯楽の少ないマヨルカ。

ここはディズニーランドか!というほどの混雑でした。
チケットを買うのに並んだのも、スペインでは初めてかも。
おまけに、行こうと思っていた5時の部が満席。仕方なく6時のにしたのが、これが3D。
もうほとんどの人が行ったことあるであろう3D映画。
これは渡されたメガネをかけてみる立体映画(まるで自分が映画の中に入ったような錯覚をします)。
5歳児にはどうなんだろうか・・・と思ったら。

はまってるはまってる。

親子でぎゃーぎゃーいいながら1時間半過ごしました。
内容的にはずっとUPのほうがいいのだけれど、この3Dのおかげで楽しめたよ。

映画を観る前に、3D映画の説明を息子にしたのです。
「メガネをかけて見るんだけれど、映画の中にいるみたいで楽しんだよ」と。
指定席だったので上映10分前に映画館へ入ったのだが、そこで息子がかなり焦った様子で

「ママ、大変!僕はまだここにいるよ。映画はじまっちゃうのに!」

息子よ。きみが主人公になって登場してきたらママも焦るぜい。




さあて、帰るか・・・と車へ向かう途中。

・・・・車のキーがない・・・・・

・・・・・・・・・・

車のキーを入れる場所、というのはバッグの指定位置なのだが、いくらBagを探してもない!
息子に
「車の鍵がないんです・・・」といってみると
「ゆっくり探しなさい」といわれ

言葉どおり、ゆっくり探してみたのだがない。ない。ない。

焦るよねぇ。この状況。

ま、最悪な場合、だんなに電話して、迎えに来てもらって、スペアキーで帰ることは可能なのだが
失くすという状況が不気味。

だんなに一応電話すると
「じゃ、鍵もって迎えに行く」といわれ、念のために映画館へ戻って自分の連絡先を言ってくる様にいわれたので
戻ってみた。

どこで落としたかも定かではなかったのだが、念のため、映画館のインフォメーションに
「車の鍵を落としたのだけれど・・・」というと
間髪入れず
「車種は?」といわれ、すぐに見覚えのある車のキーが出てきた。
紛れもなく、私のものでありました。

いやいや、こういう幸運もあるのね~

しかし、こういう焦る状況のとき、落ち着いている我が家の男陣には本当に感謝です。
息子にいたっちゃ、文句ひとついわなかったし(少し説教されましたが・・・)。

という、連休でありました。