島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

朝ドラ

2018年09月29日 | 日常
私は朝ドラなしには一日が始まらない。
家族より一足早く起きて朝ドラを見ながら朝ごはんを食べるのが日課です。

今期の「半分、青い」は、良くも悪くも始まる前から注目度が高かった。
脚本の北川悦吏子さんは私達世代には王道のラブストーリーライター。

予想通り、初回から一話も外さず、ヤキモキしながら半年間今日の最終回までお付き合いすることになりました。

この間、楽しかったのが、海外在住日本人との朝ドラ井戸端会議。
まずは、ドイツのあきこさん。
彼女は朝ドラには全く思い入れはない。ほとんど見たこともない。
が、北川悦吏子さんと、佐藤健くんに惹かれ最後まで見ることになりました。
びっくり!ドキドキ!の回があると必ずSMSが入ります。
朝ドラビギナーなため、次回の期待度が半端なく高い。
例えば、鈴愛と律の唯一のキスシーンの次の日、「なぜ進展がないのだ!」と、私はNHKの人間ではないのだが抗議のメッセージを受け取りました。
甘いな、お主。
毎日15分、少しずつ、もしくはいきなり年単位で進展するのが朝ドラ。

もう一人。
マヨルカのいずみさん。
彼女はわりと朝ドラには詳しい。
そして、かなり厳しい。
健くん、素敵ーとかで誤魔化せない。
まずは、秋風先生の場が終わった時点で、「脚本がしっちゃかめっちゃか。つまらん」と言い切った。
が、なにせ毎日見てるから途中でやーめた、にはならず、先週一緒にランチした時も、「まったく支離滅裂。酷い」と嘆いていた。でも見てる

そして私。
何があっても、とにかく主人公たち、くっつけよ!半年引っ張ってハッピーエンドで終わらなかったら今晩は寝れない!くらい集中して今日の最終回を見たわけです。
今日は土曜日。目覚ましなしで通常は8時くらいまで寝ているのですが…

まさかの7時起き!
後から起きてきたナダールにも「すごいねー朝ドラって…」と呆れられる。

ハッピーエンドでした。
納得の最終回でした。
最後の8分くらい、おーい、終わっちゃうよ!早くくっつけー!と前のめりで見ていたわたし。

佐藤健くん、素晴らしかった。
隣で新聞を読んでいたナダールに「終わり良し?」と聞かれた。

半年って長い。毎回朝ドラが終わるたびに思います。
半年過ぎたんだ、と。
その間、何があったかを振り返るのもわりと好き。
星野源の主題歌で朝が始まっていた半年。
次の「まんぷく」も期待大!なにせ主題歌はドリカム!



14歳

2018年09月23日 | 日常
今年は自分のお小遣いを元金にしてiPadを新調したい、といった兄ちゃんに足りない額を補強したのが誕生日プレゼントになり、誕生日当日のサプライズプレゼントはない予定だったのですが

日本からスポーツシューズを送ってくれたふうちゃんのおかげで、プレゼントありな当日を迎えた兄ちゃん。



朝から特別に誕生日ケーキ。



大喜びのスポーツシューズを履き、誕生日ショッピング。
ずっと行きたかったらしい私にはちんぷんかんぷんなとある場所へ



カードゲームのお店。
学校の先生や剣道の先輩から情報は知らぬ間に集めていたらしく。
MAGICというカードゲーム。
公式試合も存在してアメリカ、日本、韓国が強いとか。

これをお小遣いで買っておりました。
まったくついていけません。

夕方からはユイさんはお泊りで誕生日パーティーへ。



ナルは今日のラストイベント。



14歳。
フルコース料理デビュー。









ここまでがコースメニューだったのですが

始める前に、今日は息子の誕生日なので、デザートはコースメニューの中のものじゃなくて、本人が選ぶことはできる?

と聞くと

オーナーマダムが、メニューのデザートに興味があるのならコースの後に何かチョコレートのものでも出しましょうか?

と提案してくれ、是非それでお願いします、とナルは即答。



なので、ナルには誕生日ケーキがつきました。

お勘定にこのケーキも私達に注いでくれたcavaも入っておらず、サービスしてくれたのかぁとナダールといっていたら

オーナーマダムにさっと声をかけたナル。

「美味しい食事の他にケーキまでサービスしてもらって本当にありがとうございます」

非常に正しい対応なのだが、ナダールと口あんぐり。
いつの間に大人の対応が!

兄ちゃんは度肝を抜かれるほどアホな行動をすることがあるかと思うと、大人な対応が自然体で出来ることもしばしばあり、不思議なバランスを持ち合わせている気がする…

マダムも「貴方みたいな若いお客様の誕生日を一緒にお祝いできるのは嬉しいです」と優しい言葉をかけてくれ、ディナーは終了したのでありました。





大きくなった。
親も子供も14歳。
生まれてきてくれてありがとう、兄ちゃん!

最後の充電

2018年09月17日 | 旅行
ストラスブールで予定されていたリハーサルがキャンセルになり、航空券がもったいない、ということで



フライブルクへトンズラ。
三泊四日であきこ亭にお世話になりました。

今回は





こんなゲストハウスが並ぶフライブルクから車で15分くらいのGlottertal に行って



絶品、鹿料理を食べたり

天気がよかった土曜日には



ロープウェイでSchauinslandまで登りハイキング。



絵本の挿絵のような風景が続き



あーこの牛になりたい…というあきこさんと

心の洗濯。

綺麗な空気を吸って適度に運動し、シーズンスタート前の充電、準備完了です。

お酒を飲まないクリスチャンがストックしている頂き物のワインは私がフライブルクに行くと数本消える運命になるのですが



今回のは凄かった!
なんか凄そうだ、のみの知識で躊躇なくかなり苦労して開けたのですが

ワインに詳しいあーちゃん、ナダールに写メして絶叫されました。
とにかくまだ味を覚えているほど衝撃的に美味しかった。
お酒をあまり飲まない家に眠る秘宝…

帰ってきたらやはりまだ夏。
島の秋はまだ先です。

サマーフェス終了

2018年09月09日 | 日常
やはりこれがないと新学期を迎えられない…

男子会!

今年のリクエスト、唐揚げ…

嘘だろ…



朝から仕込んで



夫婦で手分けして揚げまくる。
すでにお腹いっぱい…



うまいっす!
100点です!

ご飯も5合炊いたのに一粒も残らない。
きゅうりと鳥ササミの棒棒鶏サラダ、きゅうりを6本切ったのに何も残らない。
男子ってすごい。

170cmくらいまで背が伸びた子もいて、声がおっさんみたいになった子もいて

でも中身はまったく変化なし。
3歳からずっと

アホ。

正真正銘の幼馴染です。



サッカーして、泳いで、サッカー観戦して、いつものことながらエンドレス。



もう力持ちなんだからマットレス、自分たちで運んでよ、といったら、全員ダッシュ。
ゴーゴー!と号令かけながら自分たちの寝床を作る。寝袋持参で来るように、と連絡してあったので、マットレスさえあれば適当に寝てくれる。
楽です。



翌日はBBQ.



終わりなきジャガイモの皮剥き...





ナダールこだわりのBBQ. 高さ調節できるように作ってもらいました。



付け合わせもお肉もやはり完食。

今回はナルがWhatsApp を使ってグループを作り進行して行ったので、私達は食事作りのみ。
子供が小さい時は親同士で連絡をとっていたけれど、まったくそういうことはなくなりました。
送り迎えだけはもちろん車で親がするので、久々にあったママ友、パパ友もいて、

大きくなったよね。
アホだけどね。

と、共感したのでした。
水曜日から中学三年です。

9月のお客様

2018年09月07日 | 日常


17年前に知り合った友人さみかの訪問。
ストラスブールオケのコンサートマスターになりさらに忙しくなった彼女の今年の唯一のお休みをここマヨルカで5日間共に過ごしました。

出会ったのが彼女が17歳。
あのとき出会った何人かの若手ヴァイオリニストたちのレベルが自分の中の基準になってしまい、このくらい弾けるのが当たり前(ではない)と思うようになったのは彼らのせいです。
各国からの受講生達、しかも10代の子達のレパートリーには目を見張りました。世界は広いなぁ、と。
ちなみにさみかは17歳のときにショスタコのコンチェルトを全楽章持ってきていて、弾いたことなかった私は初日に楽譜をもらい3日後にコンサート、本当に泣きながら練習しました。
懐かしい…



今日はリクエストされたアサリご飯。
毎日下ごしらえは全部やってくれるので助かります。



今月はゆっくり譜読み。
仕事再開は10月からです。

2018年09月03日 | 日常


イタリアのレシピ。
ふんだんにペコリノを使った鯛のオーブン焼き。



イタリアでは独身者の一皿、と呼ばれるらしいです。つまり切って並べるだけ。簡単。



イタリアの独身者、贅沢…

バスク地方の鱈料理。
バカラオピルピル。

オリーブオイルでガーリック、唐辛子を素揚げ。





ここに鱈を投入。



火を通したら引き上げ



温度を調節しながら濾し器でぐるぐるオイルをかき混ぜソースを作ります。ナダールがやってくれました。
本来は鍋ごとフラフープみたいにぐるぐる回すのですが、このやり方だと軽く20分はかかる。
なので、簡単にできる方法をとりました。これだとわずか5分。
ピルピル作ってたら腰が痛くなった…なんて恥ずかしすぎます。



美味い…

夜は基本的にユイが台所を手伝ってくれます。





このペース、定着しつつあり、本当に助かる。
頼まなくても台所を手伝ってくれる娘、って嬉しいですね。