ずいぶん間が開きました。
激務で余裕のない毎日。
自分のことをこなすのに精一杯の日々でしたが、やはり家族のメインテーマは
ユイさんのコンクール。
今回はセゴビアで行われているサンタシシリアコンクールへ。
予選でバッハ、エチュード、クラシックを弾き、本選でロマン派を弾かせる、という、大人コンクール。
11歳までのカテゴリーに出場です。
ユイとナダールは前日にセゴビア入りしました。
山に雪が積もってるよーとご機嫌な二人。
リラックスした二人の写真を眺めながら、私はマヨルカで本番…
翌日6:30の便でマドリッドに飛び、そこからスペイン新幹線でセゴビアへ。
開場1時間前に到着し、音響チェックに立ち会えました。
出場者全員が11歳なため、またもやたった一人の補助ペダル使用者。
響きの良いピアノで、のびのびした演奏。とくにモーツァルトのきらきら星変奏曲は余裕が感じられ楽しく聴かせてもらいました。
が、やはり強者だらけ。
根本的な身体の作り、音の厚みが一歳違うだけでここまで違うか!と思うくらい。
どう思った?
ユイはファイナルに行けると思う?
という質問にも
うーん、こればかりはねぇ。みんな上手だったしねぇ。
ママは好きだったよ。
と頼りないことしかいえない母。
親バカナダールですら、入るといいねぇ、と珍しく弱気。
人間の採点、こればかりはね。
ですが、無事ファイナル通過。
あーこれでアルベニスが弾ける!と喜ぶユイさん。
彼女にとってファイナルに行く、ということは、苦労して仕上げた曲が弾ける、という喜びなのです。
本選は翌日だったので、軽く散歩。
圧巻。水道橋。
ディズニーの白雪姫のお城のモデル、といわれているアルカサル。
ライトアップされるカテドラル。
ゆっくり休んで翌日は10:30スタート。
5人の熱演をたっぷり楽しみ、コンクールという緊張感よりコンサートのような雰囲気がありがたかった。
付き添いの家族、先生達とも仲良くなり(先生達はちょっと怖い雰囲気だったけれど、自分の弟子が弾き終わったら和やかな人が多かった。みんな人間!).
結果発表の夕方までの時間もあまりやきもきせずに美味しいランチを食べてのんびり。
結果発表、授賞式は場所が移ります。
受賞したら受賞者コンサートがある、と聞かされていたのですが、一応本番着を持って開場入り。
そうしたらみんな本番着着用で席についていて、慌てて着替えさせる我が家…
補助ペダルも本選が終わった時点でナダールが「念のために持ってきてもらえますか?」とオーガナイズ側に言っておいてくれたらしい。まったく頭になかったユイと私…
のほほんとしすぎです。
バッハ賞、スペイン音楽賞、そして一位、二位が受賞対象。
11歳までのカテゴリーAと、15歳までのカテゴリーBがありました。
スペイン音楽賞から名前が呼ばれこれは14歳のカテゴリーBの子が。バッハ賞はカタルーニャから来た11歳のオットくんがとりました。
このオットくんは素晴らしかったです。文句のつけどころがない。先生がとにかく細かい指示を与え続けるリハーサルを見ながら、すごいなぁ、と感心していたのですが、果たして自分の意思なのか、先生の指示通り弾いているのか、が分からない演奏でした。
素晴らしすぎたのかな。先生の指導が的確なので、出来上がった曲はライブとは思えないほどの完成度。
話してみると、本当に素直で、こういう子は伸びるんだろうなぁ、と。
私の中ではオットくんが一位だろう、と本選が終わった時点で思っていたので
二位に11歳の女の子の名前が呼ばれたときに、今回はユイの受賞はないな、と。ユイも同じで、ま、仕方ないね。と納得。
やはり一位はオットくん。
そうしたら。
「今回は特別に審査員特別賞というのを設けました。」
といわれ
ユイさん、特別賞受賞!
受賞したので受賞者コンサート?
審査員から何を弾くか聞いている受賞者達。
ユイはトップバッターでバッハのインベンション15番を演奏しました。
心構えが出来ていたのか否かは分かりませんが、なかなかいい演奏でした。
審査員長だったピアニスト、ダニエル.デル.ピノと。私は彼の演奏が大好きです。いつかユイが習えるといいなぁと密かに思っているのですが、授賞式のあと、「予選から僕はユイのファンになっちゃったよ」といっていただき、この先ご縁がありますようにーと母祈る!
一位のオットくんと。
またどこかで会おうね、とお兄さん対応なオットくんに対して
「どこで?」
と真顔で聞く9歳児…
まだまだ子供なのです。いいのです。
ホッと一息。
予約してあったセゴビアで一番美味しい子豚料理のお店、ホセマリアへ。
完食して隣に座っていたマダム達に褒められた娘。
翌日午前の便で帰ったのは私一人。
ナダールとユイは夕方までマドリッドで友人達と遊んで帰ってきました。
お疲れ様!おめでとう!
一日休んで、早速次の課題の譜読みを始めています。頭が下がります。
激務で余裕のない毎日。
自分のことをこなすのに精一杯の日々でしたが、やはり家族のメインテーマは
ユイさんのコンクール。
今回はセゴビアで行われているサンタシシリアコンクールへ。
予選でバッハ、エチュード、クラシックを弾き、本選でロマン派を弾かせる、という、大人コンクール。
11歳までのカテゴリーに出場です。
ユイとナダールは前日にセゴビア入りしました。
山に雪が積もってるよーとご機嫌な二人。
リラックスした二人の写真を眺めながら、私はマヨルカで本番…
翌日6:30の便でマドリッドに飛び、そこからスペイン新幹線でセゴビアへ。
開場1時間前に到着し、音響チェックに立ち会えました。
出場者全員が11歳なため、またもやたった一人の補助ペダル使用者。
響きの良いピアノで、のびのびした演奏。とくにモーツァルトのきらきら星変奏曲は余裕が感じられ楽しく聴かせてもらいました。
が、やはり強者だらけ。
根本的な身体の作り、音の厚みが一歳違うだけでここまで違うか!と思うくらい。
どう思った?
ユイはファイナルに行けると思う?
という質問にも
うーん、こればかりはねぇ。みんな上手だったしねぇ。
ママは好きだったよ。
と頼りないことしかいえない母。
親バカナダールですら、入るといいねぇ、と珍しく弱気。
人間の採点、こればかりはね。
ですが、無事ファイナル通過。
あーこれでアルベニスが弾ける!と喜ぶユイさん。
彼女にとってファイナルに行く、ということは、苦労して仕上げた曲が弾ける、という喜びなのです。
本選は翌日だったので、軽く散歩。
圧巻。水道橋。
ディズニーの白雪姫のお城のモデル、といわれているアルカサル。
ライトアップされるカテドラル。
ゆっくり休んで翌日は10:30スタート。
5人の熱演をたっぷり楽しみ、コンクールという緊張感よりコンサートのような雰囲気がありがたかった。
付き添いの家族、先生達とも仲良くなり(先生達はちょっと怖い雰囲気だったけれど、自分の弟子が弾き終わったら和やかな人が多かった。みんな人間!).
結果発表の夕方までの時間もあまりやきもきせずに美味しいランチを食べてのんびり。
結果発表、授賞式は場所が移ります。
受賞したら受賞者コンサートがある、と聞かされていたのですが、一応本番着を持って開場入り。
そうしたらみんな本番着着用で席についていて、慌てて着替えさせる我が家…
補助ペダルも本選が終わった時点でナダールが「念のために持ってきてもらえますか?」とオーガナイズ側に言っておいてくれたらしい。まったく頭になかったユイと私…
のほほんとしすぎです。
バッハ賞、スペイン音楽賞、そして一位、二位が受賞対象。
11歳までのカテゴリーAと、15歳までのカテゴリーBがありました。
スペイン音楽賞から名前が呼ばれこれは14歳のカテゴリーBの子が。バッハ賞はカタルーニャから来た11歳のオットくんがとりました。
このオットくんは素晴らしかったです。文句のつけどころがない。先生がとにかく細かい指示を与え続けるリハーサルを見ながら、すごいなぁ、と感心していたのですが、果たして自分の意思なのか、先生の指示通り弾いているのか、が分からない演奏でした。
素晴らしすぎたのかな。先生の指導が的確なので、出来上がった曲はライブとは思えないほどの完成度。
話してみると、本当に素直で、こういう子は伸びるんだろうなぁ、と。
私の中ではオットくんが一位だろう、と本選が終わった時点で思っていたので
二位に11歳の女の子の名前が呼ばれたときに、今回はユイの受賞はないな、と。ユイも同じで、ま、仕方ないね。と納得。
やはり一位はオットくん。
そうしたら。
「今回は特別に審査員特別賞というのを設けました。」
といわれ
ユイさん、特別賞受賞!
受賞したので受賞者コンサート?
審査員から何を弾くか聞いている受賞者達。
ユイはトップバッターでバッハのインベンション15番を演奏しました。
心構えが出来ていたのか否かは分かりませんが、なかなかいい演奏でした。
審査員長だったピアニスト、ダニエル.デル.ピノと。私は彼の演奏が大好きです。いつかユイが習えるといいなぁと密かに思っているのですが、授賞式のあと、「予選から僕はユイのファンになっちゃったよ」といっていただき、この先ご縁がありますようにーと母祈る!
一位のオットくんと。
またどこかで会おうね、とお兄さん対応なオットくんに対して
「どこで?」
と真顔で聞く9歳児…
まだまだ子供なのです。いいのです。
ホッと一息。
予約してあったセゴビアで一番美味しい子豚料理のお店、ホセマリアへ。
完食して隣に座っていたマダム達に褒められた娘。
翌日午前の便で帰ったのは私一人。
ナダールとユイは夕方までマドリッドで友人達と遊んで帰ってきました。
お疲れ様!おめでとう!
一日休んで、早速次の課題の譜読みを始めています。頭が下がります。