島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

時間割

2017年09月28日 | 日常
やっと子供達の父母会が終わった…
毎年、新学期に学校長からの説明会、そのあと各クラス担任からの説明会があるのです。
もちろん、小学生と中学生なので、二日間これのために夕方から夜まで拘束されます。
さすがにもう学校全体の説明会には顔を出しませんがクラスには行かないとね。

で、一昨日が中学説明会だったのですが、ほとんど中学校には行ったことないので

いったいどこがナルのクラスなのかが分からない…
確か2年E組、だけど、校舎すら分からない。
という親御さんは私以外にも多数いたのですが

キョロキョロしていたら、後ろからポンと肩を叩かれ

「ナルは第三校舎、三階よ」

と小柄なシスターが声をかけてくれました。

大混雑の中、よく私がナルの母親でまあ、アジア人だからかな迷っていることがお分かりですね

といったら、ケタケタ笑って

だーってあなたのキョロキョロ姿は息子のキョロキョロ姿と瓜二つよ〜

私はともかく、学校でキョロキョロしてんのか、息子…

クラスでの説明会は、ナルが私に報告してくれたものが大半で、来なくてもよかったかも…とチラっと思ったのですが、黒板に

追試日程

という文字があり

さりげなくメモる母…
一応ね。一応ですよ。

というか、追試日程は聞いていなかったので、家に帰ってから

君は追試日程のこと知ってるの?

と聞いてみました。

そんなの、絶対やらないからメモらなかった

そうです。
よ、よし。
その強気、高く評価しよう。

習い事の曜日、時間もうまくおさまり一安心。
どこの親も一緒ですが、いかにタイムロスをなくして子供達の習い事を組むか、結構毎年大変なのです。
ユイさんがピアノ、ソルフェージュ、そして今年からドイツ語が加わり本人の希望
兄ちゃんが週二でrepaso(個人塾みたいな感じ),週二で剣道、そしてゴルフ。

ほぼ毎日何かがあり、私が夜仕事の場合は地獄です。

冬休みだ、夏休みだ、で嬉しいのはこの送り迎えからの解放があることも理由の一つです。



庭では韮が豊作。

本当は誕生日

2017年09月24日 | 日常
本来なら今日は義父の71回目の誕生日で、日曜日なので、多分ナルとの合同誕生日会をやっていたんだろうね。

というわけで、限定ワインを開けてお祝い。



ラベルに「ファミリー収穫」と書いてあります。
リオハのある酒蔵が義父とワイン仲間のために作ってくれているワイン。

これにあう食事、濃厚なワインなので



旬のキノコとポルチーニ茸のリゾット。

パートナーのドナが来週誕生日なので、これからはナルとドナの合同誕生会をやっていこう、ということになりました。
お祝いごとは多いほうがいいです。

新学期のゴタゴタ

2017年09月24日 | 日常
兄ちゃんの中二の初日はちょっとした、いや、兄ちゃんにとってはかなりの緊張感を伴う幕開けとやりました。

中二から、選択授業というものがあり、選択する科目は次の中から一教科。

ドイツ語
音楽
美術

バランスの悪い選択枠に始めは首を傾げたのですが、本来はドイツ語の代わりに宗教が入る、が、カトリック校なため、宗教は必須。
よって、第三カ国が組み込まれた模様。
希望的には第三カ国語も選択で、イタリア語、フランス語、ドイツ語、みたいにしてくれると納得なのですが、学校の方針なので仕方ない。

この選択科目の希望をとられたのは、中一の五月。
ナルは迷うことなく音楽を選びました。学校で説明を受けたあと、みんなで何にする?という話になり、女の子には音楽選択の子も多く、仲間のいることに安心して帰宅した兄ちゃん。

ただしこの選択科目。学年で最低でも15名が集まらないと成立しない、という条件付き。

うちでは、音楽?いいんじゃない。選択なんだし好きなことやったら?と、その話題を掘り下げることはしなかったのです。

翌日学校へ行くと、前日音楽をやりたい、といっていた女の子たちがすべてドイツ語選択になっていたそうです。
理由は、家に帰って、親に話したら
「音楽なんて将来役に立たない。マヨルカにいる以上、ドイツ語はやるにこしたことない」
といわれたとか。

蓋を開けてみたらクラスの9割がドイツ語選択。
それでも音楽選択の意思を貫いた兄ちゃんは、定員15名に達するか否か、で、決定がドイツ語選択のクラスメイトより遅れることになりました。

6月になり、音楽は定員割れのため廃止。
兄ちゃんはここで美術を選択します。

手続きを終え、無事進級し、そして新学期。

ひとつだけ気になっていたことは、おそらく選択科目によるクラス替えがあるのではないか、ということ。
とにかくクラスメイトに恵まれ、のびのび学校生活をおくっていたので、その点はどうなのか、どう思うのか聞いてみると

「同じ学校にいるわけだし、どこのクラスでもいいよ」

とのこと。

やはり予想通り、選択科目でクラス替えがありました。
中一のクラスメイトの9割がドイツ語選択だったため、9割が持ち上がり。一割か美術選択クラスに移動。

ところが、なぜか、ナルは元のクラスに在留。
僕は美術選択だから、他のクラスなのでは?という疑問を抱えての始業式。
他のクラスからドイツ語選択の子が移ってきたりして一割新しいクラスメイトがいるものの、なぜ一人だけ美術選択が混ざっているのか。

すると、学年主任の先生がやってきて

「ナル、学校側に手違いがあって、あなたの選択科目欄が空白になっている。これは学校のミスなので、美術クラスに移動するか、ドイツ語を選択してこのクラスに残るか、一日時間をあげるからあなたが選んでいいわよ」

さて。
中二の兄ちゃんは考えます。
必須科目だけで大変なのに、自分にもう一カ国をやるキャパはあるのか。
去年、さわりだけドイツ語をやっているのですが、英語より大変だ、とわかっているので、やはり得意科目の美術のほうがいいのではないか。

クラスメイトはこぞって「ドイツ語にしてよ!一緒のクラスでいようよ」といってくれたらしいのですが、まだ迷う兄ちゃん。

その中に、他のクラスから移ってきた、カルロスなみの秀才くんがいて、ナルにこういいます。

「ナル、僕が前にいたクラスがベースになって美術クラスができているんだけれど、あのクラスは最悪だよ。後でそっと見に行かないか」

そんなことしていいのか悪いのかは知りませんが、先生に内緒でナルと秀才くんは美術クラスの偵察に行きました。

ナル曰く
「やる気のないやつの集まり。クラスに活気が全くない」

そこで兄ちゃんは考えた。
週2時間のドイツ語に耐えるか。
一年間活気なしクラスに入るか。

帰宅した兄ちゃんは
「僕があの美術クラスに入ったらきっともっと成績が下がると思う。勉強のできる仲間に囲まれて学校生活をおくりたいから、ドイツ語を選択するよ」

ほー
へー

と、選択科目より思考回路に感心した私。

翌日ドイツ語選択の意思を伝えると、ナルコールをクラスメイトがしてくれて、照れまくったらしいです。



そう、学校生活で大事なのは、もちろん学業もあるけれど、いい仲間をもつことなんだよね。

去年は毎日なぜかリコーダーを吹いていましたが、今年は毎日

アイン
ツバイ
ドライ


毎日やらんでいいのです、兄ちゃん!

ゴタゴタゆえの成長を垣間見ました。
頑張れ兄ちゃん!

13歳

2017年09月23日 | 日常
今年の誕生日プレゼントは





ヘッドフォン。
大音量禁止令を出したら、微音量で聴いていることに気づき、意味ないじゃん!この音量まで上げてよし、と指定してからは案配が分かったらしく毎日使っています。

今年のケーキリクエストは抹茶ケーキ&どら焼き。
渋い13歳。

初めて小豆を煮てみました。



まあ、めんどくさい。
火にかけている間に練習しようかと思ったのですが、怖くて目が離せない。仕事の事務事項がおかげですべて終了。



皮を焼いて



なんとか出来上がり。



抹茶ケーキは誕生日の朝に。



ユイからは現金20€をいただいたようで、好きに使ってください、というメッセージと折り紙が入った玉手箱をもらっていました。
できた妹だ…何気に金持ちシスター。

誕生日の朝は、同級生から携帯にお祝いメッセージが入り、女の子たちは誰が一番にメッセージを送るか競っていたんだって。モテモテなの?と聞くと、遊んでるんだと思うけどねーと冷静な判断。
…にしては、夜中の3時にメッセージを入れてた子がいるとかでまだ今の所全部報告してくれるのだずいぶん気合いの入った遊びだ、と思った母です。

楽しそうでなにより。
健康でなにより!
いうことなし!
…と誕生日の日だけは素直にそうおもえるのでした


新学期

2017年09月16日 | 日常
朝晩は寒いマヨルカ。

新学期の始まる前日までは



半袖でアイスを食べに行っていたのに。

新学期、にいちゃんがすったもんだあったのですが、その件は別記事にて。

金曜日には信じられない量の雨が降り、島中大騒ぎ手旗信号再び
病院も空港も床上浸水で全国ニュースです。やはりアホです、この島。



不死身の音痴雄鶏も、雨宿り。

私もまだ大学での配属先が決まらない、という、ハプニングつきスタート。
ま、いまさら何にあたってもビックリはしないですが。

ばたばたと過ぎた新学期スタートからの週末は、私のサックス科の教え子とのんびりランチしてきました。
数少ない島出身の教え子。卒業後はバーゼル音楽院に留学し、島に戻ってきて昨年結婚。この五月に女の子を出産しました。
今年は教え子たちの結婚ラッシュだけれど、出産は彼女が第一号。



気分はすっかりおばあちゃん。



彼女が入学した年にユイが生まれているので、こういう家族合同ランチは感慨深いです。

このまま秋に突入、なのかな。

旬の食材

2017年09月10日 | Food
毎日食べてもこの時期のナスは美味しい。



煮浸しは、みんながつまむので、食事前になくなってしまう。

ビニサレムのイタリアンで聞いた、カラスミを使ったレシピが大ヒット。



イタリアから定期的に持ってきてもらうカラスミとスズキを使って



カルパッチョ。

サラダには旬のイチジクを入れると、味が濃厚に。バルサミコによく合います。バルサミコにイチジクやダティルが入ってるものもあるくらいだから外れません。



こちらは、最近凝っている黒オリーブのパテ。
ドイツファミリーが外食した際に食べたパテの中にイチジクが入っていた、と聞きやってみました。



これまた相性良し。



安くて美味しいので何度も食卓にあがる小鰯。

そろそろ秋しかあがらない魚が出てくるので楽しみです。


リンゴからの…

2017年09月09日 | 日常


この夏、兄ちゃんはナダールとハイメに付き添われ、初野外ライブへ出かけました。
やはりライブは最高だ、と興奮していた兄ちゃんです。

その兄ちゃんは、夏休みの宿題として、カタラン語と英語の課題が出ていました。

両方とも、根本的な文法が曖昧なため、初歩的な間違いを繰り返す。
小さい頃から、「基本」を無視する傾向があり、本人もさすがに自覚はあるようなので、とにかく反復練習。

これはさかのぼること、5,6年前。
どうしてもbe動詞を理解しない兄ちゃんに、ナダールが根気よく教え続けること数十分。

英語は簡単なんだよ。たいしてヴァリエーションがないんだから、丸暗記すればいいんだよ。
I am
You are
It is....

などなど。
とりあえず、I'm, You areは間違えようがないよな。
僕は○○です。
あなたは○○です。
な?

そこで兄ちゃんは膝を打ちました。

あーなーんだ!簡単だ!

息子よ、いったい学校でなにを聞いているのか謎だが、分かってくれてパパは嬉しいよ。
ひとつ、I'm...で例文をいってごらん。

息子、自信満々に


I'm an apple


...

...

おまえはリンゴなのか…

がっかりの父、だったのです。

さすがに、その手の間違いはなくなってきたはず

で、先週、朝起きてきたナダールが不意打ちで兄ちゃんに

Did you have a breakfast?

やれやれ、俺を馬鹿にしやがって、的な不敵な表情の兄ちゃん。

Yes, I'm a breakfast

まさかの、まさかの答えに夫婦で仰け反る。

数年前から

進化した。

リンゴから朝食。

レ、レベルアップしたのか息子よ。

どうやら自分の間違いに速攻気づいてくれ訂正しましたが。

おい!中二!

なにがあってもビックリしないようにしないとね。やれやれ。

Change

2017年09月06日 | 日常
今週から習い事再開。



さっちゃんからのお土産の侍の家紋手ぬぐいと



日本から届いた名札を付けて、稽古開始。
今年はスペインジュニアリーグがあり、ナルはキャプテンらしいので、気合いが入ってます。

私が稽古に付き添っている間、ナダールはキッチンの最終調整を。

Before



After



Before



After



木の色を変えました。



木のプロテクションも兼ねるのですが、印象が少し変わります。
塗るか塗らないか迷ったのですが、出来上がりを見るとやはり塗ってもらってよかった。

残すは窓のみ。これは来年以降です。

ラスト、かな。

2017年09月05日 | 日常
どうやら天気が下り坂らしい。
少しずつ夏ボケを治したほうがいいらしい。

などの理由で

家族四人ビーチ。



見事に誰もいなくてビックリ。



遠浅。
海中逆立ちを楽しむ親子。



今日の私のお供はいずみさんからお借りしているジュンパ•ラヒリのエッセイ。
大ファンです。

仕事関係のメールも増えてきているし、来週から子供達は新学期だし、これで泳ぎ納め、かな。

夕方になっても快晴。

子供達の足がどんどん大きくなってきているので、靴の新調。



アウトレットでお買い得。

今週は二つ、食事会を予定しています。
キッチンフル活用!

男子会

2017年09月03日 | 日常
恒例男子会。

今年は計7名男子のお泊まり会。
7月に予定を立てての実行になりました。
雨が降るリスクはあるけれど、涼しくなってから暑苦しい男子を集めるのは正解かも。



相変わらず元気でお馬鹿な男子たち。
いえ、学年一の秀才君カルロスも今年は参加なので、中和されるかと思ったけれど、そんなことにはなりません。



学校でやっている、というピンポンロータリー。
一つのピンポンボールを途切れなく繋いでいく、という、私には高度すぎる遊び。



リクエストされた餃子。何個作ったかなあ。





ナダールは焼き鳥を担当してくれました。助かった〜




ナルのうちは靴脱ぐんだよ、と、幼馴染くんが言ってくれたのはよかったのですが

ホルモン発散中の12-13歳男子たちの脱いだ靴は

臭い!

ここは勝手口なので、容赦ないおばさんは、外へ靴を出させてもらいました。



賑やかな食卓。
うめーうめー
おかわりー
焼き鳥ラスト一本!

などなど、合宿所の会話です。



いつの間にか箸が使えるようになっている幼馴染ホアン。
カルロスにいたっては餃子の中身のレシピを知りたい、といわれ、きみは勉強もできて、料理もできちゃうわけ?
と聞くと、料理にはすごく興味があるんだ、と。

そして、馬鹿男たちは

カルロス、なにか欠点がないとモテないぞー



馬鹿すぎて言葉なし。

ちょうど昨日はワールドカップの予選があり



激しく盛り上がる!
対戦相手はイタリア。
世代交代しているスペインナショナルチームが



ゴールー
の図。
3-0で勝ちました。

夜はどうやら枕投げをしたらしく、2:30くらいまで大盛り上がり。翌日は10時くらいまで降りてきません。
こういうの、単純に羨ましい。
私も修学旅行のとき、見回りの先生に怒られていたタイプなのでね。

翌日は、これを食べなきゃ帰らない、という帰ってくれなきゃ困ります



ミートソースを作りました。
彼らが小さい時はセロリを入れるのは控えていたのですが、セロリが入るのと入らないのでは味に大きな差が出ます。
もちろん、今回もセロリ入り。

象がいるのか!というパスタも完食。

そして、

Yukoは給食のおばさんになるべきだよ!

といわれ。

…そ、そうかな。

サッカーして、卓球して、泳いで。
鬼ごっこして、泳いで。
男子は楽です。
彼らの楽しそうな声に、平和を感じます。

カルロス以外は学校が始まることを考えたくない、と言い切りました。

問題だよ、君たち。

あと10日、楽しもうね。