島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

再びスイス

2023年08月09日 | Music
ユイさんのコンクール前最後のレッスンのため日帰りマドリッド。
レッスン前の腹ごなし、ユイさん大好物のブラッタチーズとトマトのピザ。
しかし、よくがんばった。コンクールは7月末。ここからまた最後の調整です。


で、私は翌日からルツェルンへ。
再びスイス。今回はチューリッヒ空港に飛び、電車でルツェルンに向かいます。今や1,2時間の遅れが珍しくない悪名高きドイツ列車(昔は悪名高き…はイタリアだったよね?)とは違い、本当に正確に時刻表通りの発着のスイス鉄道。


今回は録音の仕事でルツェルンに5日間滞在です。

翌日、スタジオのあるSarnenという所へ向かう電車の車窓。仕事で行っているものの、気持ちはヴァカンス…

三日間、相方、スタッフとスムーズな録音作業でした。トーンマイスターの技量に拍手!




たまに息抜き、と散歩すると山からこんな景色が見えます。
マヨルカなんて羨ましい、と言われましたが、では今すぐチェンジしましょう、と答えたら、えー何が不満なんだ!と驚かれました。
暑いんだよ、暑すぎるんだよー!


でも実は私は文句を言ってはいけないのです。
ちょうど私がルツェルンにいる間、マヨルカは最高気温が市内37度、内陸部は40度を超え、夜も27度という地獄だったみたい。スペイン本土は40度超えは珍しくなく、南部アンダルシアは47度を記録しました。もはや危険。

涼しいを通り越して朝は寒かったルツェルン。
流れで、イタリアのピアノメーカーFazioliの話になり、まだ一度も触ったことない、一度弾いてみたいんだよね、といったらルツェルンの音大にあるよ、といわれ、弾かせてもらうことになりました。
音大にFazioli….さすがスイス。




音色、タッチ、共に好みすぎて、気がついたら1時間弾いてました。ただ扱いやすい楽器かというとNoで、これをコンクールで選ぶピアニスト達、改めてすごいな、と感心。
前回のショパンコンクールのファイナリストでスペイン人のマルティン•ガルシアは予選から終始Fazioli 使用、最後のコンチェルトもFazioliで素晴らしい2番のコンチェルトを演奏し第三位に入賞しました。彼のパフォーマンスではこのファイナルが圧倒的によかった。今思い出しても身震いします。

仕事もひと段落。夜はフライブルグから車を飛ばしあきこさん登場。ルツェルンのクォリティ高い居酒屋さんで乾杯。彼女もその日はルツェルンに一泊して翌日バーゼル空港まで送ってもらいました。

これにてシーズン2022-23終了。
夏休み!
なのですが、ユイさんのコンクールが終わるまで夏休みモードにはならなかった母でした。


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