島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

恒例パパノエル到着の瞬間

2008年12月25日 | 日常
24日、義母宅で夕食。
例年通り、家族の一人がサンタさんに扮装。
一生懸命書いたサンタさんへの手紙(文字がでかいので計6枚の手紙!!)にお願いしたプレゼントがもらえるのか、否か・・・緊張の一瞬!

普段はあまり緊張することのない息子だけれど、この日は震えがくるほど緊張&興奮します。
その瞬間をぱちり。

どうやら、プレゼントはもらえたみたいです。

今年は各自がプレゼントを用意するのではなく、みんなでお金を出し合って大きなプレゼントを一つ、という決まりにしました。
木のレール(全長10メートル!)が入っている電車セットです。

これからメインイベントの義父宅でのパーティーへ行ってきます。

チェロ組

2008年12月24日 | Music
チェロは舞台向かって左。
写真では前列、先生の右斜めにいるのがナルです。
頑張ってました!!!
もちろん親ばか、じじばばバカ炸裂。
「ブラボーーー!」の嵐。

一番冷静なのは息子。
終ったあと控え室にいったら、嬉しそうにしていたけれど、私の顔を見て開口一番
「ママ、ちょっと間違えちゃった」

・・・そんなことはどーーーーでもいいんです。

というわけで、4歳の初舞台でした。

日本はもうクリスマスイブですね。
私たちも明日から連ちゃん、クリスマスの家族行事です。

ナルを探せ!

2008年12月24日 | Music
会場に使われたのは、私の勤務するコンセルヴァトワールのホール。
あとから聞いたら舞台に出るまえに大泣きする子、ママを探す子、突然弾きたくなくなる子などが出てスタッフはてんやわんやだったらしい。
うちの子は?と聞いたら「ママはちゃんと客席にいるの?」と確認をした程度。
ちゃーーーんと、だんな、おばあちゃん、おじいちゃんと一緒に聴きましたよ。

クリスマスコンサート

2008年12月24日 | Music
今日はナルの通う音楽教室のクリスマスコンサート。
9月から始めたチェロ、まだ出せる音には限りがあるけれど、できる音のみで弾ける曲を与えられ、人生初、コンサートに挑みました。
私は音楽教室出身ではないので、発表会という形で個人で舞台に立ったけれど、それは確か小学生になってからだったと思う。
小学生にもなると、舞台に立つ意味、というのはある程度理解できていると思うのだが、さて、4歳児、ちゃんと舞台でチェロが弾けるのか???と親は少々ドキドキ。

子供の弦楽アンサンブルでクリスマスソングを2曲披露しました。
写真は控え室の息子。
控え室といっても子供でごった返してほとんど倉庫化していたのだけれど、ナルは「ちょっと練習する」とチェロを構えだした。
そして、恒例。

「ママ、もういっていいよ」

本番30分前に息子を放置し、客席へ。
会場は家族で超、超満員。

続く。

チョコラの近況

2008年12月23日 | 日常
約1ヶ月くらい前、チョコラさんは少し開いていた勝手口からするっと外へ飛び出した。
野良で育ったはずなのに、そのあと我が家で内飼いしていたせいか、外を少し怖がっているようで、そのうち家に入ってくるだろう・・・と思っていたら、突然、夜の暗闇を猛ダッシュ。

早くも脱走???家出????

あーーーつまんなーい。これだから猫は情が薄いっていわれるんだーーー
やっぱり犬がよかったーーーー

と、駄々をこねる私。
あんなに可愛がっていたのにさぁ。

でも、そのうち、餌はどうしてるんだ??
万が一車道に出て撥ねられたら?
と不安がつのり、毎晩、家の敷地内を「ちょこらーーー」と探し回った。

3日後、我が家で恐ろしく耳のよい私と息子が、かすかな「ニャー」という声をキャッチする。
「今、チョコラの声が聞こえたよね?」と同時に二人で外へ出るのだけれど姿が見えない。だんなは「気のせいだよ」というのだけれど、絶対聞いたのだ、あの声を。

寝ているときも一度「ニャー」を聞いた。
子育てしていると、子供のかすかな泣き声にも反射的に起きるようになるけれど、外で鳴いている猫の声まで聞けるとは、かなり心配している証拠。

そして、5日後。
家の前においておいた餌の前にちょこんと座っているチョコラを発見。
やっぱりあの鳴き声はチョコラだったんだ。

どうやら、数日、家の周辺を散策していたようです。痩せた形跡もないので、どこかで餌も調達していたんだろうね。逞しい。

それからは外で過ごすようになったチョコラ。
うちの前の餌置き場には合計4匹の猫が来るようになり、そのうち2匹とは非常に仲が悪く、一匹とは意気投合している様子。
チョコラが食べる前に図体のでかいぶさいくな猫が現れ、主であるチョコラを威嚇する。
そんなときはほうきを持って優子おばちゃんが飛び出します。
わが子がかわいい。わが子が一番。
・・・という心境。

定刻になると写真のように窓辺に来て「あそぼ」って合図します。


週末と食事当番

2008年12月22日 | Food
今週は私が料理担当。・・・って、たいてい私が作るんだけれどね。

土曜日の市場は日本の暮れのアメ横(上野)のような混雑。
24日から始まるクリスマスの買出しに来てる模様。
私たちも恒例クリスマス行事が24日からあるけれど、逆にまったく料理しない数日をおくれるので、あえてクリスマスのための買出しはしない。

今日は私が作るよ、ということになって、なにが食べたいか聞いたら
「Fideua フィデウア が食べたい!」とのリクエスト。
Fideuaというのは、簡単にいえば、パエリアのショートパスタ版。
作り方はパエリアとほとんど同じなんだけれど、昼食後に仕事をしたい場合はパエリアはNG.おなかが膨れて仕事どころじゃない。
週末は弾かないといけなかったので、これはgood idea。

採りたての地元の海老、いか、あさり、白身魚(今回はアンコウを使いました)を仕入れました。
写真ではえびしか見えないけれど、ちゃんと中にこれだけ入ってます。

今日、日曜日はカテドラルでクリスマスコンサート。
なーーぜかドイツ人主催のコンサートで、ドレスデンから少年少女合唱団がやってきて、クリスマスソングを歌い、フルート&ピアノ、ヴァイオリン&ピアノも合間にちょこっと弾き・・・という内容でした。私もヴァイオリンとちょこっと弾いたのだけれど、どこにも宣伝がなかったのに、あのカテドラルが超満員。
多分、招待券形式なんでしょうね。こういうのは。(それすら分かってない!)
テニスのラファエル・ナダールも来るよ、といわれて、ミーハーな私は舞台袖から首を出していたのだけれど、あれだけ人がいると見分けられない・・・残念。

ドイツ人主催だけあって、とにかく無駄がなくスムーズなオーガナイズ
そして、今回は息子も連れて行ったのだ!初めてママを舞台で見て興奮状態だったらしい息子。
「なんで家で弾いてる曲を弾いたの?」という、????な質問をされたけれど(それをつまり「練習」というのだ、と説明したんだけれど・・・)楽しんでくれたようでなによりです。



スペインのお歳暮

2008年12月19日 | 日常
これまた暮れの恒例行事です。
スペインでは、この時期、日本でいうお歳暮、スペインではCesta de Navidadというのだけれど、これを配る習慣がある。
個人でいただくこと、あげることもあれば、所属団体、企業からもらうこともある。
だんなの会社、私の所属関係からいくつか毎年いただくのだけれど、嵩だけ立派で中はほとんど食べられないものばかり、というものから、うーん、これはゆっくり食べましょうね~というグルメづくしのもの、と色々ある。
今日は、私が働いている合唱団からのセスタが届きました。
これは、結構嬉しいセスタ。
中はすべてマヨルカ産のもの。
マヨルカ産、赤ワイン、白ワイン、オリーブオイル、オリーブ、トゥロンというクリスマスのお菓子、ドライトマト、黒豚のパテ、という内容。

食べ物が一番!

スペインのクリスマス行事

2008年12月19日 | 日常
スペインではクリスマスの時期になると、ツリーを飾るほかに、「Belen ベレン(クリスマスの聖劇)」を家庭や広場に飾ります。
よく映画で見たりするので、スペインだけじゃないですね、この習慣は。

子供たちもこの時期にはクリスマス会と称し、ベレンに出てくる人物、動物、天使などに仮装し、実物大聖劇をやる幼稚園が多いはず。
うちの子の幼稚園は今日、その「ベレン」が行われました。

学年によって仮装の指定があり、去年は「羊」、そして今年は「羊飼い」

私はとーーーーっても裁縫が苦手なのです。半端じゃなく下手だし。
かといって、出来合えのものをそのまま着せるのも芸がない・・・と妙な意地もあり、指に針をぶちぶち刺しながら前日は仮装の細工に四苦八苦します。
去年は羊なのに、なぜか出来上がったのは白いダンポみたいだったし、今年は羊飼いなのに、それこそ羊みたいだし、やっぱりダメ・・・・
ま、子供はなにがなんだか分かってないからいいんだけれど。
しかも、今年はわりと既成のものをベースにしてところどころ縫っただけなのに、なんだか他の人とは違いました。やれやれ。

この格好で登園。
朝10時半から11時半の間に見に来るように指示があったのだけれど、今日は朝からある取材が入っていて、これまたスペインらしく、担当の人が定刻にやってこない。
イライラを通りこし、10時半を過ぎた段階で「悪いけれど、今日は息子のベレンの日だからもう打ち切りにして」といったら、「それは悪いことした、ベレンは見に行ってあげないと」と協力的。だったら、定刻に来いよ、といいたいのをぐっと我慢し、ほかの人に記事の内容はお任せしてダッシュで幼稚園へ。
首をながーーーくして待っていた息子は、私の到着を本当に嬉しそうに歓迎してくれました。
こういうのは多分幼稚園のときだけだと思うので、親も出来るだけ協力しないとね。

マヨルカ大雨洪水警報

2008年12月17日 | 日常
毎日毎日雨なんですが、今日はなんと・・・・

家から出られない!
我が家は山の下に建っているんだけれど、近くのTrrente(急流)が決壊したらしく、家の前の通りが通行止め。
このほかにも10箇所近くが通行止めらしい。

息子のお迎えにも車を出せないので、会社帰りのだんなにひろってもらうことに。

で、今、彼らが帰ってきたのですが(すごい時間をかけて遠回りして、家には裏から入ったらしい。ちなみに私の運転ではこの裏道、通れません・・・)家のそばにあるだんなの実家が経営するグラス工場に洪水警報の出た近所の人が緊急避難。
ヘリコプターが救出作業にあたっているそうです。

バルセロナ領事館からも「ミズタニさんの安否(つまり島の人、みんなに連絡してくれてるんだけれど)が心配でお電話しています」とお気遣いのお電話をいただきました。

それなのに、地元のラヂオはなーーーにも報道してくれない!
なにやっとんじゃーーーー死亡者も出てるのに。

これ以上、被害が大きくなりませんように。