島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

ワイン

2018年08月29日 | 日常
サンテミリオンで買った三本のワインは、防具の間に身を埋め、無事割れることなく到着。



すぐには食卓には上がらないはず。



どこかに眠っています。



我が家のマグネットコレクションにボルドーワインが加わりました。ユイさんが購入。



こちら、Le cite du vin というワイン博物館。
全て見て回るのには2時間かかる、といわれ、ワインセラーだけのぞいたのですが、すでにここで1時間費やしてしまったほど面白いセラーでした。



世界中からセレクトされたワインが揃っていて



スペインものの中にはちゃんとマヨルカ産も入っており



日本は赤、白、一本ずつ。



イタリアに



地元ボルドー。

今はどこの国でもワインは作っているのでこんなところにも!という国も多々ありました。

…が、家に帰って飲みたかったのは



リオハ。スペインワイン。
スペインワインはフランスもの、イタリアものと違ってそこまで世界的にメジャーではない。よって値段設定も低め。
毎日飲むテーブルワインの平均価格は6€から10€. 財布に優しい。
この値段のボルドーワイン、料理酒にもならない。
ハイクオリティのワインはどこのものでも美味しいのですが、テーブルワインに関しては私はスペインワインに一票、です。

おまけ。
非常に充実していた食事、飲みもので、サラダも味付けが優しくて毎日いただきましたが、魚はまったく食べなかった!
というか、私たちの行ったレストランのメニューには魚がなかった。

なので



今日のお昼は鮭丼。ホッとします。

兄ちゃんを囲んで

2018年08月29日 | 旅行


何が食べたい?と聞いたら



というので、滞在中何回食べたんだ!という鴨料理。何回食べても美味しい。



話は止まらず…



翌朝も止まらず…





来年も絶対来たい!と何度もいうナル。選抜されるように頑張れ!



こちら毎朝通ったパン屋。毎朝行列ができる人気店。ユイさん、知らず知らずトリコロール



毎日よく食べました。



フライトまで少し時間があったのでまた中心部へ。



ボルドーのノートルダム。



教会が多いのは当たり前だとして、

ボルドーでよく目にしたのは

美容院、床屋、ブティック。

マヨルカでよく目にするのは

靴屋と薬局。



空港バスでも爆睡。
よっぽど疲れたのね。

親子共々楽しいヴァカンスでした!

ボルドー終盤

2018年08月29日 | 旅行
終盤は寒かった…涼しかった、ではなく寒かった。



どよーん、とマヨルカだと11月末の空模様。
三人でセーター購入。

それでも街に行って買い物したりクレープを食べたり美術館へ行ったり、あっという間に時間が過ぎます。

この滞在中、市内でとにかくよくウーバーイーツの宅配人を目にしました。



アプリでレストラン、食べたいものを選んでクレジットカードで支払って家で待機してたら頼んだものが届く。
システムは知っていたけれど、島人は見たことなくて興味津々。
かなり普及しています。
鴨料理に疲れて、ちょっとアジアの物が食べたい、ということで何回か和食を含むレストランに行きましたが、島にはないこちらに大感激!



屋台風韓国料理。
フランスはスペインよりも多国籍料理が充実していました。

夜にビックニュースが!



兄ちゃんがファイティングスピリッツ賞受賞ニュース。
剣道の大会、セミナーには必ずこの賞が用意されていて、二、三名が対象になります。闘志満々、やる気満々を讃える賞です。
今回は二名受賞で一人は17歳のロシア人、現役ヨーロッパジュニアチャンピオン。



で、でかい!

そして兄ちゃん、でした。
よくやった!兄ちゃん!

翌日はお迎え日。

お昼の12:30まで稽古し14:00解散。
パリ組はTGVでパリへ。ベルギー組は夜のフライトでブリュッセルへ、など各自が帰路へつきます。
師匠はこのあとロンドンでセミナーだとか。タフです。

名残を惜しむ剣士たち。
みんな本当に気持ちの良い挨拶をする青年たちで感心しました。
私が講習会に参加するようになったのは大学に入ってからでしたが、住所、電話番号を交換してそのあと文通したり、連絡をとってご飯を食べに行ったり、という方法でその後も繋がって行きましたが今も交流あり

今の子は便利だね。
インスタで繋がる、WhatsApp で繋がる。
日本人のお兄さん達は平仮名しか読み書きできないナルに、平仮名メッセージをくれるらしく毎日嬉しそうにコンタクトをとっています。

稽古場から大半がバスで駅まで向かったのですが

見事に全員爆睡!

頑張ったね。
お疲れ様でした!

Saint-Emilion

2018年08月25日 | 旅行
本来昨日からレンタカーしてるはずだったのですが、こんなことになったので、車ではなく電車で向かうことにしました。

駅に着く前の市電の中で。
急に肌寒くなったボルドー。
夏物の上に軽く羽織ったものやバッグの中からさっと出てくるショールがさすがフランス人、お洒落。
これがドイツ人の場合…くしゃくしゃのヤッケ。実用的だがあまり美しくない。



実は電車の旅は大好きです。



車窓が一面葡萄畑になったころ



サンテミリオンに到着。







見渡す限り葡萄畑。

村に入ると







ワイン屋だらけ。
ワイン好きには天国。
というか、ワイン好きじゃないと行く意味がないのではないか、というくらいワインで攻めてきます。

ワインを物色しつつ、試飲して買うのは帰路ね、と、とりあえず観光。





急勾配を登ると



村の中心に到着。



早めのランチにして後でゆっくりワインを選ぼう、と勘でレストランを選び



でも乾杯!

さて、ゆっくりワイン選び


はっ?



さすがペトルス、なのか、ほんとに価値があるのか、わたしにはよく分からない。

色々テイスティングしている途中、
アメリカ人のご夫婦に遭遇。
いかにも、俺って通ですぜ、てき風貌。

が。

テイスティングのときにそんなにグラスをまわさなくてもよいです。

とあっさり注意を受けてたり

このワインは濃厚だからチーズに合うな、

とコメントしたあと

あっさり「チーズには軽めのワインをオススメします、ま、好き好きですが」

とばっさりやられたり

アメリカ人xフランス人

密かに笑う日本人。
どっちでもいいけれど、わたしも分かりもしないのにグラスをぐるぐる回す人は図的に好きじゃない。
わかる人はいいけどね。様になってるし。
白ワインをぐるぐる回して、ノンとあっさりいわれているお客さんもいました。

どうやら、サンテミリオンの当たり年は2015年だそうです。
Amazing yearだと。

これも蔵を選んだあと何年もの、何年もの、と値段と相談しながら出してくれます。

1本買ったあと、ユイさんのリクエストで





老体に鞭売って

村の一番高い塔を登る羽目に。
ナダールはワインがあるから下で待ってるよ、と逃げる。
逃げ足は速い。



キツかったけれど上からは絶景。



再び葡萄畑を見ながら







目をつけていたお店へ戻りもう二本購入。計三本。
2011,2014,2015年。
2014年は保存用がいいですね。といわれたので頑張ります。



ブラックベリーに、にんまりのユイ。
服につけないでよーといったら



正しいのか…?

最高の遠足でした。

そして兄ちゃん。
日に日に日本語が流暢になってきているのは何故なのか?



日本人のお兄ちゃんとかフランス人とか(おそらくハーフ)毎日日本語話してるよ。
チェコから来ている人達は英語だから英語も喋ってるよ。

ほんとかー⁈

明日はさよならパーティーがあるからこれから練習。
マカレーナを踊るんだー

……

楽しそうだ。

続く…

消えた牡蠣

2018年08月25日 | 旅行
夜中にごそごそ、ぶつぶつ雑音が聞こえる…

バスルームからナダールさんの声。

唸り声も聞こえるようになりさすがに放って置けなくて声をかける。

どうされましたか?

…入るなぁ

…地獄ダァ

…これはなんなんだ

といわれましても、様子を拝見しないといけませんので入らせていただきますよ、

とドアを開け

うん、たしかに地獄絵だ。

どこも痛くはないのだが、その晩、ナダールはバスルームから出られませんでした。
あまりにも悲痛な声を出すのでこちらも簡単には「健闘をお祈りします」ともいえず、後片付けなどもあり、結局私もあまり眠れない夜になりました。
6:00過ぎにやっとベットへ移動する勇気が出たみたいで横になっていましたが、結局原因不明。
遅めの朝ごはんも軽く食べられ、安心したのですが、さすがに今日牡蠣を食べに行くのはしかも海水浴付き無理だろう、と予定変更。
残念すぎるが仕方ない。

意気消沈のナダールさん。

そのころ兄ちゃんは



これ、私もやったことあるけれど数分で内腿がぶるぶる震えます





朝からご苦労様です。



師匠の角先生。八段。

眠くて仕方なかったのですが暑そうでもなく気持ちがよかったのでユイと市内散策。旧市街がユネスコ世界遺産だそうで今日はゆっくり見てみようか、とナダールを置いて出かけました。ナダールは寝てます…と再びベッドルームへ。





娘と二人あーだこーだいいながらの散策とショッピング。
途中で日本のお弁当を売っているところがあったのでこれならナダールさん少しは食べられるかもね、とお持ち帰り。

お昼過ぎに帰り、お弁当食べてみる?と聞いてみると

食べたい食べたい。
なにせお腹の中のもの、ぜーんぶ出しちゃったから腹ペコだよ。

おい!

元気そうでなによりですが、こちら、どっと疲れが出て2時間ほど昼寝。

夕方から復活し、近所を散策することにしました。

このあたりはChartronといいます。
古い街並みにかなりの数のカフェ、お店が点在していてゆっくり回ると面白い。





サンルイ教会。



ヨガをネタにする娘…



知らず知らずまたまた買い物をしてしまいました。

兄ちゃんから再び報告電話。

9:00から17:00だよ、ママ。
5:30に起きて、今まで稽古だよ。
1時間だけランチタイムがあったけど、今までだよ。すごいよ、ここ。
何人か倒れたり泣いたりしたんだけど、あ、僕も涙が出たんだけど、誰も助けてくれないんだよ。面つけてたら泣いてるか分からないじゃないという私のコメントは無視された

それで、シャワーを浴びたらセミナーだよ。



息子が別人になりそうです。

さて、明日は予定通りSaint-Emilion まで遠足です。
無事に明日になりますように。

続く…

合宿スタート

2018年08月24日 | 旅行
12:30に稽古場に集合。

このインターナショナル合宿in ボルドーはヨーロッパのジュニア選抜選手と日本からの師匠、お弟子さんで成り立つ第一回目の合同練習。
ヨーロッパジュニアチャンピオン(ロシア人)も含まれハイレベルだと聞いて、ついていけるのか少々緊張気味の兄ちゃん。最年少です。

まずはスペイン選抜選手と合流。



早々とスペインのユニフォームを着せられ気合いを入れる。
中央はマドリードの道場から来ているアスン先生。彼女が細かい細かいオーガナイズを今日までやってくれました。



稽古着をつけて





スタート。
引率はここまで。
他の家族も頑張れよーと目線だけ送り会場を後にしました。

しかし、この会場に着く前、会場から帰る道も半端ない暑さで、頭が痛い、ふらふらする、などなど、まさか、これがいわゆる熱中症?という体調不良。
おまけにフランスは15:00でランチは終わってしまい食べはぐれ。
機嫌の悪い私と、どこ行ったらいいかねぇ、とのんびりなナダールさん、この間にいるひょうひょうとしたユイ。

果たしてこの三人であと五日間ヴァカンスを楽しめるのか…

という不安も食べるものが見つかってあっという間に解消。
明日は車を借りてArcachonという街までいって有名な牡蠣を食べるのだ!
水着も持って来ているから初の大西洋海水浴もするのだ!



と、翌日のプランも決まり、夕食もとり少し涼しくなった夜のボルドーを散歩し



有名なこの広場の噴水でのユイさんの水遊びを見ていたら兄ちゃんから電話。

かなり珍しい。携帯は持っているが滅多に親に連絡することはない兄ちゃん。
なにか問題でも⁇

…ではなく、興奮状態をシェアしたい兄ちゃんでした。

アスンからのグループメッセージでだいたい様子は分かっていたのですが、稽古はかなりハード。
でも他の選手ともすぐ打ちとけて、今日はボルドー市役所でウェルカムパーティーに行ったらしい。



ウェルカムパーティーにユニフォームで行くのは正しいのか?
と思った転送された写真。
まぁ、楽しいならいいけど。

ママ、明日は5:30起き、6:00からジョギングとウォーミングアップ、そのあと朝ごはんで9:00から稽古なんだよ。
信じられないよ。

信じられないな。

いい経験なのです。色んな意味で。


そして帰宅。


と、ところが…

その晩は悪夢だったのであります。

続く。

家族旅行と剣道合宿 in Bordeaux

2018年08月24日 | 旅行


待ちに待った家族旅行。
たかだか一週間でなぜこの荷物…(実際にはあとひとつスーツケースあり。すでに車のトランクに入っています)
防具は大きなトランク、竹刀二本、木刀は専用ケースに入り、機内持ち込みは禁止です。大荷物なのです。

今回初めて宿泊にAirbnb(民泊)を選びました。



やはりフランス。エレベーターがない。古い建物にはたとえリフォームした後でもエレベーターが設置されることは稀。
なので5個のスーツケースをえっちらおっちら男たちが運びます。

感じの良いフラットに荷物を置き、速攻街観光。なにせ、兄ちゃん、今日しか自由時間がない!

街中に行く前に…





こんなお店に入ってしまい観光最初から挫折。全てのものが美味しそう!



大劇場前。大昔、パリの玲子(当時はトゥールーズ在住)と一緒に来たはずなんだけれど全く記憶なし。





大聖堂に入って見たり



市役所前でお茶して見たり、ベタな観光をしながらみんなが頭に描いていたのは今晩何を食べるか!
です。

おまけに32度の炎天下。
マヨルカはもっと暑いのですが、どこかに「暑けりゃ水に入ってればよい」というのがあり、あとはじっと動かない術…で夏を乗り切っているので、炎天下の中観光するのに慣れていない私たち。

早目に退散、満足な夕食をとり、夜の散歩。
夜の散歩には意味があります。
民泊、つまり朝ごはんを自分で調達しなくてはいけない。
でもここはおフランス。
おいしいバゲット、クロワッサンを買えばいいのです。これを楽しみにしていた私は夜の散歩時にパン屋さんチェック。



翌朝、素晴らしい朝食調達に成功!

この日から兄ちゃんとは別行動になります。

続く…

Duoコンサートと最終日

2018年08月20日 | 日常
さて、お楽しみ、とは



二階で行われた





チェロとピアノのデュオコンサート。

今年はユナはチェロをマヨルカでレンタルしたので、これは何か一緒に弾いてみる?と適当に楽譜を買ってきて彼女たちに渡してみたのが2週間前。
毎日毎日、自分達の練習のほかに合わせもしていて、基本的に夕方はいつも練習していた二人。





ものすごく歌心のあるユナに頑張ってついていくユイ。
室内楽、初体験。
いい体験になったはず。



そして最終日は完全に二人でご飯担当。三週間の総まとめ!



美味しいサラダが作れるようになりたい、というので味付けの基本から。
本当に優秀。



メロンは何回食べたかねえ。

出発日の今日も荷造りが終わるや否やプール。ギリギリまで遊ぶ!





密度の高い夏休みだったね。
初の一人乗り。あきこさんとモエとはバルセロナで合流してからドイツへ帰ります。

娘が一人になりました。
元に戻りました。
寂しいなぁ。

ともいってられない。
私たちはこれから荷造り、明日からボルドーです。

おまけ。



ユナのチェロ返却時、どうしてもチェロを持ってみたいといったうちのカブトムシ。

ユナのラストビーチ

2018年08月19日 | 日常
明日帰るユナのラストビーチ。
ドイツはきっと涼しいたまに寒いはず。





誰もいない、まるでプールみたいな穏やかな海。昨日までの悪天候が嘘みたい。



…と空を眺めていたら



遠くでゴロゴロ。

降られる前に退散。

でもたっぷり泳いで満足なユナです。







お昼はお約束の手巻き。
夕方には女の子二人の企画ものがあるそうです。昨日招待券をもらいました。



こうやって毎晩なにやら取り組んでいた模様。二人で爆笑しながらの作業でした。

楽しみです!

悪天候と観光

2018年08月19日 | 日常
8月にここまで雨が降るのは珍しい。
夜も窓を閉めないと寒い。

海に行かれない。

涼しさを利用して島観光。



目と鼻の先、でも行ったことないというユナを連れてのベルベル城。





上からの眺めはパルマ一望。





大きなクルーズ船が入ってきています。



喧嘩することなく、まぁよく三人で遊んでる。ユナは色も黒くなりすっかり島っ子。



土曜日はサンタニという村のマーケットを見に。水曜日と土曜日に市がたちます。ものすごい人。





みんなで細々とお買い物。

夜はナダールが「僕が作る」といってくれ久々に休憩。涼しいので庭で本を読める幸せ。
ありがたい。



美味しすぎてみんなで完食。

太陽がないと寂しいのですが、この時期の雨は乾いた島には恵みです。