島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

ブレイクタイム

2007年12月27日 | 日常
だんなは通常出勤。
息子はおばあちゃんと一緒に水族館。
練習をして、掃除機をかけて、庭の手入れをして、それでもまだ午後3時。
ああ、なんという贅沢・・・

写真は今年は豊作、庭のオレンジ。
毎日絞って飲みます。

薬局大繁盛

2007年12月27日 | 日常
一連のクリスマス行事終了。

写真はクリスマスでよく出される子豚の丸焼き。外側がぱりぱり、中はジューシー。本当においしいです。こう見るとちょっと残酷だけれどね。
25日、26日と二日連続で食べました。もう胃がおかしくなってます。

今日の夜のニュース。
26日の今日、薬局に大勢の人が胃薬、頭痛薬を求めて殺到したらしい。
食いすぎ、飲みすぎ。

馬鹿か・・・?????

実は私も食いすぎ、飲みすぎで体調不良。
だんなは朝早く頭痛で目が覚め、アスピリンを飲んだらしい。

馬鹿ですね。

この笑顔!

2007年12月25日 | ファミリー
24日は義母宅に、義弟の一人が扮装するサンタさんがやってきます。
プレゼントはみんなに「本にしてください」と事前に通達。ただ、ひとつだけおもちゃをあげることにしています。今年は本人が11月にカタログを見て選びました。

サンタさん到着瞬間の写真。
この笑顔が見たくて、みんなでサンタ劇をやります。義弟だと分かる人は、仮装を手伝う私だけかな。義弟のパートナーでさえ、彼だということが見抜けない。それくらい徹底して化けてもらいます。

今日は義父宅でメインのクリスマス会。これから行ってきます。


クリスマスマラソン

2007年12月23日 | ファミリー
毎年同じことをいっていますが。
スペインで一番大事な行事、それは「クリスマス」
スペインだけでなく、カトリックの国はみんなそうですね。

家族で集まって食事、というのが伝統なんだけれど、年々、そういう集いは減っているそうな。若い人は若い人だけで・・・というようは流れらしい。
が。
わがファミリーは違う。伝統重視。家族重視。食事重視。
なんと、なんと、今日から怒涛のクリスマス会がスタートしたのだ。今日って何日?最終日は27日なので5日間連続になる。今年はなんだか例年よりすごい。

もちろん、毎日同じメンバーではない。でも義弟なんかは毎日会うことになる。今日は父方、今日は母方、今日はお祖母ちゃんから曾孫まで全員集合、などなど、バリエーションがあるのかないのか分からん状態。

私はこの行事、ドイツ留学時代からクリスマスは当時彼だっただんなの実家で過ごしていたので、10年ほど参加していることになる。何年かは嫌気がさして日本へ逃げたので皆勤賞でないのが残念(ほんとか??)。
でも変わるものです。あんなに嫌だったこのクリスマス会が、子供が生まれてからは、「まあいいか・・」となり、去年あたりから「食事作らなくていいから楽じゃん」に変わった。

今日は義父、彼の奥さん、義弟たち、私ら家族、というメンバーで食事。
義父の奥さんはドイツ人で、写真のクリスマスツリーの飾りは、彼女のお母さんがすべてとっておいてくれたもので、彼女が小さいころ自分で飾りつけをした、という年代もの。ナルにも数個つけさせてくれました。

飲み過ぎないように気をつけないとね。



リクエストにお応えして

2007年12月23日 | 日常
マヨルカの人はスルーしましょう。

これが「うわさの」地元のクリスマス市。
なんていうか、しょぼい。
100円ショップがそのまま移動したような感じ。もちろんクリスマス商品は置いてあるけれど、売っているのはなぜかブラックのお兄ちゃんだったりする。
去年、サンタさんの衣装を買おうと思ってここに来たんだけれど、ブラックのお兄ちゃんはスペイン語を解さなかった。
「サイズ大きいのある?」と聞いたのに、かえってきた答えは「8ユーロね」だった。
唯一、「これはスペインらしいな」というものは、イエスキリストの誕生を祝う「聖劇」(スペインではベレンといいます)の飾りつけ。これはほかの国より充実しているかな。

でもそれだけです。焼き栗はよいとして、綿飴も隣に売っていたりします。
統一感、というものは皆無です。

ザルツブルグ 後編

2007年12月18日 | 旅行
                  6手連弾?!

前編から早1週間が過ぎてしまいました。予想していたけれど、記憶が薄れつつあり・・・

旅行の大収穫が息子ナルの食欲アップ、日本語力アップ。

まずは食欲について。
うちのナルは困ったことに偏食&小食です。幼稚園では「食べてますよ」といわれるのだけれど、家で彼が食欲旺盛、というところをほとんど見たことない私たちは半信半疑だった。
ところが。この目で見たんです、彼がもりもり食べているところ。

友人のりは夕方5時くらいからずーーーーっと台所で食事を作っています。本当に感心するほど手際がよくて、そしてとてもおいしいものを次から次へと仕上げていく。聞いたら日本にいたときはまったく料理をしなかったそうな。人間、変わるものです。
なぜ5時から台所なのか、それは彼らの食事タイムが6時だから。
スペイン時間の私たちは、親の食事が9時くらい。子供は別で7時に食べさせているのだけれど、このザルツ時間、そしてみんなで食べる食事、というのがナルにはよかったらしく、普段手をつけないお肉料理、パスタなどぱくぱく食べていた。
やっぱりみんなで食べたほうが楽しいのよね。
あとは、のりの子供たちの影響。この3人のKids、上のお兄ちゃんが6歳、真ん中が3歳、下が1歳半なんだけれど、1歳半のレオニーはうちのナルの倍食べる。
真ん中の子なんか、普段はとってもにぎやかなのに、食事の時間は存在を忘れるほど静か。それくらい熱中して食べている。
この環境で食べなきゃ損!って思ったのかしら。

5日間、小雨が降っていたため、子供たちは午後、家の中で遊ぶことに。
同じ歳のナルと2番目のサムは、至近距離1メートルになると喧嘩。二人とも我が強く、おもちゃの取り合いが喧嘩の原因なんだけれど、このときの取り合いが面白い(笑ってる場合じゃないのかもしれないけれど・・)
共通語は日本語だけれど、「これは僕のだ!!!」と主張するときはお互いなれた言葉が出てくる。

サム「It's mine!」
ナル「Es mio!」

これ、何度聞いたかね。
喧嘩の仲裁は毎度長男のテオ。いい加減うんざりしただろうな。テオ、ありがとね。

でも仲良く遊ぶ瞬間ももちろんあって、上の写真のように、見よう見真似で連弾なんかしだしたり、二人で仲良くジュースを飲んだり、仲いいのか悪いのか、大人にはよく分からない関係を築いていたみたい。

こちらに帰ってきてから、ザルツの写真を見ながらやっぱり一番印象に残っているのはサムらしく、サムの写真が出てくるとにっこりしている。
そして、気づいたら、彼の相槌が日本語になっていた。
「えっとね・・・」
「うんと、だから・・」
こんなの、前は使わなかったからね。子供同士で使っていたんだろうな。

3歳のとき一緒に遊んだよね、と、記憶に残ってくれるといいのだけれど、難しいかな。またこういう機会を持ちたいです。

ザルツブルグ 前編

2007年12月10日 | 旅行
12月5日から今日9日まで、芸大時代の友人宅へ家族3人で遊びに行ってきました。
友人のりは、私が大学時代4年間一緒にアンサンブルをしていたクラリネット奏者で、イギリス人と結婚、今は3人の子供のお母さん。
ちょうど彼女の2番目の息子くんとうちのナルが2ヶ月違い、ということで、これは息子にとっても楽しいヴァカンスになるだろうな、と思っていた。
そして、この4泊5日は、いろんな意味で贅沢な、そして最高のヴァカンスになった。

まずはザルツブルグの景色。
実は私はザルツは今回で3回目なんだけれど、ミュンヘンから日帰りとか、1泊とかでゆっくり街を観光したことがなかった。とても小さな街なのだけれど、ちょうど今はクリスマスの時期、ということで、街のあちこちでクリスマス市が開かれていた。スペインでもクリスマス市はあるのだけれど、やはり、ドイツ、オーストリアのクリスマス市は風情があり、そしてセンスがよくて思わず立ち寄ってしまうものが多い。ほかのスペインは知らないけれど、マヨルカのクリスマス市って、思わず素通りしちゃうもののほうが多いんだよね。

マヨルカにはない、河をはさんでの街づくり、そして車で少し走ると湖があらわれ、たまねぎ頭の教会がぽつんと立ち、雪が積もり・・・もう異国異国。

土曜日はのりのだんなさんが車を出してくれ、みんなで「サウンド・オブ・ミュージック」の最寄の地?というか、ロケ地を観光。余談だけれどスペイン語でこの映画「Sonrisa y Lagrima(微笑みと涙)」と訳されている。信じられん・・・こんなの訳すな!
写真の風景は映画の冒頭部分でヘリコプター撮影された場所らしいです。映画では太陽さんさん、緑があおあおしていたけれど、こういう寒々しい(本当に寒かった!)のもなかなかいいです。

観光以外の最高のヴァカンス、というのは、旧友とのとりとめない会話。だんなさんもユーモアのある人で、うちのだんなも意気投合。毎日、いったい何本のワインがあいたのでしょうか・・・ごちそうさまでした。
大学時代は一緒に弾いていたけれど、その後、彼女はザルツへ留学、私はフライブルグ(ドイツ)へ行ったので、一緒に弾くことはなかったのだけれど、彼女の家にはピアノがあり、久々に弾く?と、本当に何年ぶり!のアンサンブル。(軽くやってみる?といって、出した曲がブラームスだったところが笑えたけれど)
演奏で同窓会した気分だった。

次回は子供ネタでお送りします。
続く・・・