島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

楽器管理

2020年11月29日 | 日常



ピアノのメカニズムを初めて知るユイさん。
気になる点があってメンテナンスに来てもらった際、これは見せねば、と声をかけました。

ピアノをやっている人でピアノのメカニズムをきちんと把握している人は結構少ない。大学生レベルでもペダルのシステムを知らなかったという人に会ったこともあるし。
これには理由言い訳?もあるんです。
まず、私達は自分で調律ができない。まあ、やれる人もいなくもないが、音が狂うと調律師さんに来てもらいます。
しかもそれは自宅のピアノ。レッスン、本番は自分のピアノではないので、その場で臨機応変にピアノに対応していくわけですが、言ってしまえば楽器管理は人任せ。
こんな楽器なかなかない。ヴァイオリンだってフルートだって自分で調弦、チューニングするし、楽器の構造も当たり前だがよく把握しています。

楽器の構造を小さい頃から知っていると、楽器の鳴らし方が分かってよいと思うのですが、まず習わないよね。なんでだろうか…




週末は朝イチで市場に。






夫婦のプチ祝いがありまして




日本酒登場。




ブーケも少しずつクリスマス仕様。




近づく師走。







イタリア車の反抗期

2020年11月23日 | 日常
月曜日。
ぐっと寒くなり急いで車に乗り…

全く反応なしの愛車Fiatに何度か呼びかけるが無視され続け

ユイさんを自宅勤務のナダールに送ってもらい、自宅勤務のナダールにバッテリー繋いでもらって

自宅勤務の旦那万歳!

クラスをキャンセルしてそのまま修理に愛車を連れて行く。

という、どっと疲れた週明け。

先週の土曜日に本番があり、生徒が沢山聴きに来てくれたのですが

今日学校行かないよと連絡すると、げーなんで今日?と怒られ

どうやら、コンサートがすごくよかったからサプライズで花束を今日なぜ今日?持ってレッスン室前で待機していたらしく

そ、それは申し訳ない。明日そのサプライズやってください、とお願いした私。予告ありサプライズ。

6人の男子が花束持って待機の図を見たかった…室内楽クラスが増えているので生徒の数が年々増えるのですが、生徒には恵まれている先生です。可愛いね。




こちらはちゃんと当日いただいた花束。観客の前に出られるのはほんとにほんとにありがたいことです。




若さとプロセス

2020年11月15日 | 日常



2ヶ月に一度訪れるテクニックエチュードのテスト。
三人の試験官の前で指定されたエチュードとくじで当たる音階、アルペジオを弾きます。だいたい15分くらいのテスト。

私がこの手の試験準備したのは高校受験時だったので、感心して見ているのですが、何よりの驚きは音階、アルペジオのやり方。

普通に上行って下行って終わりじゃない!
音階は普通に弾いたあと、中央まで並行、枝分かれ、をいくつかのパターンで繰り返しやっと着地、というかなり難易度の高い音階テスト。これで終わりかと思いきや、3度上昇、6度上昇、半音階までで一セット。これを長調と短調二種類やります。先週から見てくれと娘にいわれ、隣に座っていますが、慣れるまでは頭を整理しないと弾けない。

弾きやすい調とそうでない調があって、ちょうど今ユイさんが格闘しているのが嬰ヘ短調の旋律的短音階の行ったり来たり音階。上昇と下降で音が変わるので要所要所気をつける点があるのですが

テンパると、原型を留めない21世紀的音階の出来上がり、で、思わず笑ってしまいそうになるのですが

ここはグッと我慢。なにせ、本人、涙を浮かべて悔しがりますので。

でもね。今すぐできなくてもいいんじゃないの?一生弾いていく音階が今すぐできなくたって、苦手な音階があったっていいじゃない。

というと、首を振り

だって、不合格がでたら、2ヶ月後同じ調を弾かないといけないんだもん。

まぁ、なんていけずな…

でも、逆にいいじゃない。合格したからもう同じ調は二度と弾きませんという話でもないし、長い目で考えたらコツをつかむのに時間を割くことは悪いことじゃない

という親子会話をひたすらした1週間。

まぁ、今までのテストは満点しか取ったことがなくて、本人もそれをモチベーションにしているんだろうとは思うのですが

自分もそうだったように、特に若い時は結果を出すことだけを見る傾向にありますね。しかも最短の時間で結果を出す。
そこまでの経緯が大事だと自覚するのは私は学生生活が終わってからでした。何をあんなに急いでいたのか。
私は幸いなことに師匠や親からプレッシャーというものを感じたことはないのだけれど、世の中にはそういう理不尽なプレッシャーに潰されていく才能も沢山あるわけで。勉強もきっとそうですね。

試験は来週の金曜日。
今週よく頑張りましたわたしも食事作りから解放されたいと、ご褒美ランチに土曜日は行ってきました。




落ち葉の季節…




お気に入り中華料理屋さんで海老の天心




アヒルの天心







黒トリュフ焼飯




北京ダック。

一年前にオープンしたここは、ダントツで一番美味しい中華料理屋さん。スタッフの中国人も感じ良くて好き。

美味しいもの食べて、また1週間頑張りましょう。









秋の味覚

2020年11月09日 | Food



なかなかないと思うのですが、美容院で鉢合わせした方から南瓜をいただきました。家庭栽培で毎年美容師アントニアにプレゼントするらしい。
で、5個もどうすんのよ!というアントニアがYUKO持ってけ、とくれたわけです。

実は私はヨーロッパのカボチャが苦手。水っぽくてまずい。
なので、どのレシピが美味しいか聞いてみました。




カボチャを丸ごと茹で、皮を剥きタネを取り




チーズをのせてオーブン。上に乗っている赤い実は




秋に収穫する柘榴。
全く水っぽくないホクホクのカボチャにびっくり。小ぶりなのが美味しいんだそうです。




こちらも旬。大好物のキノコたち。
手前のピコルネイはパスタに。




得意料理です。自画自賛。




もう一つのキノコは煮込みにしたり、こうやって簡単にソテーしたり。




家庭栽培の赤唐辛子とニンニクでソテーして、最後にギーを落とします。




ちなみに次から次へと採れる唐辛子はこうやって吊るして乾燥させ来年まで使います。


Lekue のスチーマー。昔から持っていたけれど使いこなせていなかったアイテム。野菜を入れてレンジで2-3 分で下ごしらえ完了、手入れも簡単、ということで、毎日キッチンに登場するようになりました。




野菜ソテーが5分でできる手軽さ。




豆のスープ。最近のヒット。

新しいメニュー、まだまだ開拓中。













冬時間

2020年11月08日 | 日常
携帯を変えた直後にblogアップしたら操作を間違い全部消えてしまって意気消沈…

まとめますと、この数週間、職場でPCR検査対象者が増え、なんとか全員陰性の結果が出て明日から再スタートという話。参りました。
スペイン人、意識低過ぎ。

10月末は






パティシエゆかちゃんにオーダーしたアップルタルトでNadalの46歳のバースデーをお祝い。タルトタタンとクレームブリュレの共演、みたいな見事なタルト!




週末は夫婦でバースデーランチ。
健康でいてくださいねー




こちら、Nadalが自分で自分にプレゼントしたBluetoothスピーカー。
今までのBOSEは別室に移し、キッチンにはこのDENON。音がBOSE より柔らかくて好き。

たまっている秋の食の話題はまた後日。