島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

8月の夏休み

2023年09月04日 | 日常
8月は島から出ない。
少し家でのんびりしたい…
ピアノもお休みしたい…

という、島での夏休み。
Nadalは仕事だし、兄ちゃんは日本だし、ユイさんはこのあとおばあちゃんと旅行だし、一人でのんびりする贅沢を満喫する予定な8月。

友人との飲み会&お泊まり会。暑くてランチは無理なので夜19:00集合をいくつかやりました。

これはワインテイスティング会。


どこのワインなのか分からなくします。一人20€出し合い、合計予算内でいつも行くワイン屋さんに4本選んでもらい、ユイさん一人でお店に入ってもらい受け取り。公平審査です。


もちろんサーバーもユイさん。彼女だけが知っている銘柄、産地、収穫年、そして値段。


真剣です!

色んなことを言い合いましたが、なんと収穫年は4本とも同じ。産地、葡萄でこんなにも違うのか、と勉強になりました。そのあとは飲み会。
翌日の朝、勝手に起き、勝手にコーヒーを飲み、プールに入り、ぶらっと帰っていく。緩い緩い夏の集まり。

さて、毎年恒例、孫と祖母旅行は今年も実行されました。いつもいる兄ちゃんがいないため、行き先を決めるのに時間がかかりましたが、双方これなら二人でも行かれる!と合意したのが、フィヨルドを見るクルージング一週間。
私もNadalも船旅行に全く興味がないので、ユイにも嬉しい旅になりました。なにより、灼熱のスペインから日中でも18度というノルウェーに行かれる喜び。
飛行機でハンブルクまで行き、そこから船。コペンハーゲンを経て北上。






フィヨルドを見ながら読書。これが最高に気持ちよかったらしいです。
おばあちゃんは、最後の数日、背中が痛くなり、島に帰ってきてからも1週間動けず、やはり歳には勝てないか、と思ったのですが、どうやら歳とは関係なく、道中、彼女のクレジットカードが機能しなくなりパニックになり、そのストレスからくる神経痛だったみたいです。よくあるんだな、これが…
おばあちゃん、たいして買うものないんだから落ち着いてよ、と孫は落ち着かせようとしたらしいのですが逆効果。
あーこれは何を言っても無駄、と早々に悟る孫娘はデッキでフィヨルドを見ながら読書をする。
クールすぎる14歳。

娘の不在だった一週間は日中はひたすら本を読み、夜はNadalと映画を見たり外食したり、と、それはそれでリラックスした時間になりました。子供達がどんどん手を離れていく感覚。といってもまだ実家にいるわけなので巣立ちは数年先なんだろうけれど。

島休み終盤は、パリから玲子とニノンの訪問。今回は正味4日間というショートステイだったのでアクティブに過ごしました。











玲子には2023年、期せずして3回会えた。嬉しいねえ。

そして9月。
Nadalとユイさんはあと一週間の夏休み。兄ちゃんは今週、大阪から東京に移ります。2ヶ月生活を共にした仲間と別れるのはかなり辛いらしく、そんな経験をさせてくれた大阪体育大学の剣道部に感謝です。
私は本番は10月からスタートなので焦らずウォーミングアップ。まだ読みたい本もあるので、のんびりモード続行です。


兄ちゃん出発

2023年07月31日 | 日常
兄ちゃんネタ続き。

ファッションショーから4日後、



剣道修行のため、大阪体育大学へ。
スペインナショナルチームの監督さんの紹介で受け入れてもらい、大学寮で同じ歳の学生さん達と剣道一色の夏を過ごす。
島でいくつかバイトをしてお金を貯め、円安万歳で出かけて行きました。

空港までお見送り。
ミュンヘン乗り換え、関空到着。
そこまでは心配していなかったのですが、関空から最寄駅まで行かれるのか、無事お迎えの人に会えるのか、連絡があるまでドキドキ。旅慣れている兄ちゃんですが、ヨーロッパ内と日本ではこちらの心配度が違います。

と。
「着いたよーいきなりミーティングがあって紹介されて学食で山盛りカレーライス食べて今友達の部屋にいるよー」

…きみはどこでも生きていける

監督さんからは時差ボケ、疲れもあるだろうから翌日の稽古は午後からでいいよ、と言われたらしいのですが

朝6:00に起き6:30に自転車で道場まで行き7:00からの朝練に行ってきたらしい。普段起こさなければ11時まで起きないので本人もびっくりしたらしく、

ママ、気合いだよ気合い!

と得意がっていましたが

兄ちゃん、それは単なる時差ボケ…

何はともあれすでに3週間経過。
毎日2回の稽古があり、対外試合があり、剣道部は全寮制なので友達がたくさんでき、毎日日本語を話し、時間があるときは大阪中心部までみんなで出かけ、粉物を食べまくり、焼肉だー寿司だーと楽しすぎるみたいです。外食だけだとお金が続かないので自炊もしているらしい。得意のパスタを作って喜ばれたらしいのですが

白ワインある?とか、ペコリーノは売ってないの?とかいう質問に寮生を驚かせたらしく

日本でペコリーノ買うんだったら外食の方が安いのであります

という事実にビックリするスペイン人。カルチャーショックも留学の醍醐味。

9月の半ばまで日本です。
兄ちゃんのいない夏。こちら、やることが多すぎてまだ寂しさはないのですが、家が静か、家が綺麗、と微笑む母であります。

ランチ会まとめ

2023年05月13日 | 日常

週末の食事会の予定はほぼ2ヶ月前から予定が組まれます。
振り返るとほぼ毎月同じメンバーでランチ会を開いてました。











このメンバーでは二月始めに味噌を一緒に作り









このメンバーでは今日まで3回ランチ会。毎回テーマが決まっていて誰がメインシェフかも当番制。












この時は我が家で。3月なのに半袖でした。





飽きもせず同じメンバーで今日はJaume宅で。



即席北京ダッグ調理台。かなり無理があって笑えた。

先週は日本人の友人達とお寿司。クオリティが高すぎて驚きのランチ会。





健康で美味しいものを食べることを第一に生きていますが

たまに体調も崩します。

先週は仕事中猛烈な吐き気に襲われ数分横になってみたもの、どうにも身動きとれず、トイレに駆け込み、そこから二日間ゾンビ状態。急性胃腸炎。
ちょうどイタリアからドナが泊まりに来ていて色々お世話してくれました。イタリアの母、ありがたや。

週がかわり、久々に日本から戻ってきたいずみさんとランチ。なんと11ヶ月ぶりの再会。
積もる話がありすぎて逆にいつものごとくどうでもいい話をしてしまうという…
なんと、パリから玲子もマヨルカにやってきました。会社のご褒美旅行。3時間ほどの自由時間ショッピングしてカフェに行って、と束の間だったけれど嬉しいサプライズ。
来週私達がパリに行くのでまた会うのだけれど。



50歳ラスト日。
この一年を振り返ると、まずは仕事が充実していた。疲れよりも満足度の方が優っていてついつい(といってはいけないか?)多めに仕事をしました。そういう年があってもよいのかな。
あとは、やはりよく笑ってよく食べた。これに勝るものはありません。
さて、明日からまた新しい数字の一年。欲張りすぎず緩やかに頑張れればいいかな、と思っています。








4月が終わる

2023年04月30日 | 日常
一年の三分の一が終わろうとしている四月三十日。
ただ、あっという間に、という感覚は今回はなく、色々やったなぁという達成感の四ヶ月でした。多分気候も関係がある。日が長くなり夏時間になり緑が濃くなり、と毎日時間を増やしてもらってる感覚。これが秋口だと焦りを感じるんだよね。

仕事で一山越え数日休息。また一山、そして休む、を繰り返し、春先には長い春休みもありました。ただ春休み後から一昨日までの続いたプロジェクトはさすがに長く感じ、嫌な予感がしたため、仕事の折り返し地点で一日のルーティンの見直し。仕事場が家から車で20分ということもあり、休憩時間は家に帰り頭をリセットしてからまた戻る、というふうにしてみた。家にいる時間は1時間くらいしかなかったのですが、iPadを閉じ携帯も切り、庭に出て植物の手入れをしたり猫の奇妙な行動に注目したりそしたらネズミを追っていた本を読んだり、1時間はあっという間です。でも仕事場近くでコーヒーを飲むより格段に頭をリセットできる。

音大の仕事も卒業試験、期末試験を来月に控え佳境です。毎年5月は日本の師走並みに忙しい。
こんな日々も一人なら別にたいしたことはないのですが。

子供達が私以上にスケジュールがタイト!
兄ちゃんは学校の課題提出に追われる日々に加え剣道で遠征が続き、ほんとに今週彼がどこへ行くのかうっかりすると忘れる。今はチューリッヒに行っています。



ナショナルチームのInstagram用写真。来月にヨーロッパ選手権を控えています。

ユイさんも毎月マドリッドにレッスンに通っていますか、マスタークラスもあったりで月2回行っている最近。

彼女の場合はまだ引率が必要なので彼女のスケジュールは同時に私のスケジュール。幸いかなり前から予定を組んでくれる先生なので慌てることはないのですが朝一の便で発ち最終便で帰ってくる。帰宅は日をまたいで午前1時くらい。なので翌日の午前中は二人ともゾンビ状態です。まだ慣れない。

春休みはまず始めに兄ちゃんが急性胃腸炎で三日間入院しました。忙しいやつだ…


生まれて初めての入院。病院食が不味い、と胃腸炎ということを把握していない青年。

春休みはどこへも行かなかったので地元でトレッキング、と思っていたのですが、兄ちゃんの体力回復まではそれどころではない。でも新学期直前、海辺トレッキング実行。






先ほどのインスタ写真もここで撮りました。


カメラマンはいつも私。を撮るNadal。

まだこのときは肌寒くトレッキングには最高だったのですが今はもう夏日。



泳ぐNadalを観察するユイさんとトラちゃん。






3週間くらいすべての花の開花が早い今年。バラもすでに咲いています。



私のピアノ部屋から見えていたミモザも今は乾燥し始め、そのドライフラワーが私の車を毎日真っ黄色に染めます。白い車なので色々駐車場を動かしてみるのですが効果なし。散り終わるまで黄色いFIATと思って諦める。

長くかかったリフォームも2月には終了。ナルが使うアトリエ、作業場。






こんな状態の時は少なく、机に布やら紙やら絵の具やらが散乱するカオスルームです。一度整理したら怒られ、彼が片付けるまでdon’t touch 令が引かれています。寝室も服があらゆるところに散乱し、これまた彼なりの法則があるらしくないに決まってると母は確信していますdon’t touch.
私の限界を試そうとしてるとしか思えません。

5月、忙しい月になりますが、お楽しみも沢山。マヨルカが一番綺麗な月です。








トレッキングと新年会

2023年01月08日 | 日常
暖冬のマヨルカでの年明け。
今年の花火は派手でした。昨年は霧で何も見えず、一昨年は自粛モード、久々のザ•大晦日でした。

我が家はいつもの焚き火から始まりゆっくり飲みながら





0時に向かい色んな食べ物が出てきて、葡萄を食べ、花火鑑賞という流れ。あっという間に2023年突入。



今年からお雑煮のお餅は兄ちゃんが担当。


Nadalをのぞく三人は明日1月9日まで冬休みなのですが、Nadalはカレンダー通り働くので1月2日はブーブーいいながら出勤。そして3日から今日まで冬休みをとっています。なんだ、そのルーティンは…
多くの同僚はクリスマスから大晦日まで休みをとるらしいのです。

新年トレッキング。


1月とは思えない青空。
男達は半袖。




前日多めに準備したメンチカツを揚げ、あとはおにぎりと卵焼き、大晦日の残りの葡萄、というお弁当。


道中、廃墟が突如現れます。Nadalはこういうの大好き。車が近くにあれば持って帰りそうな勢い。
よくこの人は色んなものを拾ってきて私に怒られます…







軽めの気持ち良いトレッキングでした。

新年会は毎回JulieとJossieと過ごします。今年は彼らのお宅でラクレット。

アルコールフリーのモヒートで乾杯。喜んだのはユイだけで、アルコールなしなんて…とブーイングが出てすぐにワインにチェンジ。


ワイワイガヤガヤ。



今回はナルがデザートを担当しました。



大好評、濃厚ティラミス。アマレットもよく効いてて花丸。


さて、また来週から忙しくなるので週末はキッチンでのんびり時間を過ごしました。

イカとソブラサダのArroz meloso(スープ多めのリゾットみたいなもの)



この時期しか入荷しないというゴルゴンゾーラの黒トリュフ入り




バンズから作り


セルフの我が家のハンバーガー。


今年も健康で美味しいものを沢山作り食べて過ごしましょう!

今年最後

2022年12月30日 | 日常
さてさて。
帰国のあとはワールドカップで盛り上がりローマへ五日間カルボナーラを食べ比べに行き、そのあとは曜日の感覚を忘れるほどのスケジュールになり全て終了したらクリスマス。直前に体を壊し食事会欠席、復活して今に至る。気づけば明日は大晦日。

楽しかったローマ紀行は年明けにでも。

何で締めくくればいいか。ここ一番の変化、でラストがいいと思うので、リフォームの話題。

私のバスルームをベッドルーム直結にする、という案を夏から温め、私が日本に行っている間に終えておくから、という、そんな話を信じるにはスペイン在住歴長すぎる。

でも帰国前に図面を引き終わり、全てのパーツ(蛇口やらシャワーやら照明やら全て!)を注文して、部屋と浴室を空にして出発したのです。
で、帰ってきたらもちろん半分も終わってなくて、自分のものがどこにあるのかもわからず、帰ってきたスーツケースをクローゼット代わりに使う日々を1ヶ月半おくり

クリスマス前にまだ完全にではないけれど使える状態のシャワールーム完成。

実はこのシャワールームのほか、一回の浴室、直結する大部屋のリフォームも並行して行われているので1月2日から再び工事現場と化す我が家ですが、とりあえずクリスマス休暇は静かな状態が10日間ほどあるわけです。いやはや、静かっていいわ。

Before 
この家に引っ越してきた時からずっと謎だったラブリーなタイル。これが嫌で嫌で仕方なかった。


タイル撤去


からのリフォーム開始。配管も全てチェンジ。バスタブを撤去して入口も配置換え。


そして出来たのがこちら。

コンセントの挿し口はブラックで注文しているのですがまだ届いていないのでとりあえず白で使えるようにしてもらっています。







そして階下は…


遺跡状態になってしまった後、クリスマス前までにはここまで進行。とにかく配管や、天井の梁や壁の強化や、そんなことでえらく時間がかかっていますが、大きな工事は終わったはず。


希望的観測。工事終了は一月末、かな。

こんなカオスな状態で年越しです。

また来年も緩り緩りと更新予定です。
引き続き宜しくお願いします!

帰国間近

2022年10月23日 | 日常
私は、といえばいつものバタバタな2ヶ月で先週今シーズン3つ目の本番が終わり、やっと頭を切り替えている最中。

来週から2年半ぶりの日本です!

いない間の補講レッスンもあったので休み返上でした。でも今期も室内楽クラスはやる気満々の生徒たちで仕事が楽しい。ありがたいことです。



9月にはフジコヘミングさんが島でコンサートをされました。90歳!
NHKの取材も入りました。
大盛況のコンサート。ほとんど耳が聴こえていないというのに、これほどまでに観客を魅了するのはなぜなんだろうか。
最後のカンパネラでは観客総立ちでの拍手喝采でした。
私は家族4人で拝聴しましたが、実際ユイが弾いたことのあるショパンのワルツ、ノクターン、エチュード、など、13歳のユイがどういう感想を持つかとても興味がありました。フジコさんのはテンポも遅く独特のフレージング。そしてミスも多い。10代の勉強中の子からすると、ツッコミどころ満載なはずなのですが

90歳であんなに自由に弾けるのがすごい

という感想で、ネガティブな感想ゼロ。
私が彼女の歳だったら多分ああだこうだ言ってそうです。

今週も三日間みっちり働いて、ユイのパスポート更新もして。
荷造りする時間はあるのか!というスケジュールですが、なんでもある日本。足りなかったら買えばよし、円安だし。

ロシア上空を飛べないのでいつもよりロングフライトです。PCR検査もなくなり問題なく入国できる…はず。コロコロ水際対策が変わるので少し不安ではありますが、ま、なんとかなるでしょう。

まだマドリッドにいますがこれから常夏のマヨルカに帰ります。やれやれ。


広がるレパートリー

2022年10月23日 | 日常
ユイさんの話。

5月にコンクールが終わり、当たり前ですがそこから今の先生の選曲でレッスンが行われています。まずは約一年のレパートリーリストをもらいました。そこから、来月はこれとこれを持ってきてと課題を出されます。月一でマドリッドなのでその間は私が週一でレッスンをします。
なので私も必死です。(弾いた事ない曲もたくさんあるので)

課題の内容もほんとにバラエティ。



譜読みしていった新しい曲をみっちりレッスンしてもらうと、来月はこれとこれ、とまた新しい曲に入ります。常に新しい曲なのか?と思いきや2ヶ月後くらいに、あの5月にやったショパンとスカルラッティ、来月持ってきて、と復習課題も出ます。なので、はい、この曲終わり、というのはおそらく来年までありません。

昨日は10月のレッスンで、新しい曲はチャイコフスキーの四季から二月、ハイドンのソナタ、復習課題はショパンのマズルカ二曲。
チャイコフスキーの四季からは一月、二月、有名な六月、そして十一月がリストに載っています。いずれ全曲弾くらしいのですが、今はこの四曲。
昨日レッスンを受けた二月には謝肉祭という副題がついています。
先生はロシアとスペインのハーフでモスクワ育ち。
ロシアのカーナバルって、ベネチアのとは全然違うんだよ。煌びやかではなく、何よりも大事なのは食べて飲む事。ここは強いお酒を飲んで酔っ払ってるシーンだよ。二月だよ。ほんとに寒いんだけどね。

なんて解説があります。なるほどーと聴講している私も勉強になりますね。

課題の出し方も、例えばショパンのマズルカ(私が初めて弾いたのはヨーロッパに来てからですが…)作品番号一つに3つから4つの曲が入るのですが、それ全てを勉強させます。
チャイコフスキーもいずれ全部。プロコフィエフの束の間の幻影もいずれ全部。みたいな出し方です。
さて、来月の新曲は?と思ったら

12月に今までやった曲でプログラム作ってハウスコンサートやろう、と言われました。
スカルラッティのソナタ3曲
ハイドンのソナタ
ショパンのマズルカから2曲
プロコフィエフの束の間の幻影から3曲

だから11月のレッスンは全部復習だね。

喜ぶべきなのか否か…

先生の奥さんもピアニストで小さなお弟子さんが沢山いるのですが、旦那さん、つまりユイの先生は弟子はユイ1人。あとは自分の演奏活動やコンクールの審査員。
ユイはこの先生のシステムが気に入っていて、レパートリーの広がりに喜びを感じています。毎週音階を弾いたりエチュードを持っていったり、もありません。
先生いわく、エチュードや音階をレパートリーとわけて勉強していくシステムには意味がない。
なのでテクニカルな注意は全て曲の中で教わります。ユイの場合、私もそうでしたが、身体が小さく細いので身体の使い方がメインの注意です。これは結構長いメンテナンスになるのですが将来感謝することになるんだろうな。



レッスンが終わると必ず美味しいものでリラックス、にしています。レッスンがハードなのでぐったりですが食べると元気になる。







食べながらいろんな話をしてまたリセット。そんな母娘のマドリッド滞在。






10月末なのにまだ夏

2022年10月23日 | 日常
10月末にさしかかっています。夏休み明けから忙しすぎました。マヨルカはまだ半袖。今いるマドリッドはダウンジャケット。どちらが異常気象?

まずは兄ちゃんの話題。




18歳になりました。成人。
選挙に行こう。行ってください。この国で選挙権のない私は切にそれを願います。

そして、念願だった服飾デザイン学校へ入学しました。
中学高校と、友達の話は沢山聞いたけれど、学校で何を習ったなどの話は聞いたことがない。こちらもあえて聞かない。でもずっとファッション関係の仕事がしたい、と言っていたので、毎日ほんとに楽しそうで、授業内容の話が尽きません。私はまったく裁縫ができないのですが、手縫い、ミシン実習の成果を見せられると素直に感心してしまいます。すごいわーそのうち裾上げとかしてもらおう。

もう一つの情熱を降り注ぐもの、剣道。
5月にフランクフルトであったヨーロッパ選手権から招待を受け9月にはジュネーブに遠征。
ヨーロッパでも物価高のジュネーブ。スペインチームは野宿でもおかしくない。でも心優しい主催者は各国にリーズナブルな宿泊施設リストを送ってくれました。スイス人のリーズナブルってどんな?

得意気に兄ちゃん。
スペインチームは一泊20€朝食込みを確保したよ!

そんなのスペインにもない。人間の寝泊まりするところなのか?

送られて来た写真



収容所か!

学生寮だったらしいです。




サヨナラパーティーは



ZARAで調達したシャツを来て参加。だいたいどこの大会から帰って来てもしばらく電話、メッセージが絶えません。友達の輪が広がっていいねーと言ったら、

これ、全部女の子なんだよ。結構大変だよ。

きみは剣道で何をしているのだ…
ま、青春謳歌でよろしいね。

そしてスペインリーグ戦が始まりました。ここでの成績が来年フランスのリヨンで行われるヨーロッパ選手権の選抜チームの決め手になります。初めての成人の部。
ここまで15試合が行われ、驚くことに兄ちゃん第一位。1月に最終選考があり、そこで強豪選手と対戦があるので、今のうちに上位にいないといけないんだ、とは聞いていたのですが。
好きなことはとことん極める。夢を持って好きな事に邁進できるのは本当に幸せな事ですね。





NinonとYuiのThe夏休み

2022年08月31日 | 日常


大混雑の空港にお出迎え。パリから単身でやってきたニノン。



荷解きして速攻プール。



韓国ドラマに夢中な3人。実は私も…



人見知りなトラもニノンを覚えていたのか初日からすり寄る。



またパリからいろんなお土産が届きました。マカロン争奪戦。すべて半分に切って話し合いの元食べてよし、な我が家。ニノンも我が家のルールに参加。平和なパリからサバイバルなマヨルカ生活へ。



月の最後の木曜日に大幅値下げをするアウトレットへ。
ニノンとナルはショッピングがとにかく好き。



お兄ちゃんのジーンズを借りて新調したconverseに大満足。

海には一日Nadalとユイと3人で。

少し遠出しよう!と行った日は進行方向どんどん空が暗くなってきて挙げ句の果てにはドンドン!と雷が落ちまくる。



それでも、あー海だーと嬉しそう。



大雨で人のいない村に到着し



13:00にご飯を食べる。観光客みたい。



翌日は快晴。朝早めに、混む前のヴァルデモッサへ。









少し怠そうなユイが気にかかる。夕方くらいから寒い…といいだし、翌日は発熱。天気もよく海日和だったのだけれどニノンにはお留守番してもらって病院へ。夏風邪であります。





午後はこの二人とポイエンサへ散歩、そして再びショッピング。





翌日にはすっかり元気になりました。やれやれ。



またいつものごとく、今日は何を食べるの?と聞かれる日々。完全に肉食なニノンさん、私もここ最近では珍しく連日肉を食べました。暑い時は肉、かな。



メロンのガスパチョ



牛肉のカルパッチョ



タラのカルパッチョ





茄子、牛挽、ほうれん草のラザニア


牛スネのスープにパスタの詰め物。イタリア風にパルメザンをかけて。





ゆかちゃんケーキも!



一日はナルがブリートを作ってくれたり。



サーモン好きのニノンさん。サーモン丼、サーモンのにぎり、鮭のおにぎり、ほんとに大好き。



働かざる者食うべからず



洗濯物も畳んでくれて大助かり。韓国ドラマ見てますが。



女3人で韓国語も始めてみました。2年後韓国旅行しましょう!とモチベーション高し。




あっという間の1週間。盛りだくさんでした!ニノンは明日から学校。中学最終学年。頑張れ!

さて、我が家は明日から各自やること盛りだくさん。ユイは早速今日から譜読み。私は卒論を読まなければいけないし、ナルは免許の勉強みたいです。9月です!