島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

五月なのに真夏日

2022年05月23日 | 日常
先週からぐんぐん気温上昇。Yahooの気温表示は昨日はなんと36度!
本土は外に出られないくらい暑かったとか。

木曜日から泳いでいます。信じられない。たいていプールに私が入り出すのは6月半ば。
この春、プールサイドのゴムの木の根っこがプールの配管を圧迫し大掛かりなプール工事をしました。見た目何も変わらなくてお金だけ飛んでいった感ありまくりですが、放置しておくとプール自体が壊れて大変になるらしく、必然工事。
早い時期からプールに入って元を取れということなのか…元を取る、の意味が違う気もしますが。



食べ頃の枇杷の収穫。



最後の金柑収穫。シロップ漬けにしました。紫蘇もこの暑さで育ちまくりです。




暑さ凌ぎの場を確保したとらちゃん。

この暑さ、明日までみたいです。一時的な暑さならまだ耐えられる、かな。




穏やかな幕開け

2022年05月18日 | 日常
今年50歳。
絶対パーティーやるよね、といわれ続けやる気にもなり漠然とプランを考え出したのは数ヶ月前。

なんだか面倒になってきた…
この一年で一番忙しい5月に一日パーティーに費やし、いや、準備をするから前日も大変だし、翌日は疲れて何もできない。

普通に、穏やかに、平和に50を迎えよう。
もう最近、何が「普通」なのかもよく分からない日々なので、家族四人でいられればそれが一番なんじゃないかしら。
という私の結論。





前日の夜は四人で立ち飲み屋へ。よく行く場所で私達はカウンターで立って飲み食い。もちろんテーブル席もあります。




スタートが早いのでまだ明るい。



散歩した後のお気に入りのアイス屋さん。

誕生日はゆかちゃんケーキを取りにナダールが出かけ、Amazonからドリップコーヒーツールが届き、四人で暑い中ラクレット。



ラズベリーとチョコレートのムース。いつもながら絶品。



ロウソクの立て方の意味が分からず爆笑中の50歳。こんな立て方ありますか??

夜は夫婦でこれまたお気に入りのビストロへ。




健康第一。
あとは丁寧な暮らしを心がける。
50代の先輩方が全員「Bienvenida al club!」(クラブへようこそ!)というので、どうやら50代には秘密のクラブ活動があるらしい。そしてみんな楽しそうなので私も見習って入れてもらおうと思っています。
楽しみ!







エストレマドゥーラ プチ観光

2022年05月13日 | 旅行
目的はコンクール。でも自由時間はありました。
コンクールのあったドンベニートはエストレマドゥーラ州にあり、ここはイベリコ豚の産地。高速道路沿いにあった木はアンダルシアがオリーブだったのと異なり、ドングリの木が多い。ドングリの実を食べる豚さんのハムがべリョータ(ドングリという意味)最高級生ハムです。

どこで食べても美味しい。






こちら、メデリンという村。南アメリカを征服したエルナン•コルテスの生地。
小さな村ですが

村の中心には銅像。ここに生家があったそうです。





そしてコウノトリ!こんなに集中してある巣を初めて見ました。飛ぶ姿もエレガント。



予選前。まだ余裕ありのユイさん。



ローマ人の築いた橋。

翌日の本選の後は車で45分のメリダへ。
メリダといえば遺跡巡りです。



水道橋



またまた水道橋



古代ローマ競技場。






円形闘技場





こちら、お腹を空かせたライオン達の待機場。
グラディエーターを想像しながら歩きました。





圧巻の劇場。今でもコンサート会場として機能しているらしいです。
近くに寄ってみると全て大理石なのが分かります。
紀元前の建築達に感動。



これはメリダのバーで食べた鱈料理。ポルトガルと近いので、使う食材が似ています。ほんとに美味しいおつまみでした。



これはコンクール会場近くにあって三日間通ったレストランの一皿。





何食べても安くて美味しい。

帰りもセビリアから飛行機でしたがその前に立ち寄った村、サフラ。





ここは白壁の村。



ここで生ハムの真空パックを買いました。どうせすぐに食べちゃう、ということで100g入りを10パック、1kg持ち帰り!
もちろん、ドングリくん達です。



ぶらぶら歩いて入ったレストランのメニュー。安い!そして美味しかった…

このエストレマドゥーラでの発見はワイン。土地のワインください、というと出てくるワインのクオリティが高い。あまり普段飲まないワインだったので新鮮でした。
そしてナダールは12本赤ワインを自宅に送る…







道中止まった小麦畑。本土は広い。

交通の便はあまりよくないエストレマドゥーラですが、時間の関係で行かれなかったカセレスがまだ残っているので再訪予定です。
























コンクール記

2022年05月08日 | 旅行
セビリアへまずは飛び一泊。
翌日レンタカーでDon Benitoという所で開催されるピアノコンクールへ行ってきました。

ここに行くまで、まずは録音審査がYouTube でありました。14歳までの部、18歳までの部、25歳まで、と3つのカテゴリーがあり、各カテゴリー16人という予選スタートです。

着いた日から会場近くの音楽学校の練習室が使えるようになっていたので行ってみると…

聴こえてくる曲はほとんど高校、大学レベルの曲。お兄さん、お姉さん、すごいねーなんていいながら指鳴らしするユイさん。

が。
コンクール当日判明したのですが、その時聴こえてきた曲を演奏したのはユイと同じカテゴリー。ユイは今回も最年少。イメージしていたコンクールと違う…

このコンクール、分数制限はありますが、選曲は自由。
というわけで、予選でプロコフィエフの3番、7番!、ショパンのバラード、スケルツォなどが当たり前に聴こえてきたわけです。

嘘でしょ…何歳なの貴方たち…
というのが正直な感想。

そんな中ユイさん、ど緊張の末、バルトークのルーマニア舞曲とドビュッシーのアラベスクを弾き終わり



予選を弾き終わりました。これが予備予選通過者。ここから8人のファイナリストが選ばれます。




ありました!ファイナリスト。
よくあのモンスター達に並んで通過したなぁと思いましたが、やはり用意してきた曲を全部弾けるというのは嬉しいものです。




翌日本選。オールショパンプログラムで望みました。のびのびした演奏でこちらもリラックスして聴けました。



結果はやはり16歳勢が受賞。



これが全カテゴリーのファイナリストたち。みんな素晴らしい演奏でした。どうしてそんな難解な曲をその歳で弾くのか、という疑問は残りましたが、それもコンクール。
ユイにもいい刺激になったはず。

自由時間もあったので観光もでき有意義な5日間でした。その記事はまた後日。

帰ってきてから早速新しいレパートリーの譜読みと睨めっこなユイさん。勉強は続きます。