島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

リフォーム day 4-5

2017年06月30日 | 日常


四日目。壁の中に電線を埋め込む作業。



家の中はうるさいし
テラスは埃まみれだし

なにをする気にもなれず





サンドイッチ作り。

夜は剣道ママ友と食事に行って来ました。



夜20:00から1:00まで話通し。
オーナーのイタリア人も唖然。

五日目の今日、タイルが貼れるかと思いきや、まだ埋め込み工事が続くといわれ、がっくり。早くこの銀世界から解放されたいのだー

が、お楽しみがあったので銀世界と銀世界掃除は頭から追っ払い、パルマへ。

昨日から、あっこちゃんとご両親がマヨルカに来ているのです。デイア村のホテルに滞在しながら島観光。
祝70歳のあっこちゃんからのプレゼント旅行です。できた娘だ!



祥子さんと、としあきさん、あっこちゃんからしょっちゅう話を聞いているのですが、リアル祥子さん、リアルとしあきさんの会話はかなりチグハグで面白い。絶妙のバランスです。
あとは、あっこちゃんの妹のさっちゃんが加われば、岡部家大集合です。不思議で幸せなお付き合いです。
日本にいるさっちゃん、待ってるよー

そして



帰宅すると再び銀世界…
これで削り作業は終わったらしいので、これから埃撤去です。
週末は工事もお休み。久々に騒音なしの朝を迎えます。

リフォーム day3

2017年06月29日 | 日常
朝9:00.



家具を積んだトラック到着。

が、敷地内まで入れず、敷地外から台車に家具を乗せえっちらおっちら。



調理台。



家具。

予定通りにホッとしていたのもつかの間、兄ちゃんが敷居につまづき激しく転倒。

歩けない…

といわれ、救急へ。

この時期の救急は観光客らしき人も多く、待ち時間が普段の5倍くらい。

指の骨折があるかレントゲンを撮り、幸い骨には異常なし。
しっかりテーピングで数日安静に、です。
来週から子供達は旅行に行くのであわやキャンセル?と焦りましたが、問題なく行かれるそうです。



そして帰宅すると、

そこらじゅう埃だらけ。

壁に電線を埋め込む、床下も少し削る、など、一番埃がたつ作業が二日間ほど続くので

かなりのストレスですが仕方ない。

まず窓が開けられない。
テラスが真っ白。
カバーをつけたのにも関わらず、細かい埃たちは容赦ない。

というわけで、使う部分だけ掃除、の午後。

掃除してもまた汚れるからあまり意味はないのですが。

リフォーム3-day2

2017年06月28日 | 日常
リフォーム二日目。

前日、キッチン台を置く側の壁について提案されたことがあり。
壁を新たに作り直す、その代わり10cmくらい部屋幅が狭まる。

10cmとは



この幅。
問題ありません。
これで、蟻も入ってこれないはず

というわけで、二日目は壁作り。





そして、またまた新たな問題、が、予想されていた問題発生。



水道管が床下を通っていることは分かっていたのですが、床のど真ん中を通っているらしく、配管工事するには床を全部立ち上げて作り直さないといけなく、

3000€ほどの上乗せ。

さて…

はて…

色々検討した結果

床を立ち上げずに今の配管を利用しての工事にする。
そもそも、床を立ち上げる計画はもともとあったのですが、それは一階リフォームという、また別のリフォーム計画で、今年じゃないのです。
キッチンだけ床を変えても仕方ない。

古い家だから色々出て来ます。

さて、話は違うのですが、昨日が成績表をもらう日で子供達と学校に行って来ました。
ユイはあっさり終わり、中学の校舎へ。

なるのクラスだけ長蛇の列…

というのも、ナルの担任が学年主任なため、再々追試、留年決定者は、ナルのクラスに入り新たなインフォメーションをもらわなければいけないそうなのです。

仲良しお馬鹿軍団男子、もうそれを見てるだけで、ど緊張!
トイレ…とか去っていく子もいて、

親同士、いまさら緊張されてもねー
と嘆く。

ナルは学期末試験で三教科不合格、追試を受けていたのですが、

追試から帰って来た兄ちゃんは、ご機嫌大満足、絶対大丈夫!と夏休みはいただいたぜ、なんて言っていたのに

この場に及び

「ママ、カタランは再々追試かもしれない、そんな感じがする」

と言い出す。

「そんな感じがいつからしてるわけー?」
と聞くと

「今から」

ま、得てして、結果発表待ちってそんなもんよ、
と相手にはせず、

ならよかったのに、ユイと二人で、根拠なしのドキドキ。ありえん。

結果。

無事合格。
無事中二進級。

ナルの後ろに並んでた大の仲良しホアンも無事クリア。二人でハグして成績表を見せ合う場面もあり

そんな低レベルな見せっこしてもなぁ…と思ってたら

学年トップ(これまた幼稚園からのお仲間の大の仲良し)君に遭遇し、彼がオール教科満点、学年最優秀賞というのがあるのを昨日初めて知った私もすごいかも…をとったことを知り、

「カルロス、君はすごいなーほんとにすごい!」

と祝福したまでは微笑ましかったものの

「僕全教科合格したんだよ!」

と成績表をカルロスくんに見せる
見せるな!

そしてカルロスに
「ナル、やったなー、ほんとに頑張ったなー」

と言ってもらい、またハグ…

きみは幸せな人生をおくるでしょう。



キッチンリフォーム2-day1

2017年06月26日 | 日常
日曜日にキッチン解体準備やっと完了。





恐れる埃対策も万全絶対、はないが、限りなく少なく、は可能

そして迎えた月曜日。
職人さんが来るまでは出勤しない、というナダール。
8:00開始の予定に合わせ、早めに朝食を済ませ、

待つ。

待つ。

ナダールさん、電話したほうがいいのではないでしょうか。

あと15分は待つ、というスペイン人旦那を見ながら、これがよく聞く南欧リフォーム事情なのではなかろうか…

と思っていた矢先

来た!ついに来た。
たった20分遅れ!
南欧としては、優秀賞!
なのか?

さて、壁の取り壊しが始まり、普通に会話が出来ない騒音のため

ナダールは職場へ

私たちは



早朝ビーチ。

そして



小鮫に遭遇!!!!!
危なくない、といわれ、普通に泳ぎましたがビックリしました。

で、帰宅したら







うちはやはり遺跡だったのだ…

壊して新たな問題数点発生、ですが、明日は職人さん作業続行プラス配管工事が加わります。一番の難関、です。



テラスも工事の埃が舞うので急遽模様替え。





テラス生活も期間限定なら、なかなか楽しいです。

続けるゴルフ

2017年06月25日 | 日常
12歳の誕生日にゴルフパットをスペインじいちゃんにプレゼントしてもらって、それから毎週日曜日、二人でゴルフレッスンに通っていました。

一人になってもやりたい、というので続行決定。

今日も暑い中レッスンへ。



相変わらず黒山羊が横切るゴルフ場。





スペインじいちゃんのお気に入りだったキャップを被りパットの練習に励む。

今日はバンカーショットの練習だそうで、先生とバギーで遠方へ。



ナルの強い要望で秋からナダールもゴルフを始めるそうです。

孫がちゃんとレッスンを続けていること、見ててくれるかな。

初聖体出席

2017年06月25日 | 日常
カトリックの大事な儀式、初聖体は基本的に満10歳で行いますが、姉妹、兄弟一度にやってしまう家族も多く、今回もその例。

ユイの初めての参席。

とはいえ、カトリック校に通っているため、意味をよくわかっているところがすごい。

ユイのクラスメイトが朝から我が家に遊びに来ていて一緒に遊んでいたのですが、出発前の着替え時、

えっ…そんなにドレスアップするの?

と思わず聞いてしまったほど、友人ソフィアは美しいドレスにお着替えに。

まぁ、これには理由があってソフィアのお兄ちゃんの初聖体のために着たドレスを一度しか着ていないので、汚していいから着てくれ、とママに言われたらしい。気持ちはわかります。

ユイは、どうせ汗かく、どうせ汚す、と、コンサート用ではないワンピースを選び出席。実用的な娘だ…



が、並ぶと、お嬢様とその付き添い、みたいです。



こちらが主役姉妹。妹がユイのクラスメイト。

教会前まで付き添って、ショートパンツの私は速攻退散。
頭に羽根つき帽子をお被りになってるおばあさまとかがいらしてビックリビックリ。
ああいうのはロイヤルファミリーだけが被るものかと思ってました。





こんな感じ、だったそうです。
結婚式、いやそれ以上。
いやいや、お疲れ様です。

ガールズ二人、我が家に帰宅後、今度はソフィアの家に泊まりに行く、と、荷物をまとめ消えて行きました。

夏休み、いいねえ。

キッチンリフォーム-1

2017年06月24日 | 日常
いよいよ来週の月曜からリフォーム開始。

…にあたり、キッチン解体中。





キッチンはテラスに移し、即席キッチンを外に作りました。





まあ、これはこれで楽しいかも

外が暑すぎる時のために一応リビングにも食卓を。



まだまだやる事山積みです。
ストレスにならないように、適当に外食も加える予定。

8歳

2017年06月23日 | 日常
慌ただしくユイの誕生日を迎えました。
朝しか四人揃わない、ということで、登校前にお祝い。





なぜ真ん中にろうそくを置かないのか謎だったけれどもちろんナダールがやりましたこう見るとろうそくを消しやすく、の配慮なのか?
バランスが悪すぎて叱言を言おうかと思ったのですが朝だったのでノーコメント。

前週末には仲良しちゃんたちが遊びに来て一日中遊んでお泊まり。





しばらく一緒に遊んでいた兄ちゃん、が、やはり



自分の世界へ…そりゃそうだ。
こうやって新しい音楽検索して、お気に入りの曲は保存、車内でかけてくれます。私にはとても覚えられないアーティストの名前を一発で覚え、メロディも口ずさむ。

な、なぜ学校の教科に活かせないのだー!

今日から長い長い夏休みのスタート。
海にでも行きたいところですが、月曜日から始まるキッチンリフォームのため、キッチン移動中。

誕生日旅行

2017年06月20日 | 旅行
今年のユイの8歳の誕生日プレゼント。
私に頼んできたのは

「今度ママがドイツに行く時、一緒に連れて行って」

でした。

何回かストラスブールに行かなくてはいけなくて、その度にフライブルクのディアシュタイン家に寄ってきていることを知っているユイが「ずるい…」と言ってきたわけです。

今回は5/31-6/5の滞在。前半、私がストラスブールにいる間も、ユイだけフライブルクに残り、誕生日プレゼントを満喫したようです。

ストラスブールにいる間、私は運良くオペラのゲネプロのチケットをいただき、演目も大好きなパリアッチとカバレリア。





演出も歌手も素晴らしく、贅沢な時間を過ごしました。

フライブルクに戻る(という言い方がだんだん普通になってきている…)と、あきこさんが



旬の白アスパラと新ジャガを用意してくれました。
このドイツの初夏の代表食、白アスパラは、収穫最終日、というのが決まっていて、6/23をもって終了。それ以降は絶対売ってはいけないそうです。なんとなくドイツっぽい。
でも、この時期しか食べられない!というものは得てして美味しく有難いですね。



街に行ってこれから使うユイの楽譜をどっさり買いました。ナダールからの誕生日プレゼントは手作りの楽譜棚。
同じ楽譜でも、書き込みがあるため母娘別々の楽譜にしなくてはいけなく、すでに私の棚にスペースがないため、新しい棚が必要になります。



あきこおばちゃんからは、バッハの平均律第1巻をコンクール入賞のお祝いでいただきました。まだ使うのは先ですが、これは一生使う楽譜だよ、といわれ、「一生使う楽譜ってどういう意味??」と疑問をもつユイ。ま、そのうち分かります。



ワイン畑をぬってケーキを食べに行ったり



おばちゃん二人は山の上のレストランにディナーに行ったり




母娘で初夏のドイツを満喫しました。





ママ、次はスキーしに行きたい、とすでに次の計画にワクワクしている、あと数日で8歳のユイさんでした。

あれから三週間

2017年06月13日 | 日常
今日でちょうど三週間。

あの日もこのくらいの時間でした。
11:00.
仕事中で12:00からは学期末テストを控えているところで、ナダールから連絡を受けました。

パパが亡くなった。

なにかの間違いなのか、聞き間違いなのか。
でもナダールの声が事実だということを物語っていました。

心臓発作。

前日は大好きなゴルフをして、自宅で泳いで、いつものようにパートナーのドナと夕食をとり、明日はゆっくり寝てたいから、起こさないで、とベットに入り、そのまま目を覚ましませんでした。
きっと本人も死んでしまったことに気づいてない。



この写真は亡くなる3日前。こういうレトロな車でも買おうかなあ、なんていって友人と遊んでいたそうです。
友人が送ってくれました。

お通夜では、私の知らない義父の友人が続々と集まり、驚きと悲しみの中、思い出話に花が咲きました。思い出話といったって、つい前日の人もいたりで、それは辛い時間だったけれど、話を聞けたのはよかった。

ちょうどユイのコンクール受賞の話題で前の週に盛り上がっていたそうで、友人たちもまるで自分の孫のように、その場にいたユイを祝福してくれました。
そういえば、義父のベットサイドにユイが載った新聞が置いてありました。

友人たちは、ワイン仲間、ゴルフ仲間など、リタイアしてからよく集まっていた人達。
彼らが、私を見て

「あーきみが自慢の嫁さんかあ」

と言ってきたのには正直驚きました。
可愛がってもらったけれど、私と義父は面と向かってよく衝突したから。
でも言いたいことを顔を見ていうので、後味は悪くなく、必ずそのあといいワインを開けてくれました。
まあ飲めや、みたいな感じで。

1995年、ナダールとドイツで知り合って、夏休みをマヨルカで過ごすことになり、空港に息子の彼女を迎えに来てくれたのが出会いでした。
こちらでは彼や彼女の両親も名前で呼びますが、日本を離れてまだ日が浅かった私は、なんとお呼びしていいのかわからない。おまけに自分の彼と同じ名前。
なので、息子たちと同じく「パパ」と呼ばせてもらいました。

ヘンテコリンなアジア人にいきなりパパと呼ばれて、どう思ったんだろう。
でもそれからずっとパパ、と呼び続けることになりました。

サングラスをかけて、大きなVOLVOに乗り、なんだか異次元なところに来ちゃったなぁ、と思った事を昨日のことのように思い出します。

享年70歳。
健康面になにも問題なく、もっともっとリタイアライフを満喫したかっただろうパパ。
3週間経って、悲しみは癒えて来ているけれど、寂しさは増すばかりです。

今、会いたいね、とナダールとよく話します。
ナダールはパパっ子なので、相当参っているけれど、日々やることはあるし、こうやって時間が過ぎていく。

昨日、パパの自宅の庭師に指示を出しに行ったナダール。
庭師さんに「指示の仕方が親父さんにそっくりだ」と言われたそうです。
姿はなくなっても、どこかで繋がっている感じで、ナダールが笑いながら話してくれました。

時間と共に忘れることと、時間と共に浮き彫りになることの両方が、残されたものが味わう近親者の死、なのかもしれません。