ごったごたが続いた9月。
経費削減やら授業数増加などの影響で島の外から来ていた先生たちが続々と去って行き、それに伴うように生徒も去り、そして誰もいなくなった....
というわけではないけれど、前年度より70人も生徒が少なくなり
先生、とくに伴奏職(わたしもここに入る)が余っている状態。
なのに前年より授業数を1時間増やせといわれ18時間の授業数が19時間になり、学校には準備時間を含む26時間「いろ」といわれる。
そんな阿保な話があるか!
準備ってなんじゃ?
私の準備はピアノを弾くことだけれど、それもカウントされるなら週26時間じゃ済まん。家で弾いてる時間はカウントされないのか?
されない、といわれる。
そして9月からコンセルヴァトリオに着いた時間、出る時間を記入せよ、と「口頭」でディレクターからいわれ(書類通達というシステムを知らんのか?)ゆくゆくは指紋チェックになる、とほぼ脅迫。
新学期は9月24日からなのに先生だけが9月頭から週26時間学校にいる、という、ザ・スペイン!状態。
10月に本番があるのでその準備を家ではなく、
生徒のいない学校でさらう、という奇妙な数週間。
先生が余っていると聞き、まずカット対象になるのはカタラン取得を達成できなかった私らだろうなと思っていたらそれはないという。
しかも口頭。(信用ならん)
で、うちのサックス科はバリバリ健在。去った生徒ゼロ。引き続き担当になった打楽器もサックスアンサンブルも続行なので私は提示された19時間をなんの問題もなくクリア。
おまけに今年はスイスから留学生がやってきていて昨年より忙しい。
というわけで、なんだ、何にも変わらんじゃないか、と思っていたら
12時間にも授業数が満たない伴奏者たちから、生徒を回してくれ、といわれてびーーーーーーっくり。
スペイン人だけじゃないのよこの発想。恐るべし同業者たち。
もちろん、いままで孤独に(??)マイナーレパートリーを広げてきた私は、そんな甘い話があってたまるか!と笑顔で拒否。サックス科の教授のロドリーゴ、生徒も立ち上がってえらい騒ぎになりましたが、どういう形かわからんが一件落着。
9月、まさか26時間まじめに学校にいっていたわけではないのでその分減給されるのか?と思ったらいつも通りの給料が振り込まれ、全くもって意味不明。
世界中で報道されているスペインのなあなあ政治、経済崩壊ですが、国レヴェルにしなくてもあちこちでハチャメチャ経営、統一感ゼロ社会が見れるよ。
いったいなにをしたいのか、白黒はっきりいえる上に立つ人、ま、主に政治家ですか..がいないんでしょうか。
いやいや、先行き危うし。
学校外での仕事が今年度も引き続きあることが救いかな。
じゃないと気が狂う。
そんなこんなしている間、ナルが8歳になりました。
プレゼントはダーツ。
子供用なので針じゃないけれど十分楽しめます。
週末はデザートの数をかけて真剣勝負。
勝者は意外にも息子....
わたしもNadalも結構得意なんだけれど....
10月は正式通知がこないかぎりサインはせず19時間勤務に徹する予定。もう島の外の仕事の予定を組んじゃったし26時間も学校にいる必要なし!
っていうか、26時間勤務ということはこのコンセルヴァトリオ以外の仕事はするな、骨を埋めよ、ということと等しく
そんなアホな!!!!