島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

週末作り置き

2012年10月29日 | Food
毎日曜、家にいる限り、5時からは作り置きタイム。

定番カレーだったり、大量の野菜を短時間で調理出来るように蒸したり..

毎回Le Creusetをフル活用。

昨日もこんなふうに



キノコの炊き込み御飯



牛テールの煮込み



これはムルシアのたまき邸でご馳走になったものの再現。

プルーン、シナモン、グローブ(これは自己流)、ローリエ、そして



ニョラスという乾燥パプリカを赤ワインと一緒にコトコト煮込む。

時間を置いたほうがいいというので食卓に上るのは明日の昼。
サフランライスと一緒に食べる予定。

仕事から帰ってきて、食事ができている。自分で作っても幸せを感じるね~

38記念日

2012年10月28日 | 日常
今日から冬時間になり、今日からナダールが38歳になり、今日、結が人生初の宿題をやり...という10月最後の日曜日。



初の宿題はイエス・キリストにハートの絵を書いて、あなたはなににハートを感じるか絵を書いてみましょう、というもの。
彼女はパパ、ママ、ナルの絵を描いてたよ。

さて、去年大成功したバースデーディナー。今年も1週間ほど前からグルメ友達、ネットを酷使してレストラン探し。
この不況で、調べて電話をかけたらオーナーが変わっていた、閉まっていたというのが二軒。
と思えば「来月の末まで予約いっぱい」が一軒。
極端だよね。

で、今年のバースデーレストランに輝いたのはこちら。



Miti Di Palma イタリアン。
8時半に予約をいれたのだがお客は二組のみ。が、10時過ぎからほぼ満入りに。シェフも大変だ。

今年のワインはトスカーナ産。



野菜ポタージュ



アンティパスト
野菜と海老の煮込み



アンティパスト
ニョッキのソテー、トリュフソース



ニョッキをソテーすると別物になることを知りました。
普通茹でるものね。

メイン
スズキのソテー&オリーブのパテ



メイン
子牛のソテー、なんちゃらソース&パルメジャーノ



デザートはお腹いっぱいにつき断念。
でも大満足してもらえて今年も大成功。
本当に美味しかったのでシェフに挨拶して帰ってきました。



家では前日焼いたバースデーケーキで家族でお祝い。

願い事をして



フー(83歳ではない)





本人は前々日にiPadを自分で自分にプレゼント。
どうやら私のiPadライフが羨ましくなったらしい。大変ご満悦です。

いい38になるといいね。

ムルシア旅行

2012年10月26日 | 旅行
先週の金曜日から二泊三日でムルシアへ越した友人たまきを、マヨルカのいずみさんと一緒に訪ねてきました。
初ムルシア。
マヨルカからは飛行機で40分くらい。

行く直前、お腹のウイルスにやられ、
3日ほどろくなものを食べていない私と、仕事の締め切りに追われ徹夜続きのいずみさんとのヘロヘロ旅行。

が、やはり3人集まるとテンションが上がる!

彼らのムルシアでの新居は街のど真ん中、市場の真ん前。
さっそくこの市場にあるバーで新鮮な魚介にありつきます。







これ、中とろのステーキ。信じられない旨さ。

ドイツなどで食べる真っ赤なスペイン産トマトはこのムルシアのトマト。
ヨーロッパの台所とよばれるらしい。
とにかく畑が多く、市場に行ってもすべてが安い。



こちら、マヨルカではみたことのないお米をうすーくひいたお米料理(パエリア、というとペドロに怒られる....)



お初cañeillas



Coquinas



すり身で作ったサラダ



そしてムルシア旅行の目的は、たまきに会うのとこれを食べに行った、と言い切っても過言ではない、仔羊の脳みそ入りパイ。

おなかが絶好調だったらもっと量が食べれたのに....でも予想通りの濃厚な味に感激。パイのパリパリ感も完璧。

しかしムルシア人の胃袋ってどうなってんの????
歩いている子供達もマヨルカより肥満児率が高いような。

という私たちも食べていただけではもちろんありません。
巧みに代わりばんこで昼寝をし、夜遅くまで語り明かしました。
話は尽きない。



こちら、ムルシアのカテドラル。
旧市街も雰囲気たっぷりで予想を遥かに上回る素敵な街。



ムルシアから車で40分ほどの港町カルタヘナ。
後ろに写るのは世界初の潜水艦。
潜水艦ってスペイン人が発明したんだって。
当時(1860年ごろ)のスペイン人は優秀だったのね。

次回再会が遠くないことを願って帰宅。
つかの間の小旅行、嬉しい再会でした。

帰路

2012年10月12日 | ひとりごと


朝8時、子供達もNadalも出かけたあと台所の流し場から見る毎日のこの風景が、もう秋だと実感させてくれる...はず

なのに

暑いのなんのって。

ピアノを1時間も弾くと背中から汗がどっぷり。

どうやら今週末天気が荒れて気温もぐっと下がるといわれてるけれど、日本同様、今年の夏は長かった。

12月の帰国があと1ヶ月半後。
帰ったらどこに行こうかネット検索するのがもっぱらの楽しみ。
結は「トトロ」と「パンダ」と「ミッキー」に会いたいそうです。
分かりやすくてよろしい。
吉祥寺、上野、浦安ですね。

ナルくんは....

学校の方、しっかりやらないと連れていかないぞと日々言われているので、まだテスト期間。

フライトを手配したのは7月。
少々高くなっても、帰路、つまり成田からマヨルカに着くまで1回乗り換えで帰って来られることを条件に友達の旅行会社に頼んで手配してもらいました。

帰路のフライト予定は

成田👉パリ(シャルル・ド・ゴール)
ここで空港バスに乗りパリ(オルリー)へ向かいマヨルカへ。
荷物は成田からマヨルカまでスルー。おまけに値段もリーズナブル。

これだったら私一人でも大丈夫、と思っていたのに

昨日、その友人から

「優子、バッドニュース」

オルリーからマヨルカの便が欠航になったよ。

言われたフライトは

成田👉パリ(シャルル・ド・ゴール)👉バルセロナ👉マヨルカ

嫌だー嫌だー嫌だーーーーー!!!!!

バルセロナ乗り換えだけは勘弁!だったのに。

子連れの二階乗り換えは地獄です。親子共々グッタリしている上、機内で寝てしまって抱っこしなければいけない状況になったら(というか必ずなる)それだけで大変なのに、無用にデカいバルセロナリニューアル空港(こんな無駄遣いするから金がないスペイン)、ああ、考えるだけでグロッキー😱



もう10月

2012年10月01日 | 日常
ごったごたが続いた9月。

経費削減やら授業数増加などの影響で島の外から来ていた先生たちが続々と去って行き、それに伴うように生徒も去り、そして誰もいなくなった....

というわけではないけれど、前年度より70人も生徒が少なくなり

先生、とくに伴奏職(わたしもここに入る)が余っている状態。

なのに前年より授業数を1時間増やせといわれ18時間の授業数が19時間になり、学校には準備時間を含む26時間「いろ」といわれる。
そんな阿保な話があるか!
準備ってなんじゃ?
私の準備はピアノを弾くことだけれど、それもカウントされるなら週26時間じゃ済まん。家で弾いてる時間はカウントされないのか?

されない、といわれる。

そして9月からコンセルヴァトリオに着いた時間、出る時間を記入せよ、と「口頭」でディレクターからいわれ(書類通達というシステムを知らんのか?)ゆくゆくは指紋チェックになる、とほぼ脅迫。

新学期は9月24日からなのに先生だけが9月頭から週26時間学校にいる、という、ザ・スペイン!状態。

10月に本番があるのでその準備を家ではなく、
生徒のいない学校でさらう、という奇妙な数週間。

先生が余っていると聞き、まずカット対象になるのはカタラン取得を達成できなかった私らだろうなと思っていたらそれはないという。
しかも口頭。(信用ならん)

で、うちのサックス科はバリバリ健在。去った生徒ゼロ。引き続き担当になった打楽器もサックスアンサンブルも続行なので私は提示された19時間をなんの問題もなくクリア。
おまけに今年はスイスから留学生がやってきていて昨年より忙しい。

というわけで、なんだ、何にも変わらんじゃないか、と思っていたら

12時間にも授業数が満たない伴奏者たちから、生徒を回してくれ、といわれてびーーーーーーっくり。
スペイン人だけじゃないのよこの発想。恐るべし同業者たち。

もちろん、いままで孤独に(??)マイナーレパートリーを広げてきた私は、そんな甘い話があってたまるか!と笑顔で拒否。サックス科の教授のロドリーゴ、生徒も立ち上がってえらい騒ぎになりましたが、どういう形かわからんが一件落着。

9月、まさか26時間まじめに学校にいっていたわけではないのでその分減給されるのか?と思ったらいつも通りの給料が振り込まれ、全くもって意味不明。

世界中で報道されているスペインのなあなあ政治、経済崩壊ですが、国レヴェルにしなくてもあちこちでハチャメチャ経営、統一感ゼロ社会が見れるよ。
いったいなにをしたいのか、白黒はっきりいえる上に立つ人、ま、主に政治家ですか..がいないんでしょうか。

いやいや、先行き危うし。

学校外での仕事が今年度も引き続きあることが救いかな。
じゃないと気が狂う。

そんなこんなしている間、ナルが8歳になりました。



プレゼントはダーツ。
子供用なので針じゃないけれど十分楽しめます。
週末はデザートの数をかけて真剣勝負。


勝者は意外にも息子....

わたしもNadalも結構得意なんだけれど....

10月は正式通知がこないかぎりサインはせず19時間勤務に徹する予定。もう島の外の仕事の予定を組んじゃったし26時間も学校にいる必要なし!
っていうか、26時間勤務ということはこのコンセルヴァトリオ以外の仕事はするな、骨を埋めよ、ということと等しく


そんなアホな!!!!