島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

日本でいう「お盆」

2010年10月30日 | 日常
11月1日は、「全聖人の日」、日本でいう「お墓参り」の日です。

今日10月30日は、アメリカの「ハローウィン」がこのスペインにも浸透してきているので、仮装をする今日このごろですが、本来スペインでは、この習慣はなく、パン屋などで売られるお菓子の「ロザリオ」を首にかけてもらうのが風習です。

今日、フランシスカからこの「ロザリオ」をいただき、子どもたち二人にかけました。
これは、子どもたち自らかけるのではなく、必ず大人が「かけてあげる」ものらしい。
この時期に食べる松の実でできたお菓子「Panellets」もパン屋の店頭に並びます。

今日から冬時間。
月曜日は悪天候でなければ、お墓参りの予定。
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「健康」という幸せ

2010年10月30日 | ファミリー
今週は「病気の家族の看病」という一週間でありました。

まずはナル。
ただ、扁桃腺の手術を夏にしてから、学校を休むほどの病気にはならなくなったのだが
夜、咳き込んでつらそうな日が数日続き、付き添いで一緒に眠ること数日。
朝、隣にいない私に「なんでナルと寝てるの?」と呑気にいうNadal.
二人夜中に起きても意味ない、と常々おもっているものの、気がつかない、というのは、ほとんど「特技」といってもいいのではないか、というくらい彼は「熟睡」する男であります。

続いて、結の嘔吐。
よく食べ、めったに泣かない彼女が、まったくものを口にせず、保育園でも泣きっぱなしの日が一日。
こんなの普通だよ、という子どももいるのだろうけれど、とにかく彼女に関しては保母さんもが
「結になにが起こったか!」と大騒ぎするほどの異変。

泣き止まないようだったら、仕事は切り上げてくるから携帯に連絡ちょうだいよ、と保母さんにいうと

「そんなことしないわよ。なんのために私たちがいるの。安心して仕事をしてきなさい」

と背中をおされる。
泣き止まない場合、親を呼び出す保育園が多い中、本当にこの保育園は家族に子どもを預けるくらいの信頼感があって感謝感謝の嵐である。
思わず車でぽろっと涙が出た。

それでもその日一日は結が気になり、早めに迎えに行くと、やはり泣きっぱなし。
中耳炎や腹痛、と、外からは分からない痛みが彼女にあるのかも、と思い、病院へ連れて行ったのだが、これといった問題なし。

結局、原因不明の不調が数日続き、こちらはへろへろになったが、今日、いきなり、通常の全開ハッピー女、結、が復活。
やれやれ。

そんな今週、やはりケーキを作る時間はゼロで、私がパルマで一押しのケーキを購入し、義母宅でNadalの36歳の誕生日を祝いました。

こう見ると、この人も立派なおじさんで、2児の父。
出会ったときは彼が20歳、私が23歳だったのが、気がつくと、あれから16年が経ち、日々色んなことが起こりつつも、家族健康で過ごせることは
「幸せ」の一言に尽きますね。
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詩の朗読デビュー

2010年10月24日 | Music
Fransois Rosse(作曲家、ピアニスト)を招いた今週のマスタークラス。
フランスの大型ストのため、水曜日まで自国フランスを出られなかったフランソワ。
解除された水曜日、「やっと国を出レターー!」と大手を振ってマヨルカの空港へ到着。
一日遅れでマスタークラスがスタート。

彼は現代音楽を手がける作曲家であり、また、優れた即興演奏者である。
木曜日は即興の授業があり、私も参加しました。
サックス科13名が奏でる即興演奏。夢中になって受講していると「きみもやりたい、というか、やりたそうなのでやっていいよ」との声が。
枠は決まってるけれど、その中で自分の好きなように演奏する即興演奏。
かなりはまった一日。

1週間前に、「来週の土曜日の演奏会(つまり、マスタークラスの最終日)、一曲弾いてくれる?」という同僚からのメールがあった。
フランソワの曲のみのコンテンポラリ演奏会なのだが、サックス&ピアノという曲があり、フランソワが弾くはずだったので私は観客でよかったのだが、予定変更でこちらにお鉢が回ってきた。
楽譜を見た限り、コンテンポラリではあるが、そんなに大変そうではなかったのでOKしたのが先週末。
一緒に弾く同僚と一度合わせをして、あとは本番を待つのみ。
本番当日は、午前中カタランの授業へ行き、午後4時からのゲネプロに参加する予定だったのが、

前日からしつこく鳴っていた携帯に土曜日返事すると、その内容は・・・・

「今日の本番さ、初演の曲が1曲あるんだけれど、詩の朗読が入ってて、それを読むはずだったフランス人がキャンセルしてきたから読んでもらえる?」

ピアノではなく、詩の朗読・・・・

そんなのやったことないけれど、ま、大丈夫でしょう、ということで、OKの返事を出し、カタランの授業へ。

カタラン語の授業では、毎回15分、テーマはなんでもいいのだが、先生とカタラン語で会話する時間があり
そこで、「今日さー、こうこうこういう演奏会があって、なんと私、詩の朗読するんだって」といったら

「へー面白そうだね、何語?」


・・・・?
・・・・・・?????

アホ過ぎる私は、何語の朗読なのか聞き忘れた。
作曲家はフランス人だ。
でもねぇ、まさか私にフランス語の詩の朗読なんて頼むわけないよねぇ。

なぞを抱えたまま、演奏会場へ入る。
コンテンポラリのゲネプロは、ライト設定やらマイク設定にかなり時間がかかるので、その間に詩の練習をすればいいか・・と思い
ぎりぎりの会場入り。
フランソワに「私が朗読係りみたいなんだけれど、詩を見せてもらえますか?」というと、

おーおーありがとーーーゆうこーーーー

と小躍りの作曲家。

嫌な予感・・・・・

出されたテキスト。
・・・・・読めん・・・・・
分からんアルファベットがある・・・・


すみません、これはいったい何語なんでしょうか?

これはね、僕の母語のアルザス語



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アルザス語とは、ドイツとフランス国境(ストラスブールあたり)で話される、といっても、あまり使われていない
ドイツ語ベース&フランスのスパイス入り、みたいな言葉。

この限られた時間で、発音をマスターし、しかも「詩」の朗読。
一気に脇の下の汗をかきました。

フランソワは、「じゃあ、いまから読むね、○○△△・・・これはドイツ語だと▲▲◎◎っていう意味ね、似てるでしょ?で、次はね」

普段の頭の回転×8で、鉛筆を動かし、彼の言葉を書き取る。
意味が分からないと詩の朗読は不可能・・・と、詩にちょっと詳しいNadalからのアドバイスがあったので、意味も書き取る。

なぜ予定されていたフランス人がキャンセルしたかというと、フランス語ベース&ドイツスパイスではないので、発音するのがほぼ不可能・・ということだったらしい。

ゲネプロ直前まで長い詩を片手にぶつぶつ廊下を歩き回り、舞台を見ると、舞台真ん中にスポットライトがあたるようになっていて
その後ろに12本のサックス、そしてピアノ(これはフランソワが担当、しかも即興!)このクライマックスで詩が読まれる。

心構えゼロでもしかして正解だったかも。どうせ、この言葉はフランソワしか分からん、と、腹をくくり、マイクテスト。

これがねぇ。
なかなか気持ちいいのですよ。
舞台の真ん中で、マイクで詩を朗読。スポットライトあたるのもピアノのときは横だけれど、真正面。
自分の底抜けの単細胞に感謝。

いやいや、本番は楽しかったです。
目の前で即興する作曲家の姿も見られたし、シーンとする中、真っ暗闇の真ん中で詩の朗読もエキサイティングでした。
こんな演奏会、誰が来るのだ?と思ったら、超満員の会場。
アンコールは観客と舞台の演奏者との声による即興演奏。もちろんフランソワが指示してね。
観客大興奮!!!


打ち上げは・・・

これまたすごかった。
作曲家はじけるーーー!!!!!
メル友になってしまったよ。
「写真、送るね~!ってなのりです。
ちなみに、フランソワ66歳。恐るべしエネルギー。

写真はゲネプロの様子。ピアノの内部奏法の準備をする作曲家を目の前で観察できました。練り消し、沢山使ってたよ。

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手料理の有り難味

2010年10月20日 | 日常
週で一番きついのが月曜日。
朝9時前には家を出て、結を保育園に預けてから、3時まで弾きっぱなし。
そのあとナルを迎えに行き、その足でチェロのレッスン。
みんなで家に帰るのはいつも7時。
ナダールは月曜日は午後8時過ぎまで戻らないため、7時に帰ってからも食事作りやらなんやらで一息つくのは
子どもが寝た9時過ぎ。

・・・・ですが、玲子が食事作りを快く引き受けてくれたのです。
メニューは「子牛の煮込み」

家に帰って美味しそうな香りが家を満たしているこのとき、「お父さん」の気持ちを味わいました。
いいねぇ、いいねぇ。食事作ってくれる人がいるって幸せだよね。

ナルきちくん、なんとこの料理、5杯おかわり!
本当に絶品でしたが、翌日も「昨日は本当に美味しかったよ」と玲子にいうくらい。
多目に作ってもらって、翌日のお昼ご飯にしようとおもったのに、あまりの旨さに、みんなで1キロの肉を食べちゃいました。

そんな彼らも今日の午後の便で、フランスへお帰り。
報道されている通り、交通機関のストがフランスで行われているため、家までちゃんと着くことを願うばかり。

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ジロちゃんのフルマラソン

2010年10月20日 | 日常
日曜日、悪天候の中、マヨルカマラソンが行われ、我が家のゲスト、ジロちゃんが3時間32分でゴール!

雨の降る中、玲子とニノン、私とナルでゴール前で待機したのだが、実は私、フルマラソンをライブで応援するの、初めてなんだよね。
ゴール直前ということは、プロじゃない限り、3時間以上、途中歩いたりする場合、最長6時間くらいまでフルマラソン完走、という形で認めてくれるらしいのだが、
その長時間を走りぬいた人の必死の形相を目の前にするわけです。これは迫力があったし、そして感動もしました。

一緒にいたナルに、ジロちゃんの目標タイム、3時間半というのが、どれだけ長い時間なのか説明してみた。

「学校に行って、一時間目の国語の授業から給食の時間まで、走るってことだよ」

というと、
ぎょっとした顔で

「ありえないでしょう、むりでしょう、それ」(ばっちり日本語で!)

一気に尊敬の目で走者を見出すナル。
いい経験させてもらいました。

視界にジロちゃんが入ったとたん、「じろちゃーーーーーん、がんばってーーーーーーー!」と声援をおくり、いつか自分も走りたいとまで言い出す(単純)。

「靴は赤、タンクトップも赤で、パンツは黒」

形から入るところが彼らしい。

夜はお土産のシャンパンで乾杯でした。ジロちゃんおめでとう!!!!
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玲子再び

2010年10月16日 | 日常
玲子のだんなさん、シュテファンがマヨルカマラソンに参加するため、一家で木曜日から我が家に滞在中。

毎回、彼女の持ってきてくれるフランス産お土産が楽しみな私。
遠慮ない仲、ということもあり、こちらからリクエストすることも多々あるのだが、今回は、「栗」をオーダーしました。

マロングラッセでっす!!!

仕入れに行った玲子からフランスからメール。
「10月‘10日までは出来ないよ、っていわれた。ぎりぎり間に合うよん」

どうやら、老舗では、出来た日を教えてくれ、その日に買いにこい、ということらしい。

そのマロングラッセったら・・・・・・
日本で食べたのは、表面が白くなってて、とんでもなく甘くて、お酒の香りがぷんぷん、して・・・という代物だったけれど(それでも大好きなんだけれど)フランスからのマロングラッセは、栗の香りをそのままにして、ほんの少しだけ加工した「栗」そのもの。甘さもちょうどよく、これがまたほうじ茶にぴったり。

玲子が持ってきてくれたのはそれだけではありません。
この旬の栗のペースト。これが見た目はあまりよくないのだが(色がね)栗がごろごろ入ってて、栗のジュースの栗入り、みたいな感じ。
朝、パンにつけて食べると最高。

同じく、老舗調達チョコレート。
旬のいちじくのジャム。
シャンペン1本。
紅茶各種。

・・・・・・・・・・・毎月来ーーーい!!!ってくらい、ツボを得てて、いいお土産なんだよね~
長い付き合いだと、お土産までこちらのテイスト完全把握、ってことなんでしょうか。

明日はシュテファン、フルマラソン!ゴール近くで待機予定です。

ちなみに、彼らの苗字は「Gillot」といいまして、ジロと発音します。
なので、昔昔から、私は、というか、彼を知っている日本人は「ジロちゃん」と、親しみを持って呼ばせてもらってます。

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38歳の試練

2010年10月12日 | ひとりごと
今期、仕事が始まってから決めたこと。
週末以外は、子どもがいるとき(ようするに午後)ピアノは弾かない。

もちろん、本番前などは別としての話なのだが、こう家族に宣言しました。
みんな(結をのぞき・・)「ほんとかよ」という顔をしたのですが、今のところ実行中。

勤務先でさらえるものは全部さらう。・・・・ほんとかよ、と自分でも実は思っているのですが、カフェタイムなどを減らし、自分でお茶を水筒に入れていき、ブレイクタイムは廊下のベンチでお茶をすする。・・・哀しいなぁ。
が、このカフェタイムが結構な落とし穴だったのです。学校にあるカフェで、コーヒーとサンドイッチなどを食べて新聞を読み、同僚や生徒たちと話をしていると、あっという間に時間が過ぎる。
あ、生徒が待ってた・・・と慌てて部屋へ戻ったこと数え切れず。
こういう時間を削ること、朝早起きして、何十年ぶりの朝練をすること、こういうふうにしたら、自宅でさらう時間が減るのではないか、という結論に達したわけです。

こんな決意をさせた(させやがった)犯人は


我がサックス科ではなく


新しく私に課された重労働。


このたび、わたくし、サックスに加え打楽器を受け持つことになってしまったのです。

これだけはないだろう、と思っていたのに。ひどい、本当にひどい。

・・と泣いていたのは夏だけで、現実に直面すると、泣いている暇はない。

打楽器のエキスパート、クリスチャン(あっこちゃんのだんなはん)が「大丈夫大丈夫。サックスと違って、弾く曲はたいしてないし、そんなに難しくないよ」といったのを鵜呑みにしたこの夏でしたが

実際、アカズの間の扉をたたいてみると、そこはもうあなたの知らない世界。
しょっぱなから、シュトックハウゼン!!!!!!!!!!(知らない人は知らなくてよろしいです)

もちろん、その話をもらったとき、岡部あっこちゃんに電話した私ですが、その夜のスカイプで彼女がいったこと
「この曲は、この世界の最高峰」(KONTAKTEという曲)

なんでそんな曲をビギナーの私がやるのかはあまり考えないことにして、とにかく朝練!なのだ。

ちなみに「この世界」というのは電子音楽の世界です。
電子音楽とピアノ、打楽器というわけの分からん組み合わせで、35分という長い曲を書いたシュトックハウゼン。
おまけに、私まで打楽器をやらねばならない、という、もうここまでくると笑いがくる(とくにだんなは大爆笑・・・)話なのでありました。

9月に発表されたカタランBの試験結果は見事落第。
合格点72点に対し、私がマークした点数は57点。
惜しい、というには遠いが、教科書半分を残して受けた結果としては悪くない。

・・・などといっている場合ではなく、週2回、学校帰り、そして子どものお迎え前にカタラン語の集中講義に通うのだ。
ひーーーーーー

お風呂タイムの子どもを見ながら、妙に和みつつ、やっぱり眉間にしわが寄ってしまう私でした。
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SIGG

2010年10月02日 | 日常
ヒット商品、その二。

ドイツに遊びに行ったとき、子どもたちがみんな持っていた水筒。
吸い口がついているタイプのもので、結にはちょっと早いかな、と思ったのだが、簡単に覚え、結用に小さいタイプ、大きくなったときのための予備、ナルの海賊キャラがついているもの一つ、合計3つ買って帰ってきました。
とにかくよく使います。
外出時には必須のアイテムになりました。
デザインも可愛い。これまたスイス製。

赤い小さな水筒は、玲子がお土産に持ってきてくれたVilleroy&Bochのもの。ストロータイプで、まだ結はストローが上手に使えないので使っていないのだが、これまたデザインがかわいい。
お皿、カップなど、ここの製品のファンな私は色んなものを愛用しているのだが、Kidsものにも
注目!です。

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Lekue

2010年10月02日 | 日常
この夏はキッチン用品を数点新調しました。

その中でのヒット商品。
lékué

日本でもヒットしていると思うけれど、これをデザインしているのはルツェルン出身のスイス人。
バルセロナのデザイン学校を出た人で、本拠地をスペインにし、シリコン加工のキッチン用品でヒット商品を次から次へと出しています。

なので、スペインで買うと、結構安い。

多分、一番ヒットしているのはスチームケース。
これは電子レンジで簡単クッキング、を、うたい文句にしているのだが、そもそも電子レンジで調理、というのがあまり好きではないので
(下ごしらえには使うけれど)、これはパス。

なので、私の注目商品は

まずは蒸し器(写真)。
蒸し器は従来の竹素材のものを一点、ステンレス製一点、と持っているのだが、どうしてもこのシリコンのものが気になる。
野菜を蒸したり、点心を作ったり、と「蒸し器」を使うことが多いこの頃。
このLékuéで温野菜サラダの頻度が増しました。なにせうまい、うまい。
2段になっているので、かなりの量が蒸せます。
ちなみに、肉まん、しゅうまい、などは、竹の蒸し器のほうが、竹の香りが皮に移るので私はこちらのほうがお薦め。

次の一点、タルト型。
タルトというよりは、キッシュを作ることに使っていた今までのアルミ型。
やはり扱いが簡単で、簡単に型から外れるし、重宝しています。

双方とも、というか、このすべてのシリコングッズ、食洗器使用可能。

次にほしいものは、巻き簾。
太巻きの頻度も高い我が家、扱い簡単に惹かれております。
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