島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

真夏の二日酔い

2010年07月21日 | 日常
やってしまった、二日酔い・・・・


それは土曜日の出来事。
友人の誕生日パーティーに招かれたため、前もって子どもたちを義母フランシスカへ預ける手配をしていた。
友人は空港の管理塔勤務。相次ぐ空港職員のストに疲れ果て、誕生日二日前「ギブアップ宣言」。パーティーどころじゃないとのこと。

そりゃそうだ。私たちも来週飛ぶBaselの便に遅れがないことを願っている毎日なのでね。
子連れ二人で空港に足止めは嫌ざんす。

ぽっかり空いた土曜日の夜。
フランシスカ宅宿泊をキャンセルすることも出来たのだが、せっかくフリーになった夜。二人で外食でもしようか、といっていた矢先。
サックス科同僚のロドリーゴ(通称ロドリー)から「夜ご飯食べに来いよ」との電話。
ほいほい誘いに乗った私たちであります。

ロドリーの奥さんはフランス人。優れた料理人である。
この日のメニューは

アペリティボは省いて

マグロのタイ風カルパッチョ(ココナッツ風味)

アヒルのロースト&ラタトュユ

フランス産チーズ各種

イチゴのシャンパンカクテル



ロドリーが仕事で帰宅夜11時。
それまでにすでに白ワイン1本を3人で空け、ロドリー到着後アペリティヴォと共に写真の2本のシャンペンが空き、カルパッチョには辛口白ワイン、アヒルには赤ワイン、チーズにはこれまた違う銘柄の白ワイン・・・・と

ちゃんぽんもいいところーーーー

これ、毎回思うのですが、グルメのフランス人がいるお宅にいくと、必ず料理によってお酒を替えるので私は悪酔いします。
チーズにたどりついたころには胃も限界。それでも食欲が勝り食べてしまう。悪循環。
 

もうちょっと自由に食わせろーと、毎回フランス人主催の食事会には思うのですが、彼らにとってこれは「文化」なので黙って従うしかない。
本音をいうなら、私たち夫婦は最初から最後まで白ワインでOK.
楽に食おうぜ、飲もうぜ、のスペイン人とはかけ離れた人種です。


夜中の3時。もう駄目だ、もう飲めん、とギブアップしていた私の横でロドリー夫婦、Nadalが
「最後はカクテル!」と騒ぎ出す。
あたしは飲まん、といっていたのに、側でがんがん氷を叩き割る同僚ロ ドリーを見ていたら飲みたくなってしまい誘惑にまけてしまいました。極ウマのモヒート。

しかし夜中の3時過ぎに氷を割る隣人だけは持ちたくない。

幸い、ロドリーの家からフランシスカの家まで徒歩5分。
べろんべろん状態でフランシスカの家到着が明け方5時半。

サンサンと輝く日曜日の太陽は拷問そのもの。

ちなみにこのロドリーは、我が家でのサックス飲み会で泊まっていった不良教師(本業は優秀だけれどね)
ナルに「ロドリーと飲んでもいいけれど、ちゃんと家に帰って来るんだよ」
と釘を刺された私たちだけれど、やっぱり結果はベロンベロンでありました。

優勝!

2010年07月14日 | 日常
いやーすごかった。すごかったですね。ワールドカップ。


今日、市場へ子ども二人と行ったのですが

市場中、スペインの国旗がはたはた・・・

買い物のたび、「見たかーーー」

そりゃ観たわよ。
ナルにも「最後まで観ていいよ」といってしまったがばかりに
まさかの延長戦も観戦。
最後のゴールのあとも、ここまで来たんだから、優勝カップを受け取るところまで見たい!という言葉にうなずいてしまい
寝たのはほぼ夜の12時。

ま、4年後もあるか、というと、定かじゃないし、なかなかある機会じゃない、ということで
家族みんなで楽しみました。

マヨルカの中心地、スペイン広場にあるハイメ1世の銅像もスペインの国旗にまとわれていたよ。
こんなことが可能な国なんですよ。

半端じゃない不景気ですが、国民にとってはいいニュースを与えてくれました。
ブラボースペイン選手!!!!!

夏休み前半

2010年07月10日 | 日常
完全休養に入ってから早2週間。
子どもを生んでから6年になりますが、夏にここまでどっぷり子どもに向き合ったお休みは初めて。
通常、働くお母さん(8割強のスペイン人が職業婦人です)は、この長い長い夏休み、子どもをサマースクールや、自分の両親、義両親に預けることになる。
良心は痛んでも、仕事があるんだから仕方ない。

私もそうでありました。去年までは。
夏は基本的に夏期講習の仕事が入ったりコンサートをしたりして過ごすのだが、昨年出産後のどたばた劇を終えたあと、ひとつ決心したことが

「来年は絶対絶対仕事を入れず、母親業に徹する!」

でした。

子どもが一人増え、やることも増えるのだが、100%の時間を子どもに徹すると、それはなんの苦でもなく、むしろ普段できないことが出来る貴重な時間に思える。
子どもにもそれは感じられるらしく、たった2週間で
「ママと一緒にいるのが一番楽しい!」というほど。どれだけ普段放置しているのか、反省点でもあるのだが、やりがいはあります。

時間割を組んで、小学校への準備教材をやったり、いままでやっていなかったソルフェージュをやったり、チェロをやったり、プールで泳いだり、あっという間に1日は過ぎる。
もう一人の娘は、そんな私たちの姿を見ながら一人で遊んでいますが、必ずそばにおいて、姿を見せるようにしています。客観的に私たちを観察している姿が笑える。

週末はパパと自転車で村まで行き、パンを買ってきてくれます。
たくましくなりました。

夏休みの中盤はドイツへ遊びに行ってきます。
この週末は、何度かこのBlogでも登場した、息子の学校のお友達Joanが2泊しに来ていて、双方大興奮。
今、夜の10時半ですが、2階からまだ二人の話し声が聞こえる。
隣の部屋で結が寝ているので、大きな声で話すな、といってあるのをしっかり守っている二人。
ひそひそ声だけれど、なんだか楽しそう。

またその模様は週明けにアップします。
なんといっても、この日曜日はスペイン対オランダ!!!!!!!!!!!


究極の恋愛小説

2010年07月03日 | ひとりごと
6月の第二週から日本から持ち帰った「1Q84」の第三巻を読み始めた。
結構な厚さなのだが、ヴァレンシアへの機内にも手荷物にしてしまったほど、予想通りのめり込んだ。

自分が休みに入ってから、何度か一人ランチをしたのだが(これは休みがあると必ずやる私の趣味の一つ)一人ランチと「1Q84」、相性抜群。

一巻、二巻よりも、じっくり読めるタイプの三巻。
本当に一章一章味わって読んでいたのだが、今日、とうとう読破してしまった。
私にしては本当に珍しく、スローペースで読んだのに。
あああああ、もったいない。

読み終わっての感想。
究極の恋愛小説!!!!

おそらく、四巻はないと思うのですが、どうでしょうか。

2010年の畑状況

2010年07月03日 | 日常
完全休暇に入って早1週間。休暇は子どもと一緒にいること、遊ぶこと、そして畑。

今年の畑は、いろんな種類のものをちまちまと植えています。

3種類の日本のかぼちゃ。
ズッキーニ
大根
青梗菜
枝豆
おくら
レタス
トマト
ピーマン
ルッコラ
春菊
コリアンダー
バジル
三つ葉
紫蘇
ゴーヤ
スープセロリ
ニラ

トマトは「Cor de bou」という種類で訳すと「闘牛の心臓」
これが甘いのなんのって。
おととし、市場でいびつな形のこのトマトを発見。
その美味しさ、そして高さに驚き、だったら自分たちで育てよう、と、昨年二つほど植えてみたのだが、これが大ヒット。
なら、大量生産だ!と、なんと今年は10株、植わってます。
トマトソースにして保存したりするので、この量は決して「植えすぎ」ではない。

野菜嫌いのナルも採り立ての青梗菜など喜んで食べてくれるようになりました。

手入れは大変だけれど、その価値はある!


ところでワールドカップ。
夜 、なんにもできないんですが・・・

ブラジル敗れ、明日はスペイン戦。
さてさて・・・