島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

「ばいばい」は嫌い

2010年08月30日 | 日常
楽しい楽しい2週間が過ぎ、今日の正午、玲子とニノンがニースに戻っていきました。


昨晩は、ナルが「踊りを見せたい」と、なんとなく「お別れ会」っぽいモードが漂う。
ちなみに、マイケルの「Bad」ダンスを披露。ようやるわ。

ほとんど家族同様な玲子との2週間は、まったく疲れることなく、充実した2週間でした。
なんといっても嬉しいのは、Nadalが「家族だよねぇ」といってくれること。
同じことを感じてくれるのは私としても気が楽だし嬉しいね。

空港までナルと送りに行ったのだが、テンション高い息子が

だんだん無口になり

「ばいばい」のチューもしぶしぶ

大きな目にいっぱいの涙を浮かべ

大粒の涙をぽたぽたとこぼし

・・・・

母ちゃん、困るーーーー!!!!!!!!

私だって、あんまり「ばいばい」は好きじゃない。こんなに楽しい2週間。もっといてよーーといいたい気持ちをおさえての見送りなのに、しとしと泣く息子をなんとかなだめ、気分を盛り上げ(車でマイケルを大音量でかけてみた)帰宅。

Nadalも雰囲気を察し、

「今日はF1があるぞーー」と声をかける。

そんなことで盛り上がるなら苦労ないわい、と思いきや

すっかり盛り上がる単純息子・・・・

ま、単純でよかった。
すっかりいつもの息子に、戻りました。

玲子のだんなさん、趣味はマラソン。
10月にマヨルカマラソンに参加するため、10月の第2週目、再び上陸予定。
今度は家族3人でマヨルカへ。
今から楽しみ。

これぞ自宅ヴァカンス!

2010年08月27日 | 日常
夜は友人ハイメが、材料すべて持って、夜ご飯を作りに来てくれました。

何度か書いているとおり、非常にグルメくんのハイメ。
私も食事作りは好きですが、彼の作ってくれるものは、私の想像を遥かに超えるものばかり。
材料費も半端ないと思うんだけれどね。

昨日はまず

赤ピーマンとフォアグラのパイ

ホタテ、海老のソテー ポテトソース添え(写真)

子牛のほほ肉煮込みで和えたイカとオクラ

・・・・

ありえないメニューに手をたたく玲子。
ハイメの手料理を、なぜかこの人は3回も食しております。
限りなくラッキーな人ですな。


ドライブ日和

2010年08月27日 | 日常
雲ひとつない快晴続き。
近隣の村々をドライブするには最適(外は暑くて歩けないということもある)。

ということで、我が家からサンタマリア→アラロ→オリエント→ブニョーラ
というコースをドライブすることにしました。

免許をとって早2年半。
禁断の山道コースデビューです。

オリエントという小さな村で車を止め、教会前にある洒落たプチホテルの中庭でコーヒーを飲み(写真)、そのあとブニョーラという我が家から5分の村へ車を出すことにしやれやれたのですが、これがもう、いろは坂並みのくねくね道。
対向車が来ないことを祈りながら、ちゃかちゃかギアを替え、30分ばかり車を走らせました。
後ろの席で「綺麗だねぇ」という息子に生返事しながらの運転。

でもだんだんとこの作業が病みつきに。
自分が車を「操作」している感じがするのです。
普通の道ではあまり味わえない快感。

・・・と格好いい話だけではありません。
オリエントに行く間に、対向車とすれ違い様、ガードレールに車を擦ってしまいました。
ま、こんなことも経験経験(新車じゃないからいえることかもしれないけれど)

しかし、山道ドライブに、マイケル・ジャクソンのBGMは合わないです。

寝かしつけ合宿

2010年08月25日 | 日常
               おしゃぶりやめなよ、と、余計なお世話のなるきちくん


先週に引き続き、子どもとプール三昧の日々を送っています。暑い暑い。

玲子滞在2日目。
彼女から「ひとつ相談があるんだけれど・・・」と。

5歳のナルはもちろんのこと、我が家の1歳の娘、結も、寝る時間になると、満面の笑顔を浮かべ「ばいばい」と手を振り、2階の自室で一人で寝る。
ヨーロッパで主流の「一人寝」である。

だいたい6ヶ月、7ヶ月の乳児から訓練開始するのだが、方法はあってないようなもので、ひたすら寝るまで泣かせる、というのが方法。
確か、初日は20分泣かせてそのあと様子を見に行き、だんだんと子どもの様子を見に行く時間を延ばしていく・・・だった気がするが、私はあまりそういう分数には拘らず、とりあえず疲れるまで泣かせて、泣く時間が少しずつ減っていけば成功、と、かなりアバウトな方法をとっている。

・・・という話をしたところで玲子さん
「ここでそれ、試していい?」

いいですよ、あなたさえよければ。
そうです、この方法、子どももつらいだろうけれど、ずっと泣かせることをよしとしなくてはいけないので、挫折するのは親である。泣いている間は絶対絶対、様子を見に行ってはいけないし、住宅事情にもよるだろうし、近所迷惑になる可能性もあるので、すべての人におすすめ、というわけではない。

玲子が気にしたのは、結やナルを起こしてしまうのではないか、ということ。
でも、そんなことで起きるほどうちの子たちはデリケートではないので、じゃあやってみよう、ということになった。

初日は・・・35分泣き続け、泣き声がやんだと思ったら実は部屋で粗相。真っ青な玲子だったが翌日もめげずにトライ。
今度は30分泣き続け粗相なしで翌朝まで起きることなく熟睡。

これだと1週間もすれば終わるかもねぇ、など話していたら

3日目、10分後に就寝!
しかも、泣くことはなく、「なんでわたしが一人で寝なきゃいけないのよーーー!!!」と聞こえる悪態つき。彼女語なので、なにをいっているのかまったく分からないけれど、多分そんな感じだと思う。

え・・?もう終了????
と、気抜けした私たち。
あまりにも簡単に終わった「一人寝」、早速スカイプでフランスでお留守番しているだんなのジロちゃん(フランス人です)に報告する玲子。
ニースに帰ってからも続けるから協力よろしく!と、仕切っております。

一人寝できなかったときは、彼女が寝るまでそばにいるため、寝る時間はかなり遅く11時を過ぎることもあったという。が、今は9時過ぎには「おやすみ」なので、玲子も夜はのんびりできます。

食が細い、と聞いていたのだが、いやいや、よく食べる。
環境が変わったり、ほかの子どもと食事をともにすると食べるようになるんだよね。
うちのナルもそうだったしね。

今日はこの夏一番の暑さだそうです。
アフリカ風が吹いているらしい。
オーブンの中にいる感じですが、子どもたちは元気です。(親は伸び気味・・・)



プール日和

2010年08月21日 | 日常
プールに入るには肌寒い日が続いたこの1週間。
それでも子どものために、強引にプールに入っていますが、激しい雷雨があった木曜日の深夜、一夜明けたら気持ちいい空が一面に広がっていました。

プール日和!

前から予定していた日本人友人親子を招いてランチだった昨日は、親子ともども、朝1回、夕方1回とプール三昧の一日になりました。

午後は続々とだんなたちが仕事から帰ってきて合流。
滞在中の玲子、ニノンもすっかりマヨルカ人です。

今日から気温も上がるとか。

数えたら20年

2010年08月21日 | 日常
火曜日から友人、玲子が娘のニノンを連れて遊びに来ています。

彼女はオルガニスト。
出会いは18歳の大学1年生の時。
数え切れないほどの思い出を共有した友です。

その後、私はドイツを経てスペインへ渡ったころ、大学院を終了した玲子はフランスのトゥールーズへ留学した。
マヨルカ、トゥールーズ、地図で見ると結構近いのだが、飛行機で行くと恐ろしいほどの値段をとられるため、バルセロナまで飛行機、その後、永遠に続きそうなスロー電車に乗ってピレネー山脈を越え、トゥールーズへ彼女を訪ねた。
彼女も同じルートでマヨルカへ・・・何回来たか覚えてないほどマヨルカへ来てくれた。
夏休みを一緒に過ごしフォルメンテラにNadalと3人で行ったこともある。

私がナルを出産する1ヶ月前、家事を手伝いに来てくれた玲子。
ほとんど家族のような存在だ。

その後、彼女はだんなさんとニースへ移り、2008年には待望の女の子が生まれた。
お互い子連れで会うのは今回が初めて。

最後にマヨルカへ来たのはナルが2歳になる直前だったと思うので、約4年ぶりの再会。
お互い38になり、日中は母ちゃん業に追われているが、子どもが寝たあと、ほっと一杯(彼女は飲まないので私だけだけれど・・)飲みながら話をする彼女は18歳に出会ったころとなにも変わりない。友達って不思議。

はっと気づくと20年。
長いような短いような・・・




夏のガスパッチョ

2010年08月16日 | Food
わりと涼しい日が続いているマヨルカです。

今日は家族でのんびりと。
庭の野菜をふんだんに使ってガスパッチョを作りました。

アシスタント、ナル。

ミキサーにかけたり、そのあと濾したり、そんな作業を手伝ってくれました。

色んな野菜が入っているので子どもにもいいよね。
庭のバジルを散らしていただきます。

リベンジディナー

2010年08月16日 | 日常
ちょうど1年前、指揮者のジョアンを夕食に招待したのだが、ガリシアから帰ってくるはずのジョアンが飛行機の遅れのため夕食キャンセル・・・

という話を昨年も書いたと思うのだが

やっとリベンジディナー決行!

13年の仕事上のパートナーでありながら、一度もおもてなししたことがなかった、という、稀なケース。

金曜日の朝は市場へ出向き、魚を物色。
ちょうどよい中トロが出ていたので、おすしを作ることにしました。

メニューは

鶏団子のスープ
庭のニラとイカを使ったチヂミ

キュウリ牛肉のオイキムチ風

中トロ、サーモン、甘エビのお寿司
鉄火巻き
サラダ巻き寿司

抹茶ティラミス

ほとんど定番のメニューなのだが、キュウリのキムチ風、これが自分的には大ヒット!
栗原はるみさんの「haru-mi」から拝借したのだが、前日から作るのでおもてなし料理には最適。しかも酒がすすむ!

抹茶ティラミスは、としえさんから伝授された、もう定番中の定番となった人気デザート。
今回も絶賛!でした。抹茶とマスカルポーネ、本当に美味しい。人が来ないと作らないので、私も作るのが楽しみです。

サックス科とは違い、夜明けまで飲み明かすこともなく、夜の1時にお開き。
正しくディナーでありました。

キッズコンサート

2010年08月15日 | Music
昨年は子育て(今も一応してますが)、仕事、と、とてもキッズコンサートに行っている余裕はなかったのだが

今年は暇暇生活なので、2年前と同じく、お城の中庭で行われるキッズコンサートへ火曜日に出かけてきました。

前回はヴィヴァルディの四季を軸に行われたのだが、今回はジプシー音楽がテーマ。
踊りあり、語りあり、で、子どもたちは大変な盛り上がり。大人も沸いてたかな。

用意された席は、なんと最前列。
普通だったら絶対絶対座らない席なのだが、目の前で踊ったり、派手にヴァイオリンを弾いたりするところを見られるのはナルにとって悪くないかも・・・と思い座ったのだが

いやいや、最前列って、演奏者の呼吸とか、汗とか、全部見え聞こえしちゃうのね。
それが好きで座る人がいるんだろうけれど、私はやっぱり遠慮したい席です。

最後は子どもたちも舞台に上がってジプシー音楽で踊る設定だったのだが、予想を裏切りうちの坊やは

「ここで見てる」

と。

強制するものではないので、ほうっておいたが、帰りの車で、やっぱりどうしてか聞きたくなり、「なんで踊らなかった?」と聞くと

「僕はさーロックじゃないと踊らないの」

ま、好みがはっきりしているのは悪くはないが、結構意外な意見でびっくりした母でした。

2010年収穫

2010年08月15日 | Food
今年に入って、すでに色んな果物、野菜を収穫しましたが、

留守中にすくすく育って私たちを迎えてくれた野菜のひとつ。

ザ・かぼちゃ!

日本の種を3種類ほど蒔いて育てたのだが、育てているうちにどれがどれだかわけ分からなくなり、つるもごちゃごちゃ、まあいいか、と、かなりアバウトに育てたこの子達。

味は本当に日本の「ほくほくかぼちゃ!」

小さいものは「坊ちゃん」だと分かっているので、これは、来週あたり収穫かと。

とりあえず、かぼちゃのポタージュ、てんぷらでいただいています。