小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

晴れました!

2009-04-13 18:27:12 | Weblog
一昨日の、泣きまくりブログ投稿が功を奏したのか、小笠原の天候やっと回復。とは言うものの、昨日日曜日の未明は、土砂降りの雨。そして東電のメンテナンスの為、深夜から5時まで全島停電。

休日恒例の扇浦までのジョグ、幸い4時起床時には雨は上がっていた為、真っ暗闇の中懐中電灯の光を頼りに準備を済ませ、月明かりで明るい戸外を幸いに走り出したのは良かったのだが、流石にトンネルの中は真暗で立ち往生。ライトを取りにUターン、そして再び出発。そこまでして走るかと笑われそうだが、人工的な光の無い闇の中を走るのも、たまには良いものだ。

未明の豪雨のせいか、路上は山から雨と共に流れ出したと思われる、落ち葉や小枝が散乱していた。そしていたるところに自然の滝が出現、いつもと違う父島の景色を、淡い月明かりの下堪能する事ができた。

予定通り5時には停電も回復、帰宅後は電気のありがたさを実感しながら、シャワーに朝食(停電が長引けばシャワーも無理とチョッと心配していたのだが、ヤレヤレだ)

そして予報よりも早く天候は回復。8時頃には時折お日様が顔を出すお天気に。「久し振りの太陽!」と妻と感激。僕は土曜日のリベンジとばかり、洲崎でのイカ釣りに挑戦。いつもの磯釣りのポイントよりさらに奥のイカ釣りポイントへ。洲崎でのイカ釣りは初めてだったが、5メートルほどの細長い平らの岩、ここがポイントと一目で分かった。

「チョッと飛ぶのは勇気がいるんだよ」と聞いていた通り、磯から1メートルほどのその岩、いかにも滑りそうで‘飛ぶ’と決心するまで、少し時間を要した。決死の覚悟?で飛び乗った岩場だったが、どうもイカとは縁が無い様で、ランチを挟み2時過ぎまで頑張ったが、アタリは全くなし。見事返り討ちにあってしまった。

それでもご褒美が一つ。南西方向の海面でクジラの大ジャンプ、しかも4連発。今まで何度かブリーチングは見ているが、それは高い位置からの視線での物。今回のように、ほぼ海面の高さでの物は初めて。海から突然黒い岩のような物がヌーッと現れその後水しぶき、チョッと間をおいてドーンと言う着水時の音。大迫力のブリーチングだった。

そして本日も概ね晴れの好天気。昼休みは久し振りに前浜スイム&ランチ。水温は相変わらずで、入水時にスプリングの首から背中に回る海水は冷たく感じるが、泳ぎ出せば全く問題なし。いつものコースを気持ちよく泳ぎ、ランチにシエスタ。その日差しの強さは痛いほど、小笠原はこうでなくっちゃ。寒い時期はフルウエットで1年中泳いでいる前浜スイムの主や、久し振りに会ったバリトンも「やっと晴れたネ」皆気持ち良さそうに、それぞれの昼休みを満喫していた。

写真は洲崎のイカ釣りポイントの磯から、南島方面。ブリーチングは、もう少し右の海面だった。

早くも梅雨ですか?

2009-04-11 16:50:15 | Weblog
内地は連日の好天に恵まれ、桜満開の知らせもどんどん北上しているようだネ。小笠原の天気予報なんて気にする内地の人はほとんどいないと思うけど、この所のNHKの天気予報は、我々小笠原の島民にとって本当に許しがたい物だ。

日本全国晴れマークの予報の中、小笠原地方だけ傘マーク。しかもそれがほぼ今週一杯続いていた。こんな時に限って、普段はあまり当らない小笠原地方の天気予報がピッタリ当ってしまう。今週小笠原はほとんど雨の毎日。

大体僕が内地に行っている間、寒気団の来襲で内地は真冬の寒さ。開花宣言が出された直後の桜もしぼんでしまった。そして僕が父島に帰った途端、東京の桜、満開のニュース。一方、父島は寒さに加え雨の毎日。まるで僕が寒さと悪天候を引き連れているようだ。

昨夜は小中学校の教職員合同で、新しく赴任された先生方の歓迎会が行われ、美味しい御馳走とBEERをたらふく頂き良い気分だったのだが、お開きの後お店を出ると土砂降りの雨。カッパを羽織って自転車で帰って来たのだが、我家にたどり着く頃にはずぶ濡れ状態。せっかくの気分に水を注されてしまった。

本日土曜日は、早くもオガマルの出港日。妻との早朝ジョグの頃は辛うじて雨は上がっていたが、オガマルの荷役作業が始まる8時頃にはしっかり又雨。つまり今便で来島した観光客の皆さんは、一度も小笠原の太陽を見る事なくこの島を離れる事になる。しかも滞在中の最高気温は内地より低い状態、いったい25時間半かけて何しに来たんだ、と思う人も少なからずいたことだろう。

荷役の後は、一応雨も上がり小康状態。実はこの所の小笠原、天気は悪いのだがアオリイカはあちこちで上がっているようで、3キロオーバーの釣果のニュースに事欠かない。内地から帰って一度も竿を握る機会が無くウズウズしていた所、雨も上がったし久々にイカ釣りと勇んで出かけたのは良かったのだが、ポツリポツリときだした雨は、やがて土砂降りに。イカ釣りどころか、またしてもずぶ濡れで帰宅する羽目に。

天気予報は明日も雨の一日。例年ゴールデンウィークの頃はあまり天気良くないのだが、今年はチョッと早すぎるのでは。もしかして早くも梅雨?泣き言ばかりでスミマセン!

そんな毎日で写真が無く、以前妻が撮った綺麗な雲写真で失礼。

新入生は29名!

2009-04-08 18:31:14 | Weblog
5日の日曜日、出港のオガマルの荷役を終えた後、以前瀬掘アパートの隣人だった‘たびんちゅ’のヨッシー、ミナちゃんの御新居にお招きいただき、夕食をゴチになった。

新居は我家から歩いて5分ほどの所にある、奥村の都住。我家もできるだけ物を増やさないと言うコンセプトのもと日々の生活をしているのだが、ヨッシー家も我が家といい勝負のシンプルライフ。真新しい畳に変えられた6畳の二部屋には、目に付く家具は何も無く、白い壁とカーテンに囲まれた心地よい空間が広がっている。

淡い間接照明と、夜が更けてからは蝋燭の光の下、食事の後はミナちゃん手造りのロールケーキと妻のクレープのデザートを楽しみ、素敵な時間はあっと言う間に過ぎてしまった。ヨッシー&ミナちゃん極上の時間を本当にサンキューでした、又我家にも是非どうぞ!狭いけどネ。

それにしても家賃は三分の一以下で、三倍近い広さ、我家とのあまりの違いに改めて愕然。今年こそは都住当てるぞ!

楽しい日曜日の後、月曜日からはいよいよ新学期。そして昨日火曜日は、小中学校揃って入学式。体育館を共有している小中学校、9時半からまず小学校の入学式。終了後急いで模様替えして、11時からは引き続き中学校の入学式。御来賓はほとんど同じメンバー、小学校の式後は一旦図書室でお待ち頂き、その後中学の式に、入学式のハシゴである。これも小笠原ならではと言う事かな。

芳しくなくなかった天気予報だったが、朝方からポツリポツリ来ていた雨も何とか上がり、入学式は雨の影響も無く無事終了。小中学校新入生の願いが通じたようだ。それにしても小学校の新一年生29名とは凄い人数、その生徒数は他の学年と比較してもダントツに多い。内地の少子化問題をよそに小笠原は本当に元気だ。身の回りでもベビー誕生のニュースが多く、何でも昨年度の新生児は40名を越えているらしい。聞きかじった情報だが、小学校の一クラスのマックスは40名らしい。5年後の小笠原小学校はどうなっているのだろうか?無責任な言い方させてもらえば、ちょっと楽しみ。

さて、本日は早くもオガマルの入港日。そろそろ年度替りに伴う引越しも落ち着く時期だと思うのだが、車が7台、そしておまけに今日は新艇のボートも1艇あり、積荷のトン数の割りには時間が掛かってしまった。乗船客数は流石に200名ちょっと、ゴールデンウィークまでは一休みと言った所だろうか。

写真は、ヨッシー&ミナちゃん、ご馳走様でした!


BGM

2009-04-05 15:07:47 | Weblog
昨日久し振りのブログ投稿でWBCの話題に触れたばかりだったが、その後のTVで、なんとあのイチローが胃潰瘍の為故障者リスト入りのニュース報道。個人的にはイチローの大ファンだったのだが、今回のWBC期間中のイチローのインタビューの受け答え、そのファッション、何となく画面から受け取れる印象など、僕の中では漠然と「イチロー、ちょっと違うんじゃない?」みたいな感覚が有ったのも事実だ。

「あのイチローさんも人間」見事連覇を果たした侍ジャパンのティームメートからは、そんなコメントも数多く聞かれたが、ああいったタイプのプレーヤーは、とにかく結果で周りを納得させねばならぬと僕は思っている。

確かに今回のWBCにおけるイチローの立場、伴わぬ成績、おそらく相当なストレスだった事だろう。しかし僕の好きなイチローはそんな中できちっと結果を出し、周囲の雑音を黙らせる選手だ。それが胃潰瘍だなんて情けないぜ!とにかく一日も早く復帰し、結果を出して僕を納得させて欲しい。大きなお世話だと思うけど、一ファンとして一言。

さて、本日は早くも僕の乗ってきたオガマルの出港日だ。いつものように妻との早朝ジョグの後、8時からオガマルの荷役作業。年度末の移動に伴う引越しもおそらく今日が最終便。小笠原支庁関係の離島が今日だったようで、船待ちはその関係の人でごった返していた。そんな中に島を離れる人の目印、素敵なレイを頭や首にかけた、見慣れた男性。前浜スイムフリークの一人、よく山歩きなどでも顔を会わせ、挨拶を交わす中だったが内地に転勤のようだ。

ガッチリ握手を交わし「お元気で!」昼休み前浜で会えないのは残念だけど、内地でも頑張ってください。僕は前浜スイム、頑張って続けますから。

所で今荷役を終わり、日曜日の午後の一時こうしてブログを投稿しているのだが、あの義父の形見BOSEのCDプレーヤーからは、心地よいジャズの調べが流れている。今回の内地行きで妻から渡された買い物リストの中に、8枚のCDが含まれていた。いずれもブルーノートレーベルのジャズのCD。はっきり言って全くと言っていいほど、ジャズの事は分からない僕、渋谷のHMVのジャズコーナーの店員にそのリストを渡し、これくださいとお願いした。見栄を張らずまる投げして正解だったと思う。店員ですらそのCDを探すのに相当な時間が掛かった。そして1枚は在庫が無く、取り寄せになるとの事。取り寄せは丁重にお断りした、小笠原から取りに来るのは、あまりにも非現実的だからネ。

その後何軒かCDショップを訪れたが、何故かその1枚はどこも在庫が無かった。チャーリーパーカーのやつなんだけど、これは又何時の日かのお楽しみと言う事で。

そんな訳で最近の我家のBGMは、当然の如くジャズ、ジャズ、ジャズ。僕も分からないなりに、とても気に入っている。何となく落ち着くんだよネ。考えてみれば、妻と出会ったのもジャズがBGMで流れる渋谷のBAR。まだ4時だけどなんだか一杯やりたい気分だ。

写真は昨日山歩きの帰路、夜明道路の途中で撮った一枚。抜けるような青空だった。

寒かった!

2009-04-04 17:00:25 | Weblog
御無沙汰しておりました。一人暮らしの母が亡くなった後、マンションの名義変更登記、霊園の継承手続きetcで3月24日父島出港のオガマルに乗り内地行き、一昨日4月2日慌ただしく父島へ帰ってきました。

皆さんにとってはもう記憶の彼方へ行ってしまったと思うけど、3月24日オガマルが出港した2時頃と言えば、WBCの日韓戦がおそらく佳境の時だったのでは。生で見る事が出来ず本当に残念だったが、とりあえず竹芝に着き、所用で行った渋谷の駅で、3年ぶりにスポーツ新聞を買った。スポーツ新聞がいくらか分からず、恥ずかしながらいくらか聞いてしまった。

帰宅してみたニュースのイチロウのハシャギブリには、ちょっとビックリだったけど、とりあえずメデタシメデタシ。日韓での決勝、そして侍ジャパン優勝ならば最高なんてだいぶ前のブログに書いたが、それが現実となり怖いくらいだ。

終わってみれば、ジャパンが2敗、韓国は3敗、そしてその負けはお互いに喫した黒星と言う事で、いくら思い入れが違うとは言え、アジアの野球レベルが高いということは実証できたのでは。

そしてあの原監督がヒーローに。内地の職場で「変わってる、と言われると思いますが、僕、原の大ファンです」と入社早々言っていた後輩を思い出す。「アラちゃん良かったね、おめでとう!」

WBCはまさに満開だったが、本物の桜は、僕の内地行きにあわせたようにやって来た寒気団のおかげで、開花宣言から足踏み状態。本当に内地の寒さにはビックリ、26日の日にはなんと霙まで降り出す始末。イヤー本当に風邪引かなかったのが不思議なくらいの寒さだった。

それでも今回の内地行きでは、忙しい中にも多少の時間はとれ、懐かしい友人達との宴の時間もあり、楽しい時間を過ごす事ができた。お世話になった皆さん、本当にサンキューでした。この場をお借りして御挨拶させていただきます。

父島もこのところ寒い日が続いていたようだが、内地の寒さに比べたらまるで天国。休日の今日は、妻との早朝ジョグ、山歩きと早速いつもの島暮らしのペース。明後日からは新学期も始まるし、お仕事も頑張らないとネ!

写真は、幕張のお気に入りのレストランの前で、娘と息子とその彼女と一緒に。