小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

なんと600人オーバー

2008-06-20 09:57:01 | Weblog
御無沙汰してます、相変わらず入港日荷役仕事の前の投稿です。

ここ3週間ばかり安定していた父島の天気だが、沖縄の梅雨明け宣言と共に、小笠原に好天をもたらしてくれていた太平洋高気圧がどこかへ行ってしまったようで、このところやや不安定なお天気。

ズーッと弱い南風が続いていたが、火曜日あたりから北東よりの風に変わり、いくらか湿度も下がりすごしやすいのだが、雲も出やすくなっている。一昨日は本当に久し振りに夕方土砂降りの雨。我家もそうだったが、乾ききった洗濯物を突然の雨に濡らしてしまった御家庭も多かったのでは。

昼休み前浜スイムを楽しんでいるのだが、風向きが変わったせいか海の透明度はかなり良くなっており、珊瑚の間を泳ぎまわる熱帯魚系の魚もスイムゴーグル越しによく見える。しかしお日様が出ていればいいのだが、日差しがなくなると時折来る北よりのブローが結構堪える。

冬でもウエットを着て泳いでいる前浜スイムの常連は「何か寒いねー、もう秋かい?」と冗談を言っていた。

ところで前回ブログ投稿の後、性懲りもなく洲崎へ釣りに出かけたのだが、全くダメ。適度の感覚で浮きは沈み、ヨツバリやササヨは上がるのだが、本命のアジ系の魚は結局釣れず、洲崎では始めての釣果ゼロ。帰りのダラダラ上りは、なぜか空のクーラーボックスがやたらと重く感じ、辛い帰路となってしまった。勿論毎回釣れるはずはなく、又次の機会リベンジだ。

さて今日のオガマルだが、八丈便と言う奴で、行きも帰りも八丈島経由。勿論そのせいもあるのだろうが、防災小笠原の島内放送によればなんと681名の乗船客数。ゴールデンウィークの最盛期の便を凌ぐ勢い。しかも八丈に寄り道している割りには11時50分の入港予定と、かなり気合を入れて飛ばしてきたようである。荷役作業も気合を入れていかないとネ。

写真は硫黄島の例のサウナ壕。ブルーシートで入り口をカバーしてあるだけなのだが、ヤッパ天然物は本当に素晴らしいよ。

PS 早苗ねーちゃん、コメントサンキューです。皆さんお元気そうで何より。だいぶ前に一成のブログ教えていただきアクセスしたのですが、エラー続き、僕の乏しいパソコン知識では解決できず諦めていましたが、今回はすんなりOK。楽しませていただいてます。一成に会うような機会があれば、宜しくお伝えください。それでは又。

軍港?

2008-06-17 08:56:11 | Weblog
一昨日ブログ投稿の後は、シロアリ来襲前に早めの夕食。そして7時過ぎに我家は灯火管制下に。部屋の中を暗くし横になっていたら、硫黄島帰りの後引き続き荷役の仕事の疲れもあったのか、そのまま熟睡。最近は歳を重ねるごとに早起きになっているのだが、気が付いたら10時間近く睡眠していた事になる。

昨年に比べると凌ぎやすかったとは言え、硫黄島での炎天下の作業、その前後はオガマル入出港に伴う荷役作業と言う事で、木曜日から日曜日までほぼほぼオガマルとの生活、船員さんの大変さ身を持って体験した感じ。流石に疲労困憊だったようだ。

10時間の睡眠と言う事で目覚めはバッチリ。月曜日の朝、いつものように妻と用務の仕事へ自転車通勤。桟橋に差し掛かると、自衛艦の姿がやたらと多い。小型艦が3隻ずつ抱き合わせで、合計6隻岸壁に係留。二見湾には大型艦2隻が沖留め。父島二見港はまるで軍港の様相。

昼休みは久し振りに前浜へ。町は、一目で分かる上陸した自衛艦の人達で一杯。レンタルバイク屋さんの前には長蛇の列。オガマル入港より、島の商店はよっぽど潤うのでは。お店の前には「自衛隊さん大歓迎」の垂れ幕があちこちで掲げられている。

前浜にも、一時の休息を楽しむ自衛官の人達が溢れている。シュノーケリングに日光浴、思い思いに久し振りであろう陸地を楽しんでいるようだ。

僕もランチの前に、最近前浜沖に設置されたオレンジのブイ二つを目標にトライアングルのコースで一泳ぎ、前浜スイムを楽しんだ。真夏の太陽、ベタ凪の海、水温も泳ぐには最適、後はスカッと抜けてくれれば言う事無しなのだが、透明度の方は80点といった所。贅沢言っちゃいけないネ!

夜は夕食の後夕涼みに、桟橋前のお気に入りのベンチで一時。青灯付近では小学生達が花火大会。思わぬ夏の風物詩を楽しませてもっらった。そして夜が更けると共に、帰りを急ぐ?メートルの上がった自衛官の団体があちこちから港へ集まってきている。束の間の休息、父島を大いに楽しんだ御様子、たまにはいいよネ。

さて今日は久し振りの平日のOFF。妻との早朝ジョグを終え、これまた久し振りに風呂掃除。妻はお気に入りの境浦へ父島の夏を楽しみにお出かけ、僕はヤッパリ釣れなくても、洲崎で磯釣りかな。今日は大潮、そして11時頃が下げ一杯。そのあたりが狙い目かも。

写真は硫黄島滑走路のど真ん中、愛車アルプス。

行ってきました硫黄島

2008-06-15 17:11:15 | Weblog
日曜日の夕方、硫黄島墓参を終え、予定通り2時竹芝へ向け出航して行ったオガマルの荷役の後、やっと我家でノンビリ、そしてパソコンに向かっている。

硫黄島は僕にとって、昨年に続き2度目と言うことになるのだが、今年も好天に恵まれ、順調な全行程だったと思う。ただ今年は昨年に比べ風が有りその分暑さは凌げたのだが、ベタ凪と言う分けには行かず、沖留めしたオガマルから上陸する人達を運ぶ通船は結構大変だった。

最近は少なくなったらしいが、それでも御年配の方もかなりおり、揺れるポンツーンから船への乗り降り、その手助けをしていた僕は冷や冷やの連続。過去には何回か時化のため上陸できず、洋上墓参と言う事もあったらしいので、そのことを思えばそれくらいは良しとしなきゃネ。

さて今回僕は愛車アルプス同伴。我々荷役作業員は、上陸する墓参の方々の通船が終われば、その方々が帰って来る夕方の通船まではフリー。1日目はとりあえず島の周りをグルッと1周。島の道路の約7割くらいは未舗装のオフロード。ランドナーのタイヤではちょっと細いかなと思ったが、とりあえずほとんどの所は下りずに走る事ができた。マウンテンバイクであれば、もっと楽に走れるのでは。

昨年車で走っていたため分かっていた事なのだが、ほとんど平らな硫黄島、しかし道路の回りはかなりの背丈のブッシュが生い茂り、回りの景色が見える所があまり多くなく、ビジュアル的に快適なサイクリングとは言い難い。

そしてたまに見晴らしが良くなったと思うと、今度はオフロードに砂がたまりハンドルを取られて景色を楽しむ余裕など無いと言うことになってしまう。防砂林の役目をしているブッシュが低い所は、砂が溜まり易いのだろう。

まあそれでもアルプスを持って行ったのは大正解。一人マイペースで硫黄島のあちこちを楽しむことが出来た。唯一のヒルクライムポイント、擂鉢山。試しにストップウォッチで計ってみたら、9分59秒27。それ程きつい角度の所は無く、ギヤー2枚残して上る事ができた、感覚的には父島のウェザーステーションのほうがキツイかも。

2日目は飛行場周辺をじっくり探索。誰もいない滑走路を愛車で全力疾走、勿論入っちゃいけないんだろうけど、とりあえずそんな掲示は見当たらなかったので、楽しませていただきました。ついでに滑走路の中の緑地でランチタイム。かなり暑かったけど、でも最高の気分。

その後は、戦時中の壕が天然のサウナになっているサウナ壕で一汗。一人で暗い壕の中に入るのはちょっと気味悪かったが、せっかく来たのだからと気合で突入。入り口のあまりの暑さにビックリしたが、奥に入ると何となかなか快適。数分で汗びっしょり、入り口のシャワー(と言うか、高い位置にホースがセットしてあるだけ)で水を被り、目の前の大海原を眺めながらの一時は、僕にとって今回の硫黄島でベストシーンだったかもしれない。

まあそんな感じで2度目の硫黄島、あっと言う間の3泊4日、無事終了。

写真は硫黄島、千鳥ケ浜沖に沖留めしたオガマル。

硫黄島行ってきます

2008-06-12 09:56:29 | Weblog
小笠原はズーッと好天続き、しかしシロアリのほうもまだ治まらず連夜の灯火管制も続いている。

ところで日曜日のブログ、何も知らず物騒な世の中について投稿していたが、直前に秋葉原でとんでもない事件が起こっていたんだネ。銃が車や刃物に変わっただけで、無差別殺傷と言う点ではコロンバインの事件となんら変わりが無い。残念ながら、日本は本当に危ない国になってしまった。

幕張で暮らしている娘や息子が、そんな事件の場所にたまたま居合わせない事を願うしかない。自分の力では防ぎようの無い、常識の通用しない世界の事、ただ祈るしかなす術は無さそうだ。

消極的かもしれないが、今からこうなってしまった世の中を良い方向に変えて行くのは、どうも手遅れのような気がする。善良な皆さんに神の御加護を。

さて今週の月曜日、小学校は土曜日の公開授業の振り替え休日。朝早起きをして久し振りに洲崎で磯釣り。竿2本、クーラーにはアミコマセ2ブロック、オキアミ1ブロック、デイバックに飲み物と昼食、愛車アルプスで扇浦から先の坂は結構堪えた。

苦労してたどり着いた洲崎は、早朝平日と言う事も有り、予想通り僕一人。5時40分に期待に胸膨らませ第一投。巷の噂ではこのところの洲崎あまり釣果はよろしくないようだが、この日も浮は沈むのだが、ヨツバリ、ブダイ、ササヨ、ボラと釣れるのは外道ばかり。

そして洲崎名物ホワイトチップも5匹ほど現れ、釣れた獲物を狙っている。浮きが沈むとサメとの競争でリールを巻かねばならない。仕掛けごと持っていかれたら大損害だ。

朝の6時前から2時過ぎまでそんな事をしながら楽しんだが、クーラーに入ったのは、何かの間違いで釣れたデカムロ1本だけ。とは言うものの、本当に久し振りの釣果、夕食は刺身で美味しく頂きました。

ところで今日はオガマルの入港日。荷役前の一時、例によって久し振りのブログ投稿をしているのだが、このオガマルは硫黄島便。墓参の方々を乗せ、夜には硫黄島に向け出港、日曜日の朝父島へ戻り、その日の2時には竹芝へ向け出港と言うスケジュール。

昨年に続き僕も荷役の仕事で硫黄島へ行ってくる。今年は愛車アルプス同行、自分の足で硫黄島を回ってみたいと思っている。又何か発見があればブログでも紹介したい。

写真は久々の釣果、デカムロ、せめてもう1本くらいあれば良かったんだけどネ!

パッション祭りも大空襲

2008-06-08 15:46:45 | Weblog
日曜日の午後、今日出港のオガマルの荷役を終えパソコンに向かっている。外はギラギラの日差し、このところの小笠原は真夏の暑さだ。そして相変わらずのシロアリの空襲による灯火管制。そんな訳でブログの投稿もウィークエンドの昼間と言う事になってしまう。

昨日の土曜日、小学校では学校公開(昔の授業参観てやつかな)そして不審者に対するセーフティー教室があり用務のオジサン一日出勤。

午後は警察の方が来校、教職員対象の不審者侵入に対する研修が行われた。英会話の先生アランと映画ボーリング フォー コロンバインの話になった。なんと驚いた事に、あの事件は彼の住んでいた近くで起こり、犯人は彼の知り合いのクラスメイトだったとの事。

あの映画を観た後アメリカ銃社会の現実にビックリしたが、考えてみれば今の日本、殺人事件は日常茶飯事、僕が小学校の頃とはずいぶん変わったなとあらためて実感。幸いここ小笠原では今のところそういった事件は無く、小学校も内地に比べればいたって平和でそれは素晴らしい事なのだが、備えあれば憂いなし。

そして、そんな安全で暮らしやすい小笠原を守っていくのは、今ここで暮らしている我々大人の島民の責任でもあると、チョッピリ考えさせられてしまった。

夜は島のイベントの一つ、パッションフルーツ祭りへ。6時半会場のお祭り広場へ行って見ると、このイベントの目玉、パッションフルーツ即売会へ長蛇の列。そしていよいよ販売開始と共にその時を待っていたかのようにシロアリ大発生。広場の街路灯めざし群がるシロアリ、まるで雨のよう。そして僕の耳の中やシャツの中まで入り込み、おそらく今年一番の大空襲。

これもイベントの一つ、そんな事はお構い無しで即売会、そしてフラ、南洋踊り、カカの演奏、抽選会と夜は更けていった。

今朝は週末恒例、妻との早朝ジョグ。なんと湾岸道路の歩道のあちこちにはシロアリの羽の山。舞い上がった羽を吸い込んでしまうのではと思うほどの羽の量(ちょっとオーバーかな)、いずれにしても昨夜のシロアリ発生は間違い無く本年一番。今夜はどうなのだろうか、しばらく灯火管制状態は続きそうである。

写真は昨日の昼休み、前浜での一枚。久し振りに前浜スイム。土曜日と言う事で島民の家族連れも沢山、水温も上がり気持ちの良い前浜スイムだったが、透明度はもう一つ。