小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

オガマル欠航

2006-09-20 19:49:08 | Weblog
朝からドンヨリした曇り空、ネットの予報も傘マーク、今日は昼休みのスイムは諦め代わりにカッパを持って出勤。

ところが天気予報は例によって良い方に外れたようで、時間の進行と共にお日様がどんどん顔を出してくる、そんな折防災小笠原の島内無線の放送は、早々と22日(金)入港予定オガマルの欠航を告げている。次の入港は29日(金)になるって事?

ちょっと待ってよ、首を長くして配達を待っている通販のお米はどうなるの?1日入金が遅れたために米の配達が2週間も遅れてしまう、頼むよオガマル!

昼休みは久し振りにウェザーステーションへ、強い日差しの中激坂を上る。ウェザーには先客、アパートの隣人ヨッシーがウクレレを弾いていた。

「コンチワー、明後日のオガマル欠航らしいよ」僕の言葉に
「エー、ホントに、全然聞こえなかった、珍しいな欠航なんて」とヨッシー。

そう言われて見ればこの島に来て欠航は初めてである。

ヨッシーと入れ替わりにやって来たオガツアーのオガ君はいつものニコニコ顔で

「生協は買出しのお客でもうごったがえしてましたよ」

そうか考えて見れば米どころの騒ぎではない、生活物資がまる2週間入って来ない訳で特に生鮮食料品を中心とした食材は底をついてしまう。

いまさら慌ててもしょうがないので、ゆっくりウェザーでランチ、今日は何となくCDウォークマンもやめ、風の音とお日様と目の前に広がる大海原の眺めを楽しんだ。

激坂はしんどいが、さっきヨッシーも言ってた「午前中のウェザーは良いよ」まさにその通りだ。

小学校に戻ると、職員室はオガマル欠航の話題で騒然。特にこの4月に赴任してきた先生方は初めての経験にややパニック気味。

全く人騒がせな台風14号だ、おかげで休みの予定だった明日は、台風に備えた養生の為出勤になってしまった。

写真は今日のウェザー、台風が来るとは思えない穏やかな海である。

運動会

2006-09-19 19:26:11 | Weblog
三連休も終わってしまえばあっと言う間、皆さん今日の出勤はいかがでしたか。小笠原は変わりやすい天気、ドシャ降りのスコールが来たかと思えば真夏と変わらない強い日差し、校庭では1年から6年まで全員集合で入場行進の練習。

10月7日開催予定の運動会に向け練習もだんだんと気合が入って来た。

その運動会だがこれが又ビックリ、小笠原ならではの運動会のようだ。会場は小中学校共有のグランドで行われるのだが、何と小学校中学校高校連合の運動会、しかも一般参加種目まである。

以下‘村民だより’(月初めに小笠原村より各家庭に配達される物で、小笠原での生活に関する色々な情報が掲載されていてとても重宝している)に掲載された一般参加種目の所を抜粋して見ると

○短距離走(100m)
○職場対抗リレー(男女別6人1チーム)
○地域・職域対抗綱引き(男女混合12人1チーム)

といった具合、更に‘テント設営について’の項目もあり搬入時間や設営時間の細かな取り決めが記載されている。

これはもう小中高合同運動会と言うよりは町のお祭りだネ。夏休みの後半からグランドの草刈にヤタラと熱が入っていたのも納得である。と言うかまだまだ序の口、これから運動会が無事終了するまできっとビックリさせられる事が山のように出てくることだろう、本番は勿論だが、それまでの準備も楽しみ?である。

小学校の用務員さんとして粗相の無いよう頑張らないとネ!

写真は入場行進の後開会式の隊形に整列するオガ小の全校生徒達。

タコの葉細工

2006-09-18 19:56:41 | Weblog
三連休の最終日は朝からトラブル。パソコンのダイアルアップ接続が何度やっても応答がありません状態。以前にも同じような状態になった事があり、その時はCドライブのシステムエラーチェック、で回復した記憶がありやってみたのだが今回はダメ。

こうなると老父婦2人はパニック状態、色々やってみたが全くダメ、やむなくプロバイダーの相談窓口にTELして見たが何と電話がつながらない、受話器を取った状態で既に話中のツーツーの音、どうなってんの、モデムがおかしいのか、ますますパニック。

訳も分からずとりあえず壁のジャックから電話線を一度抜いて、さしなおして見るとラッキー、電話は復旧、パソコンのダイアルアップ接続も無事つながった。

何が原因だか分からないが、とりあえず直って良かった、しかし気が付けば午前半日つぶれてしまった。

珍しく我家で昼食の後二見桟橋へ、今日はオガマルの出航日、エイチャン、カズチャンと待ち合わせてオガマル見送りの後タコの葉の採集に行く約束になっている。

実は妻がカズチャンの紹介でタコの葉細工を始める事になり今日はまずその材料となるタコの葉の調達と言うわけだ。

写真は今日撮ったタコの木だが、ご覧の通り、まるであの蛸をほうふつとさせる木である。小笠原ではそこらじゅうで見る事が出来るのだが、固有種でヤタラと伐採する事はできない。今日も指定された所から必要なだけの調達となる。

この葉っぱの棘を取り、ゆでた後乾燥させてやっとタコの葉細工材料の完成、これを使って好みの物を編み上げていくらしい。今日はまず棘を取ってゆでる準備までで丸半日、完成までには相当の労力と時間が掛かりそう。

こちらのお土産店でタコの葉細工よく見かけるのだが「たけー!」と言うのが正直な感想だったが、こうして伐採からかかわってみると、納得と言うのが正直な所だ。

さてどんな物ができるのか楽しみである。

船遊び

2006-09-17 19:54:18 | Weblog
今日は妻の職場の同僚ヤグッチャン家所有の船で1日船遊び、優雅な3連休の中日を楽しんだ。

以前からお互いのスケジュールが合い海況が良ければ是非一度とお誘いを受けていたのだが、海の状況等が悪くなかなか実現しなかった。

昨夜も我家でカータンの誕生会をやっていたのだが、海況もあまり良くなくしかもヤグッチャン御一家帰り際に突然の雨「明日もまたダメかもね」と寂しくバイバイ。

今朝ヤグッチャンから「思ったより海も悪くなく遠出は無理だけどどうですか?」とTEL、勿論二つ返事でOK、お世話になる事にする。

天気も我家を出るときにパラっときたのだが、その後はほとんど晴れの1日、多少東よりの風がありウネリもあったが、影響を受けにくい場所を選び丸1日優雅に船遊びを楽しんだ。

兄島滝之浦付近でまずはムロ釣り。あたりが無く、場所を変え沈船の上でシュノーケリング&素潜り、長女のエコちゃんはホントに泳ぐのが好きで船から飛び込んでは又上がるの繰り返し、その後はシュノーケリングと常に海の中だ。

しばらく楽しんだ後、又場所を変え今度はアカバ釣り、最初根掛かりなどしてもう一つだったのだが、ここで新漁法?が大当たり。トウタンが船の上で釣竿を担当、僕がシュノーケリングで泳ぎ釣りの要領で釣り糸を持ちサイズの良いアカバに食わせるよう頑張る、食いついた所で船のトウタンに巻いての合図、間違ってブダイが釣れたりもしたが、これはリリース、10分程で結構なサイズのアカバ4匹をゲット、1匹はかなりの大物、この新漁法はかなりいける。

お昼は南滝之浦に上陸してランチ、トウタンの同僚がアウトリガーカヤック(何と驚いた事に自分で作ったとの事)で先に上陸しており、しかも煮炊きの道具持参との事、早速釣ったばかりのアカバ2匹で味噌汁を作り皆で新鮮なアカバ汁に舌鼓、こんな贅沢ないよネ!

贅沢なランチと磯遊びを楽しんだ後、もう一度ムロつりに挑戦、トウタンの蒔餌作戦が大成功、群れに当たりあっと言う間に十数匹をゲット、大漁の内に本日の船遊びを終えた。

ヤグッチャンファミリーの皆さん本当に素敵な一日を有難うございました、とっても楽しかった。

夕食では早速頂いた一番大きなアカバの刺身を初体験、淡白な白身で歯ごたえがありとっても美味、是非又釣りたいネ!

写真は南滝之浦で、白いトウタンの船と、ブルーのアウトリガーカヤック。

島の中学生

2006-09-16 17:36:10 | Weblog
今日から三連休、やったね、小笠原の太陽が朝から出迎えてくれた。妻と扇浦までジョグ、途中観光ツアーの知り合いにいっぱい会った。今日は海も山も絶好のコンディション、車の中から手を振ってくれるツアーガイドの皆もニコニコ顔だ、きっと良い一日になる事だろう。

ジョギングの後、今日は夕方からヤグッチャンのカータンの誕生日を我家で祝う事になっており、妻はその仕込み、僕は風が吹いてくれる事を祈りつつ前浜へ、仕込み一段落して弁当を持ってきてくれる妻を待つ、贅沢な身分だね。

相変わらず風はイマイチだったが一瞬スコールがありその時だけは完全プレーニング、2往復だったが久々に至福の時。

ところでいつかブログで紹介した前浜のゲゲゲハウスで中学生がバーベキュー、後から顔見知りの体育の先生も加わり賑やかに。聞けば、サッカー部、バレー部の都大会出場の打ち上げらしい。

しかし小笠原の中学生は羨ましいね、こんな素晴らしいロケーションでバーベキュー、一段落したらコバルトブルーの海に飛び込み、浜でサッカー、そして又食べる。みんな真っ黒でカッコイー、本当に生き生きしている。こんな環境で一生暮らせればと思うが、現実はなかなかそうは行かないのかな、ここの中学生達これからどんな人生を歩んでいくのだろう。いずれにしても皆健康で幸に暮らせる世の中であって欲しい物だ。

写真はゲゲゲハウスの前で全員集合、中学校の生徒の半分はいるとの事。