小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

日照不足

2008-12-17 16:15:37 | Weblog
僕にとって悪夢のBAD DAY、土曜日の晴天以来またまた父島はお天気が悪く、皆もうウンザリと言った感じだ。

日曜日のオガマル入港日、朝から充分な日差しと南風、穏やかな陽気に恵まれた。そして入港日恒例、防災小笠原の島内放送でも、オガマルは久し振りに定刻11時半の入港予定との事。久し振りに空模様を気にせず荷役が出来ると、気持ち良く我家を出発したまでは良かった。

所が入港準備を終え、一服している頃からにわかに空模様がおかしくなり始め、オガマルが湾口に姿を現す頃には、低く垂れ込めた雲から大粒の雨。またしてもカッパを着込んでの荷役。

「嘘だろ~!お日様どこ行っちゃったんだよ」
「全く、オガマルが又雨雲連れてきたよ」
「天気予報より正確な入港日のお決まり、雨」

そして積荷と引き取り業者さんの関係で、今便の荷役も翌日月曜荷役となり、オガマルのドック明け以来入港日一日で荷役が終了した日は無いのでは。本当に雨に泣かされている。

翌日の荷役も今にも降りだしそうな空模様の下、雨濡れ厳禁のセメント等の積荷もあり、冷や冷や物の作業だったが何とか2時間程で終了。その後は小学校へ戻り用務のお仕事。こちらも悪天候にたたられ、思うように外での作業が出来ず、全くこの天候にはお手上げである。

そしてこの長引く日照不足がたたったのか、月曜あたりからどうも喉の調子が怪しい。内地にいた頃は毎年この時期になると、寒さと空気の乾燥からすぐ喉をやられ、声を嗄らし、時には軽い発熱と言うのが日常茶飯事だった。

小笠原で生活するようになってからは、内地に比べるとはるかに高い気温と、湿度の高さから喉の調子はいたって順調、この時期お決まりの喉痛とは無縁の生活で、本当に快適な暮らしだった。しかし残念ながら、小笠原仕様になりつつある僕の体と、このところの悪天候続きでどうやらエッヘン虫にやられたようである。

幸い喉痛と声が嗄れている程度で、それ程深刻な状況ではないのだが、歳も歳だし気を付けないとネ。

そう言いながら出港日の今朝、「無理しない方がいいんじゃない?」との妻の暖かい忠告に「逆療法だ」と、小雨の中扇浦まで早朝ジョグ。その後はまたしても雨の中カッパを着ての荷役作業。今便の観光客の皆さんも、遂に小笠原の太陽を見る事なく島を後にする事になってしまった。

僕が3年前この島に初めて観光で来た時、もし今のような悪天候続きの状況だったら、小笠原には住んでいなかったかもしれない。僕にとって、小笠原の太陽は絶対条件。強い日差しが、本当に恋しい。

写真は、このところの父島を象徴するような、数日前の前浜。