パッションフルーツ娘帰郷

「今日はどうする？コペペまで軽く走る。」
昨日夜明け道路一周のラン、翌日の妻のこの一言、足の状態はだいぶ良いようだ。僕の方も一週間ぶりのジョグで足の疲れはあるが、傷の痛みは全く無く久し振りのコペペ大賛成だ。

来島当初しょっちゅう来ていたコペペだが最近ややご無沙汰気味、ウインドを始め前浜へ行く機会が増え、シュノーケリングは宮之浜がポピュラーに成りつつある。
久々のコペペはベタ凪透明度も良さそうで又潜りに来たいと思わせる、やはり素敵なビーチだった。

扇浦ではエーチャンがカヤックの半日ツアー中、今日はシーカヤックのためにあるような海況、本日出航のオガマルで内地に帰る観光客の皆様は後ろ髪を引かれる思いだろう。

海洋センターボラのコンブも今日の船で島を離れる。休日にはダイビング、ドルフィンスイム、天気の良い昼休みはセンター前の製氷海岸でシュノーケリングと、とにかく小笠原の海が大好きな元気娘だ。
そしてもう一つ先日のパッションフルーツ祭りで、見事パッションフルーツ娘に輝いたとてもチャーミングなコンブ、小笠原は本日で本年度のパッション娘を失う事になる。さびしーネ！

先日亀磨き風景の写真を取って欲しいと御願いしてきたコンブに
「いよいよ、思い出作りかい？」
と茶化したら、本当に寂しそうな顔をして
「その事を考えると、ため息ばかりなんですよ、あーホント帰りたくないなー」

二見桟橋で、目を真っ赤に腫らしたコンブと握手。あまりの寂しそうな顔に
「元気で」
としか言えなかった。