MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

小さな蜂の巣と「蜂遊び」

2012年05月16日 | あらかると

フィールドにある小さな橋で「野弁当」を食べている時、
コンクリート製の欄干の下に小さな蜂の巣を見つけた。


小さい上に蜂もいなかったので、
昨年作られたものであろうと思ったが
2個の巣があることが珍しいので、
弁当を中断しとりあえず写真だけを撮った。


弁当を食べ終わった頃、
一匹の蜂が近くの蒲公英に止まった。

フィールドでは当たり前の光景なので気にも留めなかったが、
帰りがけに再び巣を見ると、その蜂が巣の周りを回っていた。
巣を回っているということは、
巣を手入れしているということで、この蜂のものであったのだ。

で・・・
「逆襲」が怖いので、
蜂を刺激しないようにそっと寄って撮ったのが巻頭の写真。
蜂の名は「フタモンアシナガバチ」。

写真を撮った時は気づかなかったのだが、
家でRAW現像して拡大してみると小さな卵があった。

「アシナガバチ」といえば、
小学生高学年で「遊びのガキ大将だった」頃、
アシナガバチの巣を見つけると、
遊び仲間を集め「度胸試し」を行なっていた。

5~6人が横一列に並び、
じゃんけんで負けたものが、
1m位の篠竹で「蜂の巣を叩く」のである。

「危険なので絶対マネはしないでください」
蜂に刺されて死ぬ人もいるということを忘れずに・・


当然、蜂は一斉に襲ってくるので、
叩くと同時に一目散に逃げるのだが、
足の遅い奴か、一番後方の奴が刺されることがある。
足が遅くても地面に倒れれば「蜂」は目標を失うので、
刺されることはなかったのだが・・・・。

何回かやった記憶があるが、殆ど子供たちが逃げ切り
刺されることは殆どなかった。
が・・・・、
ある日、遊びの大将が一箇所を刺されたのを機に、
その遊びは永久に終了した。

思えば、遊びの先輩たちは、
何が危険であるかを良く知っており、
言う事を聞かず危険に近付こうという子供には、
必死で怒ったものである。
それでも先輩の言う事を守れない奴は、
いい意味での「仲間はずれ」にもした。
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