MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

葦枯れの手賀沼

2011年12月19日 | あらかると

先週、手賀沼までポタリングした。
快晴で風も無くポタリングするには最高の条件だった。

この時期の手賀沼の風物詩は「枯葦」で、
川原などとは違った趣があり、被写体としても面白い。

さすがにこの時期になると釣り船も少ないが、
この日の水面は穏やかで、のんびり釣りを楽しむ姿がいい。
下の写真は漁師の様で、仕掛け網を引き上げている様子だった。


カワウの集団が見られるのも手賀沼らしく、
江戸川や大津川などでは単独行動のカワウがほとんどである。

最近カワウが増えていると言われるが、
それだけ川魚が豊富になったということであり、
栄養が十分に行き届くため繁殖力も旺盛なのだろう。

昔、田舎では川魚を捕ってきて食べることもあり、
魚を捕ってくるのは子供の役目だったが、
子供にとっては遊びの延長のようなもので、
遊び疲れて帰っても「成果」を褒められると言う具合だった。


凪のような沼に突如として現れたのが、
猛スピードの漁師らしき一艘の舟。
右端に止まっている2羽のカワウ注目!!


カワウはその勢いに驚き、舟とは反対方向に慌てて飛んでいった。


舟のスピードで生まれた航跡は、
数百の波紋となって水面を多い尽くしたが、
無風状態ならではの現象である。


岸から100メートル程先に一家と思われる4羽のアオサギが休んでいた。
アオサギはカワウのように水に潜ることも浮くことも出来無いので、
確認すると立っているのである。
これも水深の浅い手賀沼ならではの光景なのかもしれない。


帰途、道の駅「しょうなん」の農産物直売所に寄って、
ほうれん草2把、里芋、きぬかつぎ・根生姜を買って来た。

市場を経由してきたスーパーのものよりも新鮮で、
なおかつ、多くの農家が競って出品しているので、
料理前に水洗いをしなくても良いほどに綺麗に洗われているのがいい。
販売されているものには生産者名が書かれており安心感も有る。

ほうれん草は定番の御浸し、里芋はケンチン汁で、きぬかつぎはおやつ代わりに利用し、
根生姜はフードプロセッサーにかけ「生姜湯」用に砂糖で煮込み保存した。

巻頭の写真は大津川中流域の枯薄。
川の両岸と更に奥に有る休耕田のススキの三重奏。
コメント