MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

晩秋の「都立水元公園」・その3

2011年12月07日 | あらかると

都立水元公園は都の施設であるため、東京都美術館(全面改修で休業中)等と同じように、
「水元かわせみの里水辺のふれあいルーム」や「グリーンプラザ」も月曜日が休館となっている。

飲み物は園内の施設で調達しようと予定していたが、
上記の2施設が閉鎖されていたため、
バーベキュー広場まで歩かないと自販機がなかった。
で、
グリーンプラザの前から直線でバーベキュー広場に向かうため、
中央広場を横断した。

下の写真はその途中にあった桜の紅葉とメタセコイアの紅葉。

飲み物を調達したら桜の木までもどって来て昼食の予定だったが、
自販機まで来てしまうと戻るには遠すぎたため、
近場の野外ステージ上のベンチで昼食。


昼食後、水辺ゾーンの中心となっいるガマ田へ移動。
ヒメガマが生えている事からガマ田と付けられたとの事だが、
ガマの穂は見当たらず殆どが枯れ葦で覆いつくされていた。

ガマ田のなかを通る遊歩道の先には、黄葉したメタセコイアの林が見えているが、
その手前には桜の木があり、春には麗かな光景を目にすることが出来る。


下の写真は葦の穂綿。
ススキの穂よりもやや粗いが、晩秋の光景の一つである。



「ラクウショウ(落羽松)」と「メタセコイア」の違いを学ぶ。

ガマ田を過ぎ、黄葉真っ最中のメタセコイアの林に入った(巻頭の写真)。
下の写真を撮りながら気づいた。
「あれ、これって前にブログで紹介したラクウショウと同じ葉かも」・・

友人のK氏は「ラクウショウなら、幹の周りに呼吸のための呼吸根(気根)が出て居るはず」と・・・

で、二人の疑問を解決すべく様々な考察をすることになった。
「メタセコイアの日本名が落羽松?、でも呼吸根がないし」
様々な疑問が解決しないままメタセコイアの林を過ぎてしまった。


次の林で「メタセコイア」と「ラクウショウ」の名札を発見。
学名も葉の形も違っていたのである。
更に、ラクウショウは湿地に生えることが多いため「沼杉」と呼ばれ、
湿地で成長している場合には呼吸根も見られるということが判明した。

下の写真が「メタセコイアの葉」
葉が鳥の羽に似ているのはむしろメタセコイアで、
「落羽松」の「羽」にこだわったため私の勘違いが生じました。


下の写真がラクウショウの葉。
樹形や樹皮は「落羽松」の名から想像される松ではなく杉に近いものだった。
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