銀行やスーパーへの所用を兼ねて21世紀の森と広場へ。
主目的が「ポピーの開花状況確認と撮影」で2時間程度の散歩の予定だったが、
蜻蛉や蝶が意外と数多く発生していて、結局、4時間近く園内を歩き回った。
今日は私にとっては初見の蝶「黒木間蝶(クロコノマチョウ・巻頭の写真)」に出会ったので、
蝶を中心に紹介します。
公園内に入って最初に出会ったのが、
私の周りを一周してから近くの葉の上に止まり、
「撮って呉れ」と言わんばかりに、こちらを向いて翅を広げた「ミドリシジミ」で、
その姿は、十数年前に台湾の埔里(ホリ)で見た、モルフォチョウのように美しかった。
ミドリシジミには昨日も大町公園で出会っているが、翅を開くことはなかった。

次は縄張り争いをしていて中々止まらなかったが、
やっと10mほど先の木の上に止まったところを、望遠で何とか捉えたのが、
「ウラギンシジミの♂」

コフキトンボやオビトンボなどを追って「千駄堀池」を半周したが、
そのときに出会ったのは、水に浮いているように見えた「キタテハ」
口吻を水面に伸ばしているところから、吸水していたようである。

次は、昨年も蝶が集まっていた樹液場で、
2頭の里黄斑日陰が、ヨツボシケシキスイなどと共に仲良く樹液を採餌していた。
茶色の甲虫はコメツキムシの仲間と思われるが特定できなかった。

上の写真と同じ樹液場で、里黄斑日陰が去ったあとに現れたのが、
これまでに見たことのない蝶だった。
Net検索により、
足の爪が2つに分かれていると言う珍蝶の「クロコノマチョウ」と判明した。
2枚ほど撮った後に飛び立ってしまったが、
近くの草叢に舞い降りたところを探して撮ったのが巻頭の写真。

そのほか、
赤詰草で吸蜜する「キチョウ」や、

白詰草で吸蜜する「ベニシジミ」、

水溜りで吸水する「ナミアゲハ(通常はアゲハチョウと呼ばれている)」、

木陰の下草の上で休んでいる「ミズイロオナガシジミ」を撮る事が出来た。
このミズイロオナガシジミは小さな個体だったため、
普通に歩いていたら見落としてしまったことだろう。

他に、コジャノメ、ヤマトシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウ、アカボシゴマダラなどを確認しているが、
撮影できなかったり、ブレたりボケたりで使い物にならなかった。