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MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

蒲公英の花で採餌する昆虫達

2015年04月18日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

朝からやや南風が強かったため、遠出を諦め、
近隣の「二十一世紀の森と広場」へ。

久し振りの訪問だったので、
染井吉野や山桜の花は見ることができなかった。
しかし、
枳殻、花梨、菊桃、蓮華、菜の花、諸葛菜(ムラサキハナナ)、椿、八重桜、山吹、
次郎坊延胡索(ジロボウエンゴサク)、種漬花、ツボスミレ、タチツボスミレ、
カラスノエンドウ、春紫苑、蒲公英、オオイヌノフグリなどが満開または開花して、
春らしい公園になっており、里山の樹木の若葉のグラデーションも最高だった。

蝶や昆虫達も活発に活動をしており、
今回は蒲公英で採餌・吸蜜する昆虫達を中心に、
1cmマクロ(接写)で撮った。

花虻や蜜蜂は、花粉採餌や吸蜜に夢中でゆっくりと近付くと、
指でも触れるぐらいに近寄ることが出来るので、
暫くは1cmマクロを手放せないことになる。

巻頭の写真は「ナミハナアブ」

「シマハナアブ♀」
日本蜜蜂であろうと撮ったが、花虻の仲間だった。


「キタヒメヒラタアブ♂」
蒲公英の花弁よりも小さな花虻。


「アシブトハナアブ♂」
名前の通り、足が太めである。


「アカスジツチバチ♂」
ネットで探してもなかなか解らなかったが、
腹部のオレンジの斑点が退化したアカスジツチバチの雄のようです。


「アシブトカミキリモドキ」
前回にも紹介しているが、この甲虫も驚くほど小さい。


「ハナアブの一種(ナミクロハナアブ?)」
アシブトカミキリモドキの後からやってきたが、
お互い争うこともなく採餌していた。


「ヤドリバエ」
蝿の仲間も集まっているが、今回撮れたのはこの一種だけ。


「ヤブキリの幼虫」
今回、蒲公英の花で採餌する昆虫の中で最も多く見られたのが、
ヤブキリの幼虫で、撮った枚数も一番多かった。


「メスアカケバエ♂」
13日のブログ記事で、山桜の周りで数多くの虫が舞っていた写真を掲載したが、
今回、それがメスアカケバエと判明した。
止まっているのは蒲公英の花托で、周りには飛ばずに残った蒲公英の種がある。

辛夷、桂、土佐水木、日向水木、緋寒桜、馬酔木、桃などの花咲く

2015年03月20日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

日本各地で20度を越すような仲春の陽気となっているが、
快晴にはなかなか恵まれず、
むしろここ数日は曇天で降雨も記録されている。

今日も朝から曇天だったが、
昼時近くになって薄日が射してきた為、
「21世紀の森と広場」に出かけ、4日振りの散歩と撮影を楽しんだ。

近隣の農家に隣接した畑では、
緋寒桜と連翹のような黄色の花が満開のようだった。


畑に接して公道があったので、
道路脇から垣根を隔てて咲いていた花を撮る事が出来た。
赤い花は遠目から予想していた「緋寒桜」だった。


連翹かと思われた黄色の花は初めて見る花で、
キブシの仲間のように思われたが、
詳細に調べた結果、土佐水木(トサミズキ)と判明した。

二本の樹とも日当たりの良い場所に咲いていたが、
花付きの多さなどから推理するに、
施肥などの手入れを欠かさなかったのだろうと思われる。


土佐水木と似た様な花が公園内にも咲いていたが、
こちらは土佐水木の花のようには連なってはおらず、
調べてみると「日向水木(ヒュウガミズキ)」だった。


公園内には他に、
「桂の花」


「桃の花(花桃?)」


「辛夷の花」


「馬酔木(アシビ・アセビ)」

などが一気呵成に咲き始めていた。

また、立壺菫(タチツボスミレ)が1輪咲いていた(巻頭の写真)。
園内に点在しているほかの株にも蕾を確認しているので、
月末ごろにはあちこちで可憐な姿を見ることができるかもしれない。

公園内の樹木の開花の早さには驚かされたが、
団地内の「大島桜」も2輪ほど開花していた。


河津桜や寒桜などは昨年よりやや遅めの開花だったが、
大島桜は昨年と同じ日に開花しているので、
この温かさで桜の開花が昨年並みに戻ったのかもしれない。

このまま寒の戻りなどがなければ、
当地の桜(染井吉野)は3月下旬には満開になるものと思われる。

山猫の目草、狐の牡丹、種漬花など咲き始める

2015年03月16日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

3月12日に「花ファンタジア」で出合った「初蝶」により、
近隣の公園でも飛び始めているに違い無く、
一日も早く、大町公園や二十一世紀の森に行きたかったが、
曇りの日ばかりが続いたため、
やっと本日「二十一世紀の森と広場」に出かけた。

案の定「みどりの里」周辺では10頭近くの「キタテハ」を確認できた。
縄張り争いなのか、それとも妻問い(求婚)なのか、
2~3頭が急上昇したり、下降したり、追ったり追われたり、
まるで空中戦のような飛翔を繰り返していた。
飛翔の速さは、越冬していたとは思われないほどの機敏さがあり、
目で追っても見失うことが多かった。

巻頭の写真は、地上に戻って日光浴をしていたキタテハ。

キタテハの雌雄の判別は難しいと言われるが、
巻頭の写真は翅や腹部がやや大きく、雌のようである。

下のキタテハは翅に損傷が見られるが、
飛び方は他の蝶と同じように機敏であり、
厳冬を乗り越えてきた強さのようなものが感じられた。


シジミチョウ(小灰蝶)も1頭発見したが、
余りにも警戒心が強く近寄れず、舞い降りた場所付近を望遠端で撮ったため、
ピントは合ってないが、手前やや右側にヤマトシジミらしき蝶が写った。


2月下旬には咲いていなかったヤマネコノメソウが咲いた。
花も葉も草丈も小さく、立ったままでは花の確認は出来なかった。


タネツケソウもあちこちで咲いていた。


湧水の流れる小川の砂州では、キツネノボタンが一輪咲いていた。


菜の花畑では蜜蜂の羽の音が聞こえるほどの数が採餌中で、
蜜蜂よりも一回り大きな「オオハナアブ」も飛んできて採餌していた。
下の写真左端中央には体躯の細い昆虫が写っていたが、
名前の特定には至らなかった。


木製のベンチの上では腹部が縞模様の花虻のような陽を浴びていたのでパチリ。
結果は「ヤドリバエ」で、蝿の仲間だった。


食べるものが無くなって、近隣のブロッコリー畑の葉を啄ばんでいた、
ヒヨドリたちの姿も見えなくなってきたが、
ブロッコリーの葉よりも美味しい、河津桜や寒桜の花に集まっているのだろう。

野鳥たちが食料難で餓死の危険さえあった「冬」がやっと終わったのである。

春の使者「蜜蜂」群れ遊ぶ

2015年02月28日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

昨日今日と暖かな日が続いたので、
二十一世紀の森の緑の里に咲いている菜の花畑には、
蜜蜂などの昆虫が蜜や花粉を集めに来ているだろうと、
暖かさがピークを迎える午後に行ってみた。

暖かく風も弱かったので、ダウンウェアを脱ぎ、
春秋用の薄手のジャンバーで出掛けたが、
日当たりの良い園内では、その上着も必要ないほどの暖かさだった。

菜の花畑には読み通り沢山の蜜蜂や花虻などが飛来していた。
昆虫の接写用にCANON PS A650IS(1cm接写が可能)も持参したが、
やはり近接撮影には最適で、
今日の写真の殆どはA650で撮影したものである。

蜜蜂たちは採餌に余念が無く、
そっと近付いて撮る分には逃げることが無く、
レンズ先端から1~2cmまで近付いて撮って居る。

下の写真は蜜蜂の口(口吻)がうまく写り、
足元には綺麗な照りのある花粉団子も見える。


で・・・・
花粉団子は花の蜜を吸っているうちに自然に付くものだと思っていたが、
まるで餅のように照りがあり、調べて見ると、
山田養蜂場のHPの、
みつばちの不思議なくらし「花粉だんごと蜂パン」と言う項目には、
次のように解説してあった。

「働きバチが、花の奥にある蜜を吸おうとして潜り込んでいるうちに、
からだに生えている細かい毛に花粉が付いてしまいます。
蜜を吸い終わった働きバチは、足にあるブラシに、
いま吸ったばかりの花蜜をつけて湿り気を与えます。
その後、空中に飛び立つと、自分のからだに付いた花粉をぬれたブラシでこすりながら少しずつ丸めて、
後ろ脚の花粉籠というところに集め、一本のながい毛を串がわりに花粉だんごをつくります」

以上、山田養蜂場のホームページより引用。

下の写真の蜜蜂は、一度巣に戻って花粉団子を落としてきたようで、
団子はまだ少ししか出来ていなかった。


蜜蜂は西洋蜜蜂で、腹部の黒い線の太い日本蜜蜂は見つけられなかった。


一眼レフデジカメ(α57+タムロンレンズ)でも撮ったが、
タムロンレンズの仕様がマクロであるにも拘らず、
広角側では接近できず(最短撮影距離が長い)、被写界深度の浅い望遠側で撮るしかなく、
殆どの写真はぼけたりぶれたりで、
下の写真1枚だけが何とか使用できる状態であった。


菜の花畑にはヒラタアブや、
翅の先端が黒いツマグロキンバエ(下の写真)も吸蜜に一所懸命だった。


先日つぼみが膨らんでいたサンシュユは、
一部の花が開き、雄しべが突き出ていた。


サンシュユもA650で撮ったが、その描写力はむしろ一眼レフ(レンズとの相性が良くないようだ)よりも良く、
これからの花期には必需品となりそうである。


レンズやカメラのシステムにより、
同じホワイトバランスで撮っても色合いが異なることがあり、
今回はA650はやや青みがかり、
α57+タムロンレンズではやや赤味がかった色合いになった。

紅白梅と菜の花と開花間近の山茱萸

2015年02月24日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

今、二十一世紀の森と広場では「緑の里」にある2箇所の畑で、
早咲きの菜の花が満開となっている。


晴れて、昨日のように暖かければ、
越冬していた花虻や蜜蜂が集まってきて賑わっていたと思うが、
昨夕から早朝にかけての雨で湿度が高く、
葉などにはまだ雨露が残っており(巻頭の写真)数匹の花虻しか確認できなかった。

巻頭の写真の右手前のまだ開花していない柔らかな茎は、
天ぷらにして饂飩や蕎麦の上に乗せて戴くと美味しいのだが・・・。

菜の花のように黄色の花は良く目立っているが、
同じ黄花の山茱萸(サンシュユ)もまだ蕾なのに目立っていて、
開花が間近い様子だった。


朝から晴れておれば、下の写真内の数輪が開花したと思われるが、
一時晴れるとの天気予報は外れ、一日中陽が射すことはなかった。


サンシュユの花を見るときに思い出すのは韓国で、
村全体がサンシュユの花で埋め尽くされると言う「求礼」には、
一度でいいから訪問したいと思っている。

第16回 求礼サンシュユ祭りは、
2015年03月21日(土) ~ 2015年03月29日(日)に行われるという。
が・・・、今年も行けそうも無い。

紅白梅が咲き揃った。
白梅にピントを合わせて撮るべきか、


紅梅にピントを合わせて撮るべきか迷い、結局両方撮ってみた。
上の写真のように手前の白梅にピントを合わせたほうが無難かもしれない。


「緑の里」の小さな梅林の遠景。