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MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

21世紀の森と広場の紅葉とアキアカネ

2015年11月14日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

雨降りの一日で、室温はこの秋以降最低となり20℃を切った。
日差しの無い日の外出は厚着の必要性が出てきたようで、
風のある日は防寒着も必要かもしれない。

昨日訪れた「21世紀の森と広場」は、欅などの落葉樹は黄葉が進み、
ユリノキなどはすっかり葉を落としていたし、
公園内を陸橋で横断する幹線道路の街路樹もすっかり秋色である。


楓の紅葉が見られる「つどいの広場」の北側遊歩道も紅葉が始まったが、
まだ日当たりの良い場所が中心で、山裾(下の写真左側の奥)の楓はまだ緑である。


千駄堀池周囲の真菰や葦や荻などは枯れの季節を迎えていた。
渡り鳥の飛来はまだ見られないが、留鳥の「カルガモ」がおり、
時折、コミュニケーションと思われる鳴声が聞こえていた。


チカラシバの穂やキンエノコロの穂も終期を迎えているようで、
前回訪問時ほどのフサフサ感は無くなってきている。


新しく生まれ変わったベンチで休んで居ると、すく傍にアキアカネが止まった。
この時期のアキアカネは、人に慣れているのか、
それとも終期ゆえの体力が無いのか、人にも止まったりする。


秋アカネと私との距離は1mも離れておらず、
カメラをベンチの上において、真正面から撮った。
翅を垂らして休んでいる姿は、まるで大型輸送機の主翼のごときだった。


日差しがあったためか暫く動くことは無かった。
望遠マクロで撮ると、複眼の構造模様まで写り込んだ。


巻頭の写真は、つどいの広場で最も美しいと思われた楓の紅葉。

姫赤立羽、褄黒豹紋、黄立羽、裏並小灰蝶など

2015年11月13日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

久し振りに「21世紀の森と広場」散歩となった。

松戸市立博物館企画展示室で行われている、
「よみがえる画家 板倉鼎、須美子展」、
が気になってそのチラシを得る目的もあった。

で・・・
公園散歩中、公園常連さんの元教師に出会ったので、
上記の展覧会の話をすると、すでに鑑賞を済ませたようで、
「ぜひ見られることをお勧めします」と・・・・
後でチラシを見て判ったことではあるが、
二人とも夭逝の画家だったことを先生から聞くにおよび、
近日中に展覧会を鑑賞することに決めた。

園内は黄葉や楓の紅葉が進み、晩秋の風情を漂わせていた。

マリーゴールドの咲く畑付近で「姫赤立羽(ヒメアカタテハ)」の飛翔を発見し、
花の周辺に行くと、様々な種の蝶がいた。

「黄立羽(キタテハ)♀」
日光を浴びながらの吸蜜だった。


「褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)♂」
黄立羽とは良く似ているので、飛翔中に肉眼で判別するのは難しい。


晴れていて日差しがあったときは、姫赤立羽も吸蜜していたが、
曇って日差しが無くなると、地面近くに舞い降りたまま動かなくなった。
晴れていたときに暖められた地面の暖かさが良かったのだろう、
そして、もしかすると草叢の中での越冬もこのような形で過ごすのかもしれない。
「姫赤立羽♂」


「姫赤立羽♀」


「大和小灰蝶(ヤマトシジミ)」


「裏並小灰蝶(ウラナミシジミ)」


さらに、キリギリスの仲間の、「クダマキモドキ」を2匹ほど発見した。
柔らかな花弁や花粉を食していたようである。
体長以上もある触覚は写真に入りきらなかった。


巻頭の写真は、太陽光があるときの写真で、
枯れ草の上でのんびりと日光浴をしていたのだが・・・・

光が無くなると人さえ寒さを感じる程の今日の気温だった。

野紺菊、秋薊、秋の野芥子など

2015年10月20日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

今日は健康診断の予定で隣駅の病院に行く予定だったが、
バスと電車を乗り継いでの隣駅と言うことで、
時間の予定が立てられず、いつものことながら面倒である。

と言うことで、
別の所用のために「21世紀の森と広場の散歩」を兼ねて出かけた。

野草園では大株の野紺菊が満開だった(巻頭の写真)

野草園では他に秋薊が見ごろで、小さな昆虫たちが、
吸蜜や花粉集めにやってきていた。
「ホソヒラタアブ」


「虻の一種」・・・名前は特定できなかった。


アキノノゲシの花では、昼間行動し花蜜を吸う、
2cmほどの蛾の一種「シロオビノメイガ」が吸蜜していた。


逍遥途中で、余り見たことの無い蝶に遭遇。
下の写真1枚しか撮れなかったが、この模様にはかすかな記憶があった。
30分ほどネット検索を繰り返し「ムラサキシジミ」と判明したが、
翅を閉じて居るとタテハチョウの仲間のようにも見えた。


下の写真は盛春に撮った翅を開いているときの「ムラサキシジミ」で、
少しでも翅が開いていたなら、ネット検索も必要なかったのだが・・・・


今日は久し振りに西口門から入園したが、
西口門案内所で、元教師の常連さんに出会った。
野草園までの遊歩道を世間話などをして同行したが、
とうに80を過ぎて居ると言うのに行動的で、
この秋には「富岡製糸工場」と「ひたち海浜公園」へ、
自家用車を自ら運転し往復したと言う。
しかも、富岡製糸工場へは高速道路を使わず一般道を、
「何か面白いものや美味しい食べ物が無いか探しながら」走ったようだ。


そのときの写真などを見せて頂いたが、
なかでも海浜公園の鮮やかな「コキア」が印象的だった。

私も7年前の10月21日に「ひたち海浜公園」に行っているが、
やはり今の時期がコキアの見ごろのようである。
下の写真は7年前に撮影した海浜公園の「コキア」


当時は、コスモスも満開で海浜公園の丘(みはらしの丘)は華やいでいた。

秋の花(吉祥草、秋桜など)

2015年10月18日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

昨日は雨模様で「いずも」を見に行くことを断念したが、
今日は本番の自衛隊最高指揮官である安倍首相による「観艦式」で、
その様子は、ネット配信で生中継が行われた。

ネットの生中継は、13時過ぎのブルーインパルス(観艦式初参加)の曲技披露付近から、
「内閣総理大臣訓示」など約1時間ほど鑑賞したが、素晴らしいものだった。
首相や閣僚の乗ったヘリが離艦した直後に中継は終了した。

安倍首相はこのあと、米海軍横須賀基地に10月1日に配備された、
原子力空母ロナルド・レーガンに、現職首相として初めて乗艦している。


閑話休題

昨日今日と写真を撮って無いので、
先日散歩した「21世紀の森と広場」で撮ってきた花などを紹介。

公園内は黄葉が始まっており、桂や桜、欅やトウカエデなどが色づいていた。


コスモスが見ごろで、午前の逆光で透けた花の色は、
久し振りに見る鮮やかな天然の色だった。


花がこちらを向いている順光のコスモスは、
やや離れた場所から望遠レンズで撮って見たが、これもまた素晴らしい。


下の写真は、コスモス畑の傍にあった「蕎麦畑の赤蕎麦」で、
花よりも赤い茎の色に驚いた。


巻頭の花は「キチジョウソウ」で、
ヤブランの仲間か変異だろうと何気に撮ったのだが、
私にとっては初見の「キチジョウソウ」と判明した。

キチジョウソウはなかなか花が咲かないようで、
植栽している家に何か良い事(吉事)が有ると花を咲かせることから、
この名前がつけられたという。

黄釣舟草、褄黒豹紋、青筋揚羽、秋桜など

2015年10月01日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

朝から曇り空で、天気予報も午後遅くから雨と・・・・、
と言うことで、
久し振りに近場の「21世紀の森と広場」へ。

まずは第一目的のキツリフネ草の群生地へ。


花の数も多く、今が一番の見ごろのようだったが、
蕾も多く、これからも次々と咲き続けるように思われる。


この時期園内で一番目立っていた蝶が「ツマグロヒョウモン」で、
花の咲いている場所で良く見ることが出来た。


吸蜜に夢中で、1m以内に近づくことが出来、300mm望遠マクロで撮ったのが下の写真。
良くみると蝶の目はカメラ目線になっており、
吸密には夢中になっていても警戒を怠らない野性の本能のようなものが垣間見られる。
ちなみに上の蝶とは別の個体である。


大町公園内では警戒心が強くなかなか撮るとの難しい「青筋揚羽」が、
草叢で日光浴をしていた。
こちらも1mほどまで近付いて撮る事が出来た。


秋の代表的な花で「秋桜」の別名があるコスモスが、開花の時期を迎えていた。


秋分を過ぎても秋の澄み切った青空の出現率は悪いが、
夏場に比較すれば、朝焼・夕焼が多くなり東西の空を彩る日も多くなっている。

巻頭の写真は今朝の当地の日の出直前の朝焼。