雨降りの一日で、室温はこの秋以降最低となり20℃を切った。
日差しの無い日の外出は厚着の必要性が出てきたようで、
風のある日は防寒着も必要かもしれない。
昨日訪れた「21世紀の森と広場」は、欅などの落葉樹は黄葉が進み、
ユリノキなどはすっかり葉を落としていたし、
公園内を陸橋で横断する幹線道路の街路樹もすっかり秋色である。

楓の紅葉が見られる「つどいの広場」の北側遊歩道も紅葉が始まったが、
まだ日当たりの良い場所が中心で、山裾(下の写真左側の奥)の楓はまだ緑である。

千駄堀池周囲の真菰や葦や荻などは枯れの季節を迎えていた。
渡り鳥の飛来はまだ見られないが、留鳥の「カルガモ」がおり、
時折、コミュニケーションと思われる鳴声が聞こえていた。

チカラシバの穂やキンエノコロの穂も終期を迎えているようで、
前回訪問時ほどのフサフサ感は無くなってきている。

新しく生まれ変わったベンチで休んで居ると、すく傍にアキアカネが止まった。
この時期のアキアカネは、人に慣れているのか、
それとも終期ゆえの体力が無いのか、人にも止まったりする。

秋アカネと私との距離は1mも離れておらず、
カメラをベンチの上において、真正面から撮った。
翅を垂らして休んでいる姿は、まるで大型輸送機の主翼のごときだった。

日差しがあったためか暫く動くことは無かった。
望遠マクロで撮ると、複眼の構造模様まで写り込んだ。

巻頭の写真は、つどいの広場で最も美しいと思われた楓の紅葉。