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MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

松戸市「祖光院」の彼岸花と21世紀の森

2015年09月12日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

近所で「ツルボ」の花が咲いていたのを見つけたが、
ツルボの花が満開の頃は「祖光院の彼岸花」も開花時期であり、
場所的にも近いことから確認がてら行ってみた。

丁度見ごろだったが、季節が夏に逆戻りしたような日差しのため、
林の中に咲いている彼岸花を撮るにはコントラストが強すぎて、
木漏れ日の当たっている彼岸花に露出を合わせると、他は暗く沈み、
日陰の花に露出を合わせると、日の当たっている花は白飛びしてしまう。


逆光のなかでは、花よりも光に透ける茎に面白みがあった。


白花彼岸花。後景に彼岸花の赤を入れ込んだ結果、白花のデティールが無くなった(白トビ)。


祖光院に着いたのは10時30分頃だったが、
光線状態が好みでなく、更に暑かったこともあり10分ほどで引き上げ、
「21世紀の森と広場」へ・・。

21世紀の森に付いた頃には、暑さのためか久し振りの脱力感に襲われ、
水分と共にスタミナドリンクを補給して、そよ風の吹く陸橋下で30分ほど休憩。

休憩後、昨年のこの時期に確認した「黄ツリフネ」群生地へ。
今年は天候不順が影響しているのか、やっと見つけたのが下の写真の一輪のみだった。


傷の無い「ツマグロヒョウモン♀」が目の前に現れて止まった。
傷一つ無い固体であることから、最近羽化したものと推察される。


9月4日に確認したトウモロコシのような「マムシグサの果実」の熟れ具合を確認。
前回確認時よりも赤みが増してきたが、腐敗も進んでいた(下の写真)


9月4日に確認したときの「マムシグサの果実」、色や形が小振りのトウモロコシの様である。


13時過ぎ、別件の所用があったため、久し振りに園内の「カフェテラス」にて遅めの昼食。
暑かったので「冷やし中華」を注文したが、離れた席のご夫婦も「冷やし中華」で、
あとから入ってきた5人連れの昔のお嬢様方はカキ氷を楽しんでいたから、
今日の暑さを厳しいと感じたのは、私だけではなかったようである。

白花露草の群生など

2015年09月04日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

昨日の大町公園での「白花露草」を見て、
以前から「白花露草」を確認している「21世紀の森と広場」に出かけた。
7月24日以来の公園散策で、
その当時咲いていた蓮の花は、種をつけて枯れ色になっていた。


以前に確認した白花の自生地を回ったが、
時期的に早かったのか、それらの場所では発見できなかった。

諦めて帰途につこうとしたとき、小川の岸に数輪発見。
とりあえず写真をとった。


一通り撮ってから周囲を確認すると、更に数輪を発見。


更に周囲を見回すと、数え切れないほどの白花が開花しており、
「白花露草」の群生地といってもいいほどの規模で自生していたのである。
その規模から察するに以前からその場所で自生していたと思われるが、
散歩に行っても余り通らないコースだったので、発見できなかった可能性はある。


白花露草のほかに「法師蝉(ツクツク法師)」の写真も撮りたかった。
大町公園にも大量の法師蝉が居るのだが、
生息している場所が樹木の上部のため、見つけることが出来なかったのである。
が、
21世紀の森では手の届くような場所で鳴いていることもあり、
過去にも撮っていたからである。

法師蝉は直ぐに見つかった。


下のように保護色でなかなか見つけられないような場所もあったが、
写真を撮るには困ることが無いほどで、10コマほど撮って来た。


晴れて暑かったので園内を半周ほどしか出来なかったが、
キチョウ、モンキチョウ、ヤマトシジミ、ナミアゲハなどにも出会った。

「チャバネセセリ」


「ツバメシジミ」


「ツマグロヒョウモン」


ツリフネソウの咲く時期なので、
21世紀の森に自生するキツリフネ(黄釣船)の確認もしたかったが、
真夏のような暑さなのに風も無く、昨日の筋肉痛などもあつて後回しになった。

巻頭の写真はほぼ私の目の高さで鳴いていた「法師蝉」で、
カメラを構えたときの動きに警戒したのか一瞬鳴き止んだが、
カメラを構えて静止すると再び鳴き始めた。

吾亦紅、禊萩、向日葵、弟切草など夏の花

2015年07月25日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

朝から晴れていたものの、無風状態で遠景が霞んで見え、
予報に寄れば、今日の予想最高気温は35℃という。

何となく嫌な予感がして外出せず室内清掃などをして居ると、
午後になって、防災放送で「光化学スモッグ注意報が発令されたので、
野外での活動は控えるように」との放送があった。
やはり「夏場の無風でかつ高温多湿」はどこかに危険が孕んでいるのである。

午後2時ごろになってベランダの日陰の1mほどの高さに、
温湿度計を吊るして計測したところ、気温は35℃で湿度は30%となり、
団地の8階の我が家ではこの夏の最高気温となった。
湿度が低かったのは意外だったが、それでも光化学スモッグ注意報は出たのである。

ということで、
今日は一枚の写真も撮っておらず、
昨日の21世紀の森と広場で撮った野草などの花を紹介。

「吾亦紅」
野草園で咲き始めていました(巻頭の写真)。

「弟切草(オトギリソウ)」
物騒な名前だが、
昔この草を利用して薬草を作っていたがその作り方は秘密だった。
が、その秘密を弟がばらしてしまったために、
怒り狂った兄が弟を切り殺してしまったとの言い伝えからこの名前が有るという。


「禊萩(ミソハギ)」
この花を水に浸し、お盆の供物に水をかけることから「みそぎはぎ」といわれ、
それが転化して「ミソハギ」になったようで「精霊花」とも呼ばれている。


以下は栽培種。

「蓮の花」
花弁の上で交尾しているのはコガネムシの仲間の「マメコガネ」


「秋桜(コスモス)」
早咲きのコスモスで、真夏に咲いている。
雑草地で咲いていたので、昨年の種が発芽し咲いたものと思われる。


「向日葵(ミニヒマワリ)」
ミニヒマワリは種類が多いので名前の特定は出来ませんでしたが、
普通の向日葵に比べれば半分以下の向日葵でした。


「ミニヒマワリとオオマツヨイグサの花」
隣り合って居るというよりも、触れ合って咲いているのが面白く、珍しい。
向日葵の花柄には山蟻と思われる蟻が写っていたが、
花粉や蜜を集めに来ていたのであろう。


風のある日は35℃の気温予報が出ても公園逍遥はするであろうが、
36℃以上ならショッピングモールを避暑地代わりとし、
映画を見たり、ウィンドゥショッピングするのもいいものである。

黄蝶、紋黄蝶、黒揚羽、並揚羽など

2015年07月24日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

7月2日以来の「21世紀の森と広場」散策となった。

晴れたり曇ったりの状況だったが、
ほぼ無風状態で、ベンチなどで休んでいるよりは、
歩いていたほうが、歩いているスピード分の風が当たり気持ちがいい。

「野草園」と「みどりの里」を中心に回ってきた。
7月2日に1輪の開花を確認した「蓮の花」の開花状況を期待していたのだが、
最盛期は過ぎていたようで、
花よりも花弁を落とした蓮の花托(蓮の実)が目立っていた。

野草園では「黒揚羽」が、吸水していた。
近付くと逃げてしまったが、直ぐに戻ってきて吸水を始めた。


1m以内に近付くと再度逃げてしまったが、数m先に舞い降りた。
吸水していた場所では毎年のように蝶の吸水行動が見ることができるので、
蝶にとって必要な栄養分が染み出しているものと思われる。

300mm望遠端でファインダーからはみ出るほどまでに近付く事ができたので、
約2分間の「黒揚羽の吸水行動」の動画も撮っている。


野草園の「ミソハギ」では、黄蝶が吸蜜していた(巻頭の写真)。

また、蓮田近くの草叢では、紋黄蝶が一休みしていた。


千駄堀池の階段状の護岸では、並揚羽が数頭舞っていて、
やがてその中の1頭が近くに舞い降りた。


数枚撮った所、やはり飛び立ってしまった。
が・・・・
なんと、私の足元に舞い降り吸水を始めたのである。
有り得ない様な状況に慌ててシャッターを切ったものの、
こんなチャンスは滅多にないので、更に上質なものを撮ろうと思い、
カメラの設定をマクロ撮影に設定している間に飛び去っていってしまった。
下の写真は、真上から撮った黒揚羽。


更にその先では2頭の並揚羽が仲良く並んで吸水していた。


千駄堀池の水面は鏡面状態で、無風状態を示していて、
風が出て涼しくなる気配も余り無く、
さらに、11時過ぎには周辺に入道雲の発達が見られたため、
約2時間ほどの散策で帰宅した。

薮萱草、禊萩、蓮花など夏の花咲き初むる

2015年07月03日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

昨日散歩に行った「21世紀の森と広場」で、
今年初の「蓮の花の開花」を確認した(巻頭の写真)。
咲いていたのが一輪だけだったので、本格的に咲き始めたとは言えず、
蕾は沢山あったものの、下記の写真のようにまだ小さく、
開花にはまだ時間が必要のようである。


夏の花と言えば、お盆の時期には良く使われ、
「精霊花」とも呼ばれる「ミソハギ(禊萩)」も開花を始めていて、
6月26日には大町公園で数輪咲いているのを確認している。
下は更に開花の進んだ「野草園」のミソハギ。


同じ「野草園」ではヤブカンゾウ(薮萱草)が開花していた。
ヤブカンゾウは「みどりの里」の雑草地でも見られるが、
そのコースを辿らなかったために、確認は出来ていない。


「ヒメジョオン」
どこにでも咲いている雑草だが、
千駄堀池の岸辺に咲いていたものを撮って見た。
雨後の午後とあって人数も少なく、
花にも派手やかさがなかったために、
何気に寂寥感のような空気を感じてしまった。


「オカトラノオ」
咲き始めた頃には余り感じなかったが、
この時期になって、種を残しながらも次々と咲いて行くさまに、
この植物の生命力が感じられた。


最後は、いま「21世紀の森と広場」内で最もカラフルで、
派手やかさのあるのがパークセンター(公園管理事務所)前の「花壇」で、
この花が植栽されてからは、花壇内にあるベンチに長居する人が目立ってきている。


天気予報に寄ると明日の午前中が雨で降雨確率が60%で、
午後からは曇りで降雨確率が20%・・・・・
カメラを持って出かけるにはやや微妙な一日となりそうである。