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MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「21世紀の森と広場の紅葉」と「鴨渡り来る」(11月21日撮影)

2016年11月21日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


朝から曇り空で「紅葉撮影」には適していなかったが、
気になっていた「21世紀の森と広場」へ。

大町公園と同様に日当たりの良い場所では紅葉が進んでおり、
「つどいの広場」の東側にある楓の並木は見ごろを迎えていた(巻頭の写真)。
太陽光の演出があれば、さらに感動的な紅葉が見られることと思われる。

下の写真のように、遊歩道に沿って楓が植栽されている。


曇り空の下では鮮やかな色彩を写し取ることが出来ないため、
カメラ設定で「彩度」の調整を上げやや鮮やかさを加えたため、
より肉眼で見た色となっています。


楓並木に沿って湧水が流れており、日当たりの良い表の遊歩道のほかに、
山側の斜面に木々に囲まれた遊歩道があり、
こちらに植栽されている楓は、下の写真間中のように緑色である。
見ごろは例年12月上旬である。


「野草園」に植栽されている、南天の紅葉も進んでいた。
真っ赤な実と紅葉の取り合わせが面白いので、
じっくりと撮りたいものだが、
晩秋のこの時期は撮りたいものが多すぎる。


「千駄堀池の野鳥」
川鵜や中鷺、大鷭や軽鴨などの留鳥(渡りをしない水鳥)が目立つが、
池の中ほどでは数羽の渡り鳥が休んでいた。
写真奥に見える黄葉した「銀杏」が美しい。


「渡ってきた小鴨や尾長鴨」
都立水元公園でもそうであるが、一番早く渡ってきて、
一番遅く帰っていくのが、下の写真で頭が茶色の小鴨である。
胸の白い鴨は尾長鴨のようである。


小鴨や尾長鴨がいつ千駄堀池に渡って来たのかは不明だが、
鴨などの冬鳥が渡ってきたと言うことは本格的な冬の前触れでもある。

背黒鶺鴒、稲雀、紋黄蝶、黄蝶など

2016年10月26日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


日用品などの買い物のついでに、21世紀の森と広場で散歩。

緑の里にある「里の茶屋」の自販機でコーヒータイム。
コーヒーを飲みながらの隣の雑草地を眺めて居ると、
数頭の蝶の飛んで居るのが見え、早速現場へ。

やはり緑の中では「黄蝶」や「紋白蝶」が目立っている。

「黄蝶」
雑草の間には「キツネノマゴ」の花が咲いており、
その花蜜を吸っていたのが黄蝶だった。


「紋黄蝶」
千駄堀池に面した芝生に咲いていた蒲公英では、
紋黄蝶が吸蜜をしていた。
上の黄蝶と比較すると色合いが薄く、翅には丸く白い紋がある。


「紅小灰蝶(ベニシジミ)」


「大和小灰蝶(ヤマトシジミ)」
「キツネノマゴ」があちこちで咲いており、
今後暫くはシジミチョウの仲間などが見られるものと思われる。


「みどりの里」には稲田があり、それを目当てのスズメたちがいる。
人が近づくと逃げるが、それほど遠くまでは逃げず、
下の写真のように、竹垣や近場の木の枝に集団移動する。
今日も100羽近く居たようである。


警戒心が強いので一枚だけ撮ったが、
その一部をピクセル等倍でトリミングしてみると・・・・
数羽のスズメが「カメラ目線」になっていた。
こちらの様子を伺っているのである。

昔、新宿西口飲み屋街の焼き鳥屋では「スズメの丸焼」というのがメニューにあったが、
4~50年前まではヤキトリとして普通に食べられていたのである。
もしかするとそんな時代の「人は危険だ」というDNAが今なおスズメ達に残っているのだろう。


巻頭の写真は、甲高い声で囀り中の「セグロセキレイ」
背景は千駄堀池の水面。

久し振りの「21世紀の森と広場」にて、大名挵、紋黄蝶、里黄斑日陰など

2016年08月26日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


最近は常連さんたちとの暗黙の待ち合わせなどによる交流のため、
ほとんど「大町公園」に入り浸りだが、
今日は久し振りに「21世紀の森と広場」へと足を運び、逍遥を楽しんだ。

天候は最高で、真っ青な夏空と眩しいほどの夏雲が点在する日和となった。
巻頭の写真は、千駄堀池。

北口から入り「野草園」「緑の里」「つどいの広場」などを回って来た。
とりあえず、花と昆虫を中心に撮って来たが、
意外と多様な昆虫がいて、初見の「ナナフシ」などに出会った。
これまでこのブログで紹介してきたナナフシは正式には「ナナフシモドキ」であり、
ナナフシよりは大型が多いが、触角が短いのが特徴である。
ナナフシについては後日紹介することにして、今日は蝶を中心に紹介。

「大名挵(ダイミョウセセリ)」
もしかすると今年に入って初めての出会いである。
最初は蛾のようにも見えたが、ダイミョウセセリだった。
人にとっては悪臭でしかない「ヘクソカズラ」の花蜜を吸蜜していたが、
この花の蜜を吸っている蝶を見たのは初めてである。


「紋黄蝶(モンキチョウ)」
やや小さな個体だったので雄のようである。
吸蜜している花の名は「キツネノマゴ(名前の由来は花の形が狐の顔に似ているために付けられたと言う説がある)」。


「紋黄蝶の番」
芝生の上を歩いて居ると足元が飛び出してきたのがこの番で、
近くに止まっていたところを撮影。


「赤星胡麻斑蝶(アカボシゴマダラ)」
揚羽蝶ほどの大きさの個体だったので、雌のようである。


「里黄斑日陰蝶(サトキマダラヒカゲ)」
日陰を好む日陰蝶の仲間で、やや暗めの竹製の蓋の下で休んでいた。


大町公園とは違って蝶の仲間に出会うことが多く、
また、昆虫を目当てのカメラマンもほとんど居なかったため、
蝶たちはややのんびりムードで撮りやすかった。

大町公園ではどこでも見られる「蟷螂」の姿が、21世紀の森では少なく、
しかも今日は一頭も見ることが無かったことなどから、
蝶は蟷螂などの天敵に襲われることが少ないのかもしれない。


紺碧の上空を「英国航空の旅客機」が通過していった。
目的地はヒースロー空港だろうか?
以前、成田⇔ヒースロー間のジャンボ機に乗ったことがあるが、
機内サービスが秀逸で、当時は「飛ぶホテル」のTVCMを流していた。

「千駄堀池」のトンボたち(粉吹蜻蛉の帯型など)

2016年06月29日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


雨が振るのか降らないのか、そんな曇り空の一日だった。
ベランダから眺めると、所々に黒雲が浮かび、
場所に寄ってはその雲が筋状に地上へとのびていて、
小雨程度の降雨があるようにも見える。

結局午前中は降らなかったため、
折り畳み傘を持って近くの「21世紀の森と広場」へ出掛けた。
園内は、怪しげな空模様のためか来園者は少なく、
半数以上の人は雨具を持っての散歩のようである。

蓮田では蓮の花が咲き始め、
蕎麦の花、合歓の花、野甘草、オカトラノオ、ハナニラ、紫陽花、
ベニバナ、睡蓮、アサザ、ヒメジョオン、赤詰草などの花が見られた。

この時期は、千駄堀池で発生する蜻蛉の活動が盛んで、
特に目立つ「コシアキトンボ」は縄張り意識が強いようで始終飛び回っていた。
そんな喧騒の中、
1頭の蜻蛉が「我関せず焉」的様相で枯ススキに止まっていた。
ちょっと見にはシオカラトンボのようにも見えたが、
翅がやや白く尾の模様もやや異なる「粉吹蜻蛉(コフキトンボ)」だった。


コフキトンボには翅の模様が美しく、
成長しても白くならない(粉が吹く)「コフキトンボの帯型」がいて、
数年前に見ている。
ということで、
淡い期待をしつつ池を半周して探した所、なんと、目の前に現れた。

今日の個体はまだ成長中の様で、
暑さと共に更に綺麗な色に進化するとおもわれる。
ちなみに、
数年前の8月に撮った帯型は美しく、私の蜻蛉感がその一頭で変わったのである。


他に、塩辛蜻蛉の雌雄や、
「シオカラトンボ♂」

「シオカラトンボ♀」


赤い「猩々蜻蛉(ショウジョウトンボ♂・下の写真)」などが飛び回っていた。


オニヤンマやウチワヤンマ、コシアキトンボやオオシオカラなども飛翔していたが、
カメラには収める事は出来なかった。
これからはチョウトンボや数種のイトトンボが発生するはずなので、
機会があったらカメラに収めてみようと思う。

この時期、公園内で毎年のように見られるのが「カルガモの親子」で、
千駄堀池の畔で親子揃って羽づくろいをしていた。

すでに親鴨(中央手前)よりやや小さい程度まで成長しており、
生まれ立てのような可愛さは失われていた。
もう一頭の親鴨は写真の左奥に居たが、子優先にしたためカットした。
なお、写真では子鴨5頭と親鴨2頭が確認できている。


ポピーとオオナミモンマダラハマキ

2016年06月12日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


買い物の都合で今日は21世紀の森と広場へ。
が・・・
日曜日ということもあって家族連れや団体が多く、
2時間散策の予定でいたが1時間で引き上げてきた。

緑の里の畑ではやや時期が遅めではあったがポピーが咲いていた。


昔の雛罌粟(虞美人草)に比べると、花は繊細であでやかになっており、
品種もいろいろ開発されているようである。
雌蕊が和菓子のようで写真的には面白い。


単色の花弁よりもぼかしや縁取られているような花弁(巻頭の写真)が多く、
写真的な表現をするのには格好の被写体では無いかと思う。


「つどいの広場」の雑木の近くで、
跳ねたり回ったり時には飛び回ったり、せわしなく動く小さな鱗翅目(りんしもく)を見つけた。


300mm端マクロを駆使して撮ったものを確認すると、
見事なほどに鮮やかな色彩と模様に包まれていた。
これまで見てきた昆虫の中では1,2位を争うほどの美しさである。


発見場所が薄暗かったためストロボを使ったためか、
撮る位置や角度に寄って黄金色に輝く部分もあった。
下の写真のように羽の裏側も美しいようである。


体長は10mm程度しかなく、肉眼ではその美しさを確認できないし、
動き回っているので撮影するにも一苦労することだろうが、
次回遭遇したときは、日の光の下で普通に撮って見たいと思う。
下の写真は真後ろから・・・


この小さな美しきものの正体は「葉巻蛾(ハマキガ)」の仲間で、
「オオナミモンマダラハマキ」だった。
漢字表記についても調べたが不明で、「大波(並?)紋斑葉巻」であろうと・・・・
漢字名は間違っているかもしれません。