MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「千駄堀池」のトンボたち(粉吹蜻蛉の帯型など)

2016年06月29日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


雨が振るのか降らないのか、そんな曇り空の一日だった。
ベランダから眺めると、所々に黒雲が浮かび、
場所に寄ってはその雲が筋状に地上へとのびていて、
小雨程度の降雨があるようにも見える。

結局午前中は降らなかったため、
折り畳み傘を持って近くの「21世紀の森と広場」へ出掛けた。
園内は、怪しげな空模様のためか来園者は少なく、
半数以上の人は雨具を持っての散歩のようである。

蓮田では蓮の花が咲き始め、
蕎麦の花、合歓の花、野甘草、オカトラノオ、ハナニラ、紫陽花、
ベニバナ、睡蓮、アサザ、ヒメジョオン、赤詰草などの花が見られた。

この時期は、千駄堀池で発生する蜻蛉の活動が盛んで、
特に目立つ「コシアキトンボ」は縄張り意識が強いようで始終飛び回っていた。
そんな喧騒の中、
1頭の蜻蛉が「我関せず焉」的様相で枯ススキに止まっていた。
ちょっと見にはシオカラトンボのようにも見えたが、
翅がやや白く尾の模様もやや異なる「粉吹蜻蛉(コフキトンボ)」だった。


コフキトンボには翅の模様が美しく、
成長しても白くならない(粉が吹く)「コフキトンボの帯型」がいて、
数年前に見ている。
ということで、
淡い期待をしつつ池を半周して探した所、なんと、目の前に現れた。

今日の個体はまだ成長中の様で、
暑さと共に更に綺麗な色に進化するとおもわれる。
ちなみに、
数年前の8月に撮った帯型は美しく、私の蜻蛉感がその一頭で変わったのである。


他に、塩辛蜻蛉の雌雄や、
「シオカラトンボ♂」

「シオカラトンボ♀」


赤い「猩々蜻蛉(ショウジョウトンボ♂・下の写真)」などが飛び回っていた。


オニヤンマやウチワヤンマ、コシアキトンボやオオシオカラなども飛翔していたが、
カメラには収める事は出来なかった。
これからはチョウトンボや数種のイトトンボが発生するはずなので、
機会があったらカメラに収めてみようと思う。

この時期、公園内で毎年のように見られるのが「カルガモの親子」で、
千駄堀池の畔で親子揃って羽づくろいをしていた。

すでに親鴨(中央手前)よりやや小さい程度まで成長しており、
生まれ立てのような可愛さは失われていた。
もう一頭の親鴨は写真の左奥に居たが、子優先にしたためカットした。
なお、写真では子鴨5頭と親鴨2頭が確認できている。

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