goo blog サービス終了のお知らせ 

MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「21世紀の森と広場の野生の狸」と「嘴細烏の子の虫干し姿」

2016年06月09日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


早朝から雨だったが、昼ごろには止んで、
団地前のシャドウのアスファルトも乾いた。
が・・・
食料品を買うために近所のスーパーに行った以外はインドアな一日だった。

ということで、
本日は一枚も写真を撮っておらず、
昨日の「21世紀の森と広場」散歩時に撮った写真の中から、
普段は余り見られない「昼の狸の散歩」と「烏の子の虫干し」を紹介。

21世紀の森は、嘴細烏(ハシボソガラス=ヤマガラスとも)の棲家となっていて、
人気の少ない場所では、下の写真のように虫などを食べている姿を目にする。


「みどりの里」にある「里の茶屋」の前では、5~6羽の烏が採餌中だったが、
その中の一羽が口を開けたまま、羽を広げ地面に伏していた。
「何をしているのだろう?」「怪我でもしているのか?」等と思いつつ、
写真を撮りながらゆっくり近づいていくと、
まず、採餌していた全ての烏が飛び去り、伏していた一羽だけが残った。
「やはり怪我しているのかもしれない」と・・・・更に近付くと・・・、
地面すれすれに飛び去って行った。


撮った写真を確認すると、幼鳥のようで、
幼鳥ゆえに人に対する警戒心が薄かったのかもしれない。
地面の涼しさを楽しんでいたのか、ダニ退治のための羽干しだったのか、
はたまた親鳥に対する食べ物の要求だったのかは不明だが、
このような烏の姿を見るのは初めてである。

初めてといえば、
十数年来散歩コースとしていた「21世紀の森と広場」で野生の狸に初遭遇した。

「野草園」から「こもれびの森」を経由し北口に向かう遊歩道の途中にあるベンチで休んで居ると、
20m程先の遊歩道に犬のような動物が現れた。
犬との入園は出来ないはずなのだがと・・・再確認すると「狸」だった。


とっさの出来事だったので、写真は撮ったものの光量不足となり、
露出時間は10分の1秒程度と遅く、ブレてしまった。
で・・・・緊急手段・・・「チッチッチッ」と舌打ちして呼んでみた。
すると・・・なんと立ち止まり振り返った。


数秒立ち止まっていたので、カメラ設定を修正しようとしたが間に合わず、
走り出したのでそのままシャッターを切った。


シャッターを切りつつも呼び続けて居ると、再び立止まってこちらを振り返った。
警戒しているだけならそのまま逃げていってしまうはずで、
呼びかけにも応じ無いはずなのだが・・・・。、
近隣の民家で餌付けでもされているのだろうか?


狸はやがて茂みのほうに向かって行ったので撮影を断念し、北口に向かったが、
遊歩道を歩いていくと、狸はまだ藪の前にいた。
が・・・・
カメラを向けると藪の中に走っていってしまい、呼んでも止まることはなかった。


北口の受付の職員の話に寄れば、
雪の日の朝などには狸の足跡が確認できたりしているという。
が・・・・やはり昼間の出現は珍しいと・・・。
ちなみに撮影時間は12時30分から32分の間でした。

巻頭の写真は日差しが強くなってきた11時ごろ撮影。

「21世紀の森と広場」の蝶たち

2016年06月08日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


4月末以来久し振りに「21世紀の森と広場」を訪問。

梅雨入りしているので、折り畳み傘を持参したが、
青空も見え、夏の厳しい光も射してきた。
が・・・昼過ぎには曇天に・・・・

久し振りということもあって、園景や花や昆虫など150枚ほどを撮った。
やや最盛期を過ぎていたものの「ポピー畑」は美しかったし、
アジサイなども見ごろを迎えていた。
更に驚いたのは、
帰途途中の雑木林の遊歩道で「狸」に遭遇したことで、
夜行性の狸が昼過ぎに、のこのこと歩いていたのである。
5枚の写真を撮ったが、カメラの設定が快晴時に合わせていた為、
全てのシーンがカメラブレとなってしまった。

公園入り口の係員に聞いたところ、公園には3組の狸が確認されて居るとのことで、
開門前などには目撃したこともあるという。

が・・・今日は狸ではなく、今日出会った揚羽蝶などを紹介。

「並揚羽蝶(ナミアゲハ 通称・揚羽蝶)」
泥濘で吸水していたが、私を警戒し何度も逃げては戻ってきた。
やがて警戒の薄れてきたところをパチリ。


「青筋揚羽(アオスジアゲハ)」
つどいの広場には広場を埋め尽くすほどにクローバーが咲いており、
その蜜を吸いに何種類かの蝶が飛び回っていた。


「姫赤立羽(ヒメアカタテハ)」


「紅小灰蝶(ベニシジミ)」


「紋黄蝶(モンキチョウ)♀」
赤詰草で吸蜜していたのは紋黄蝶で、やや白いことから紋黄蝶の雌である。
(黄色い雌もいるようだが判別は難しそうである)。


「紋黄蝶 ♂」


「赤星胡麻斑(アカボシゴマダラ)春型」


巻頭の写真はナミアゲハで、真正面を向いているのはこちらを警戒している為で、
少し近付くと飛び去っていった。
が・・・・
蝶の習性として、再び同じ場所に戻ってくる確率が高い。
時には近付く人の周りを飛び回り、危険性があるかどうかを確認するような行動をとるが、
そんなときは自分のオーラを消して、蝶が止まるのを只管待つことになる。

今日は他に、紋白蝶、里黄斑日陰、燕小灰蝶、黒揚羽蝶、小日陰、姫蛇目などを確認し、
黒揚羽と姫蛇目、紋白蝶以外は撮影に成功している。
更にトンボ類では、
オニヤンマ、ウチワヤンマ、コシアキトンボ、オオシオカラ、シオカラなどを目撃している。

蝮草、蓮華草、酸模などの花

2016年04月28日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


昨日の「21世紀の森と広場」散歩では、
珍しい「蝮草(マムシグサ)」の花を見ることが出来た(巻頭の写真)。

写真から判るように、茎は薄い皮で覆われており、
その色模様がまるで蛇の抜け殻のようである。

苞(仏炎苞)はやがて紫色に変化するようであるが、
全草が有毒で、特に球根はその毒性が強く、
その汁に触れただけで炎症を起こすという。


下の写真は同じ場所で昨年9月12日に撮影したトウモロコシ状の果実。


「蓮華草」
蓮華草が満開状態で、様々な花虻や蜜蜂が吸蜜していた。
ただ花虻などが花に止まると、虫の重さで花が傾くため、
良いアングルが取れず、虫たちの写真は撮ることが出来なかった。


「蓮華草の果実」
すでにマメ科のようなサヤ状の実をつけていたものもあった。


「蓮華草・白詰草・地縛り・茅花」
湿田の傍らでは、蓮華草、白詰草、地縛り、茅、の花が混在して咲いていた。
(茅の花は普通は茅花=ツバナと呼ばれることがおおい)


「ポピー」
ポピー畑ではポピーが数輪咲き始めていた。


「酸模(スカンポ)の花」
野草園ではスカンポが咲いていたが、
肉眼では見えないほどの小さな花で、マクロ撮影して何とか確認できた。
小さな花はまるで珊瑚虫のようである。


明日から始まるゴールデンウィーク、
すでに各地にある国際空港は混み合って居ると言う。
この時期、海外の観光地は日本人が多くなるので、
判らないことは現地人に聞くよりも、日本人に聞いたほうが早いことがある。

「21世紀の森と広場」の金蘭、麦藁蜻蛉、螻蛄など

2016年04月27日 | 21世紀の森と広場で(松戸)


ママチャリの後部タイヤ交換は1対のネジが余ったまま完成し、
昨日は大町公園往復を試乗したが、タイヤがやや泥除けを擦っていた。
それを今朝修正し、早速日用品などの買い物へ・・・。

買い物ついでに「21世紀の森と広場」を久し振りに散歩。
調べてみると3月16日以来の訪問で、梅や桜は終わり八重桜が満開だった。

4月29日の「昭和の日」には園内で、「盆栽展・パークセンター2階」や
「緑と花のフェスティバル・場所:つどいの広場」があり、
農産物の生産者直売があるようである。

アウトドアセンターのある「北口」から入園。
アウトドアセンターの側道を過ぎると、
疎林の中のあちこちに「金蘭」が咲いていた。


中には5~6株が纏まり、まるで「花束」のように咲いているものもあった(巻頭の写真)。

側道を下っていくと「野草園」に出るが、
野草園では様々な植物を撮り、撮っているときに、
今年初となる「麦藁蜻蛉(塩殻蜻蛉の雌)」の未成熟個体に出会った。


更に、千駄堀池岸では「塩屋蜻蛉」が群れていた。
麦藁蜻蛉によく似ているため、間違う人も多いが尾に大きな違いがある。


階段状のコンクリート護岸では「螻蛄(ケラ)」が闊歩していた。
田舎では良く見かける昆虫で、夏の夜などには飛んで来て部屋に入り込むこともあったが、
子供達にとっては捕まえたときに遊べる愛玩昆虫の一つでもあった。
私にとっては数十年ぶりの出会で、何か懐かしいものを感じた。


「みどりの里」では「燕小灰蝶(ツバメシジミ)」「褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)」「黄蝶」が見られた。

「燕小灰蝶(ツバメシジミ)」
あちこちを飛び回り産卵行動をしていた。黒地の翅に周りの白い毛が美しい。


「褄黒豹紋(ツマグロヒョウモン)」
蒲公英の花を飛び回って採餌していた。


「黄蝶」
カラスノエンドウの花を中心に採餌していた。別の個体では産卵行動も見られた。



久し振りに公園散歩の常連さんである「元教師」にも出会うことが出来た。
公園を散歩すること15年目と言うことで、
最初のうちは義務感のような散歩だったとのことだったが、
最近は四季の変化などが面白く、
「21世紀の森と広場」を散歩することが楽しみとのことだった。

春黄金花満開、李開花、猫柳開花、菜の花畑など

2016年03月16日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

天気予報どおり一日中曇りになるものと決め付け、
マッタリな一日を過ごそうと思っていたが、
10時少し前から陽が射してきた。

午後から日用品調達などの所用の予定があったが、
急遽出かけることになり、所用の前に「21世紀の森と広場」へ。

前回訪問したのは2月22日で、その日に開花したばかりの、
「春黄金花(サンシュユの別名)」が満開となっており、
名前のごとく、黄金色で園内を飾っていた。


梅林では梅の花期(花の咲いている期間)がほとんど終わり、代わってスモモが咲き始めた。


菜の花は花期が長いようで、「みどりの里」も黄金色に彩られていた。


先月の22日にはほぼ満開だった「河津桜」は葉桜へと変化していた。
花も見られるが、寒の戻りにより花期が伸びたのであろう。


「里の茶屋」遠景。
柳の木が薄緑色となり、いかにも初春の風情である。
「日替わり定食」の幟が立てられていたが、内容は不明。
次回訪問時には試食するなどして調査してみようかとおもう。


千駄堀池の岸では「コサギ」が何かを捕食中だったので撮って見た。
現場では何か不明だったが・・・・。


PCで確認すると、蛙だった。赤蛙のようであるが特定は出来なかった。


巻頭の写真は、ネコヤナギ(ヤマネコヤナギかも)の開花で、
写真中央の花房の下部には花蘂が覗いていた。

明日は一日中快晴で、気温も18℃と予報されているのて、
この春初の、弁当と飲み物を担いでの遠出も・・・・・。
飲み物は最近嵌っている「氷水出し茶」となるだろう。