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MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

春を探しに・・・・冬の蒲公英

2015年02月02日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

降雪があってから快晴の寒い日が続いている。
快晴なので寒いだけなら近隣を散歩したり、
ポタリングで遠出と言うことも考えられるが、
北風や西風の季節風が強く、のんびり散歩できる状況ではなかった。

今日もやや風が強かったものの、
運動不足の解消を目的に二十一世紀の森へ・・・。

やはりと言うべきか、散歩をしている人は少なく、
寒々とした光景ばかりが目立った。


山影の北側の遊歩道は、先日降った雪が凍り付いて、
アイスバーン状態になっていた。
この冬初めて見る危険な氷状の残雪である。


先日開花した白梅は、3分咲き程度に開花していたが、
開花の期待をしていた紅梅は、
降雪や寒さが影響したのかまだ一輪も開花してなかった。


散歩中、数箇所で蒲公英の開花を確認できた。
葉は寒さで成長出来ていないが、
春の先駈けとして一輪だけでひっそりと咲いているのがいい。


番いのコサギだろうか、湧水の湿地で獲物を探していた。
小魚やザリガニなどはいない場所なので、
何を漁っていたのだろうか? 


別の湧水の流れる湿地では、セグロセキレイが、
せわしなく採餌中だった。


久し振りの散歩だったために、
歩き方はぎこちなく、園を出る頃に普通の歩き方になったが、
やはり、行進曲にのって歩く1分間118歩程度位の速さで歩くべきだとおもう。
ただ、この速さでは「写真の被写体」を探すことは難しくなるのだが・・・・。

白梅開花

2015年01月25日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

二十一世紀の森と広場にある小さな梅林で、
早梅の白梅が10輪ほど開花していた。


一年で一番寒いのが2月といわれているが、
白梅の開花によって、春がそこまで来ていることが感じられ、
あと数週間も辛抱すると北風は「弥生三月の東風」と変化することだろう。

当地では、3月に入らないと梅花爛漫とはならないが、
満開で華やぐ梅林よりも、
冬ざれの梅林の中で最初に咲く一輪のほうが感慨深いものがある。


先日満開になっていた蝋梅の花は、
今がピークのようで、一部の木では落花が始まっている。
明るい日差しだったので順光で撮ったが、
その瞬間、弱い北風に乗って運ばれてきた蝋梅の香りに包まれた。

蝋梅にこれほどの芳香があるとはこれまで知らなかったことで、
来年からはこの芳香を意識しつつ花を待つことになるのかもしれない。


寒椿には明るさを増してきた太陽光が射し込み、
赤い花弁が透けていた。
花弁に傷があるのは、餌不足になっている冬の小鳥達によって、
開花直後の花蜜が採餌された為であろう。


もう少し暖かくなって風が止み、
明るい太陽が枯れ草を覆う頃になると、
キタテハやルリタテハなどの越冬蝶が、
陽だまりに姿を現すことだろう。

穂綿、吹雪のごとく舞う

2015年01月08日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

今日も北西からの冷たい風が吹いていたが、
完全防寒の上で「二十一世紀の森と広場」に出かけた。
9日ぶりの散歩である。

公園内は思っていた以上に風が強く、
風の強い場所ではダウンウェアのフードを被っての散歩となった。

そんな中で見かけたのは、
蒲の穂や葦の穂やマコモや茅などの穂が、
強い北西の風で大量に放たれ、まるで吹雪のように舞う、
この季節ならではの公園風景である。


その面白さと余り見ることのない光景を動画に収めようとしたが、
音声は風の騒音ばかりが目立つため撮影は断念した。

下の写真は、奥にある樹木にピントを合わせたが、
この状況下なら、どこにピントを合わせても、
飛んでいる穂綿のいずれかにはピントが合うはずで、
そんなテストもして置けばよかったかなと・・・思う。


強風のため、千駄堀池は白波が立つほどだったが、
レストランの裏手では水面を吹く風が弱く、
多くの穂綿が水面を覆っていた。


飛んでいる穂綿は「逆光」で輝くため写真になるが、
順光では下の写真のように穂綿が殆ど写らない。
写真の上部には、池周辺に自生する葦や蒲などが写っている。


12時ごろには前進できないほどの強風も吹いていたが、
歩いているうちに体温も上がり、寒さはそれほどに感じなくなっていた。

名残の紅葉と蝋梅の開花

2014年12月07日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

10日ぶりに二十一世紀の森と広場に出かけた。

前回行ったのは11月27日なので10日ぶりなのだが、
見頃だった楓の紅葉はほぼ終わり、
27日には開花していなかった、蝋梅が開花していた。


名残のコスモスは花弁をつけたままひっそりと立ち枯れしており、
いよよ二十一世紀の森にも冬将軍がやってきたようである。


巻頭の写真のように「名残の楓」もあるので写真にはなるが、
それも今週中には散ってしまうものと思われる。


散紅葉も11月27日の錦のような華やかさは無い。


谷津特有の湧き水で出来た巾1mほどの小川に、
散紅葉が流されている光景は儚いとしか言えようが無いのだが、
それでも、「よどみに浮かぶうたかた」よりはずっと美しいと思う。


遊歩道を歩いていると20m程先に、黄色の蝶が飛んでいるのを発見。
立ち止まって暫くその飛翔を追っていたが、
なんと2mほど先の遊歩道脇の枯草の上に舞い降りた。

取り敢えずの一枚を離れた場所から撮り、
更に近寄って撮ろうとしたが、
直ぐ近くを通過したランナーの風に驚いて逃げてしまった。
蝶はモンキチョウで、越冬中のようだった。


他の草叢を歩いていると今度はバッタが跳ねたが、
寒いのでさほど遠くには飛べない。
カメラを近づけて写真を撮ろうとしたが直ぐに逃げたので、
捕まえて、日の当たる青草の上に移動すると・・・・・
太陽の温もりが良かったのか、今度はカメラを近づけても逃げることは無かった。

このバッタは「土蝗(ツチイナゴ)」で目の下の模様に特徴がある。
秋に成虫になりそのまま越冬するという習性があり、
春一番に見られるバッタの多くはこの土蝗であることが多い。


なお、本日の写真はすべてCANON-A650isで撮っています。
ということで、これまでのSONY-A57との発色の差があるようです。

僅か10日間の気候の変化は急で、外出には手袋やダウンウェアが必要となり、
インフルエンザの流行期にも入ったという。

錦秋の「21世紀の森と広場(松戸市)」

2014年11月27日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

昨日は冷たい雨の一日だったが、
今日は一転、朝から快晴となり穏やかな小春日和となった。

近隣の21世紀の森と広場の紅葉が気になって、
20日振りに公園に行ってみたが、楓の紅葉が見頃になっていた。
下の写真は「つどいの広場」付近。


すでに散っていた楓もあり、
東屋付近に掛る橋の上は散紅葉で飾られていた。


錦の絨毯のような散紅葉の上を渡って、
山裾の遊歩道に出ると、逆光に透かされた照葉紅葉の世界が広がっている。
下の写真は橋を渡って直ぐのところで、
水面に写っている木は周辺では最も早く紅葉した楓。


日陰の欅の一部は今が紅葉の真っ盛りだった。
今年は紅葉の当たり年のようで、欅も楓もいい色を出している。


楓の美しさに気をとられがちだが、
様々な落葉樹の色彩のコラボレーションも捨てがたい。


「光と風の広場」周辺の楓も見頃で、
いつまで見ていても飽きない。


「光と風の広場」の東側にある2棟の東屋周辺もいい。
東屋では弁当を広げて美味と美景を楽しんでいる老夫婦を見かけたが、
やはり野の弁当は美味しいと思う。


風が止んで鏡面のようになった千駄堀池の水面に写る紅葉もいい。


緑の葉が真っ赤になる、しかも毎年決まった季節に・・・・


やがて赤い葉のまま散って「散紅葉」として再び人を楽しませるが、
そこには「侘び」と「寂び」の世界が広がっているのである。