約2週間ぶりに訪れたが、園内はすっかり秋色で、
すっかり日本の秋景色の一部になってしまったセイタカアワダチソウや、
ススキ、ミゾソバ、秋薊、高野箒、数種類の蓼等々が咲いていた。
下の写真のように、桜の葉はすでに紅葉を終えて散っているのもあったが、
日一日と秋色は増しているようである。

セイタカアワダチソウには、蜜や花粉を求めて様々な昆虫が集まっていた。
で・・・・・
今日の私的発見は「アカタテハ」だった(巻頭の写真)。
これまで目撃したことは何回かあるが写真に撮ることができたのは、
今回で2度目で、私にとっては貴重なショットとなった。
アワダチソウの周辺を散策していると、
鮮やかな蝶が不意に現れて2メートルほど先に止まった。
翅の欠損もなく、黒と白とオレンジ、そして後翅が褐色・・・
21世紀の森では初対面の「アカタテハ」だった。

幸いに吸蜜に夢中だったので20枚ほどを撮ることができた。

アカタテハが立ち去ると今度は直ぐ近くに「ヒメアカタテハ」が飛来。

更に地面には、翅の欠損が痛々しい雌の「ツマグロヒョウモン」が舞い降りた。

更に痛々しかったのは別の場所で撮ったベニシジミでやはり吸蜜に夢中だった。
小鳥に襲われたのか、それとも台風の強風に巻き込まれたのかは定かではないが、
「それでも生きていた」と言う運命を考えると「幸運」な蝶とも言える。
吸蜜を終えたベニシジミは普通に飛んでいった。

次に現れたのが裏銀小灰蝶(ウラギンシジミ)の雌で、
近くに止まったのだが翅を閉じていて、
開いたところを撮らないと雌と確認していても、雌の判定は出来ない。

待つこと7~8分、やっと開いたところを一枚撮ったが、
葉が邪魔なのでカメラアングルを変えるため移動すると、
飛び立ってしまった。

今度はやや高いところに止まって、私を見下ろしているところを一枚。
暗かったため補助光(ストロボ)を使用したため、赤目になったが、それも面白い。
夏の間は雄ばかりが目立ち、雌を見ることがなかっただけに、
もう少し良いアングルで撮りたかった・・・・・
