東(ひむかし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ――とは、御存知・柿本人麻呂の万葉秀歌である(巻一48)。そのリズミカルな調子に酔って、天空と一体になったスケール感を楽しんでいるうちはいい。しかしいったん「野」とは何処だ、「炎」とは何だ、などと気になり出すと、心が捕らえられてしまう厄介な歌なのである。挙句の果ては、奈良の山中まで出かける羽目になる。
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