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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市旭区に、一ヶ月しか開園しない花菖蒲園があると聞いたので、早速行ってみることにした。



JR大阪駅前のバス停から、34系統「守口車庫前」行きに乗って約20分で「城北公園前」に到着である。



バス停を下りて公園に入ると、花菖蒲の形をした噴水が出ている大池があり、その池をまたぐように菅原城北大橋が公園を南北に横断している。



明治中期、1885年に発生した大洪水のあと、淀川の付替工事が行われ、その時の河川敷につくられたのがこの城北公園で1934年に開園している。



鶴見緑地公園の106ヘクタールに比べると、広さ僅か9,5ヘクタールしかないが、城北公園の中には、1964年「淀川にちなんだ水生の植物園」ということで広さ1,3ヘクタールの菖蒲園が開園している。



従ってこの菖蒲園は、開園以来43年の歴史を誇る関西初の回遊式菖蒲園なのである。



この歴史の重みが、開園からまだ17年しか経っていない鶴見緑地公園よりもはるかに素晴らしい花の公園を作っている。



今年の菖蒲園の開園期間は、5月19日(土)~6月17日(日)、開園時間午前9時30分~午後5時(入園は午後4時30分まで)までである。



入場料200円を支払って入った園内には、約250種、1万3千株という花菖蒲が植えられていて、今が丁度満開の時期であった。



花菖蒲と良く似たアヤメ科のアヤメ、カキツバタの違いは、以下の通りであるという。



花菖蒲は、葉の幅は中くらい、湿地か池の水際に生育し、開花時期は5月下旬から6月上旬で花の径は15センチと最も大きい。

江戸錦



アヤメは葉の幅が細く、乾燥した土地に生育し、開花時期は5月上旬から中旬と一番早いが、花の径は8センチと最も小さい。



カキツバタは葉の幅が太く、浅い池の中に生育し、開花時期は5月中旬から下旬で、花の径は12センチと中くらいという。

紅千代鶴



従ってアヤメ→カキツバタ→花菖蒲の順番に時期をずらして次第に大きな花が開花するので、アヤメ科の花は長い期間楽しむことが出来るのである。



それにしても、大阪駅からバスで20分の距離にある花菖蒲園を、たった200円で楽しめるとは、大阪市民は幸せものである。




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