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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



京都府立植物園「観覧温室」の南には、正門付近の1年草を中心とした四季の草花が鑑賞できる正門花壇があり、その東側には「植物園会館」がある。

オレンジスプラッシュ


「植物園会館」の前には、寿命がきて枯れ死したソメイヨシノが根をつけたまま展示してあったが、1924年の開園当時に植えられたソメイヨシノは殆ど寿命を迎えているのではなかろうか。

光華



「植物園会館」の北側には約300品種、2000株を植栽したバラ園があり、中之島公園の89品種4000株、靱公園の88品種3200株と比べ品種が多いのが特長である。

嵐山



このバラ園は、バラを中心とした造形花壇と噴水や滝のある沈床花壇の人工的な造形美で構成されていて、ヨーロッパにある城主の庭というイメージである。

秋月



又300品種もある京都植物園のバラは、日本で作られた品種が多いのが特長で、京都にちなむ名前のついた株がいくつもあり、大輪の花をつけていた。

万葉



バラ園の中央には、北山門にもあったカナリア諸島原産の「エキウム・ウィルドプレッティー」が密集して植えられていたが、京都植物園ではこの花の種子の保存から、播種、鉢上げ、鉢替え、植え込み、開花に至るまでの栽培技術を既に確立しているという。

八甲田



バラ園のある洋風庭園には北米原産のアメリカシャクナゲも満開で、日本のシャクナゲよりもはるかに派手な花をつけている。



バラ園から気持ちの良いクスノキ並木を通って東側にある「かきつばた園」に出てみると、八橋のかかった池の中にかきつばたが咲いている。

魅惑



「かきつばた」の生育場所は水中であるが、花菖蒲は水際の湿った場所に、「あやめ」は水の無い乾いた場所で生育することで区別できるようである。

芳醇



また開花の時期は、あやめが一番早く5月上旬~中旬、「かきつばた」は5月中旬~下旬、花菖蒲が6月上旬~下旬と種類別に少しづつずれているのが面白い。

宇多野



さらに歩いたところにあった「しゃくやく園」には200品種、1500株の芍薬が丁度満開であったが、バラ園でバラの花をたっぷりと見た後なのであまり感動しなかった。



「しゃくやく園」に続いて100種類の珍しい竹を集めた竹笹園を通って北山門まで戻ると京都植物園を丁度一周したことになる。

大文字



それにしても、天気が良ければもっと綺麗な写真がとれたのであるが、来年までの楽しみとしておこう。

丸山



貴船




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