ランドローバーばジャングルに行く事が出来ます。ランドクルーザーはジャングルから帰って来る事が出来ます。そう言われるランドクルーザーの血筋は車体の重量が増え多数のコンピューター制御が搭載されて快適さを追求したランドクルーザー200の中にも生きています。耐久性や信頼性が優れている丈夫なランドクルーザーは電子制御の機能にも信頼性や耐久性を追及しています。ランドクルーザー200の走破性は多くのビデオが証している様に高いものである事は疑いの余地はありません。ニューヨークの街中でランドクルーザー200を観るとそういった機能を持ち合わせている事を全く感じさせない一つのSUVにしか見えません。羊の皮を被っていると言えば説明が付きます。ランドクルーザー200は値段と機能から言って高級車です。ランドクルーザーの高級車には気掛かりな事情があります。それは最近ニューヨーク周辺を走っているランドクルーザー100の下回りの錆が時々目に付く様になった事です。100に限らず錆びた高級車を観るのは忍びない事です。僕のLEXUS LX450(ハチマル)もLEXUSという高級イメージのある車体なので錆と付き合う事に心情的な難しさを感じます。それだけではなく車体の傷やモデルチェンジといった出来事は高級車を前に出すとマイナス的な要素になります。
上の写真はオーバーランドエクスポでのモディフィケーションを施したランドクルーザー200です。アウトフィッターの装備によって随分とイメージが変わるものです。都会の真ん中で高級車として使うランドクルーザーは泥も錆も凹みも許しがたいですが、オールタレーン、マッドタイヤを履いてウインチバンパーを装備すると泥も錆も凹みも許容出来る気持ちになるのはトリックでしょうか? 本当は皮を被っていたのは僕自身であったのです。ランドクルーザー200の高価な値段から高級車として観てしまっていたのですね。ランドクルーザー200が高価なのは信頼性と耐久性を(電子部品にも)追求した結果であり、それは目に付き難く大衆には評価され難い内容があるのだと思っています。耐久性や信頼性が評価されるのは使用的な要素と時間的な要素が有りますが、ランドクルーザーの未来はたとえ沢山の快適装備を搭載していたとしてもジャングルから確実に帰って来る事が出来るクルマで有り続けて欲しいものです。