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今日はお金で失敗した自分の経験をここに書いておきたいと思った。失敗は自分にとっては失望であったが、逆にお金について学ぶ機会を得た事にもなったのである。
ランドクルーザーに乗り換える前にマツダ929(ルーチェ)というセダンに乗っていた。アメリカで929は1988と1989年のみF-Rが販売された。それ以降の929は流線型のF-Fとなって僕の関心からは外れる。僕が乗っていた1989年のF-Rルーチェはそのオードソックスなセダンの形と快適なグランドツーリング感が最高に良かった、まさに広島のベンツ!であったのだ。強いて言えばマニュアルシフトだったらもっと良かった。
家族の人員の都合で広い車に乗り換える事になった。次はどの車に乗ろうかなんて考える事はなくランドクルーザーに決まっていた。ミニバンもビッグバンも、高級車やワゴンも乗った経験があったのにランドクルーザーには乗った経験は全く無かったのだが、自分のライフスタイルと波動に合う車というのはランクルであると感じていた。
当時、私がお世話になった方が日常の足(車)で困っておられた、アメリカの都市部に隣接した郊外においては車の所有は生活維持の為の必需品であり、車が無くては生活に支障が来る。その方は自分の車を治す(トランスミッション)お金も無く、かといって車を乗り換える資金も無い状況であった。その事を知った私は彼に出会って、その場で愛車929をあげる約束をしたのである。
えっ!貰っていいんですか?
はい、
お金は?
大切にして下さるなら要りませんよ。
...
とまぁ、潔く?
この勢いがまずかった?
それからしばらく、その方に合う事もなく、機会も無かった。
一年位?過ぎた頃だったであろうか、スーパーマーケットで偶然お会いした。
あっ!、お久ぶりです...
...ところで車、走ってますか?(笑)
あの頂いた車故障してですね、
修理に持って行ったら古いから乗り換えた方がいいって言われましてね、
引き取ってもらいました。ごめんなさいね!
...いえ、いえ、いいんですよ色んな事情がありますからね。
不要な車を自分の価値観で押し付けちゃったかな?
確かに80年代の車なので古いのは仕方ないが、自分としてはF-Rにこだわって乗り、メッシュのアルミを履かせて、良くメインテナンスしていたのであっさりと手放された事が少し悲しかった...が、自分もあっさりと手放した事について考えさせられた。もしもあの時ただではなくて少しでもお金を頂いていたら容易に手放す事は無かったのではないか?と思った。
先方は払うとおっしゃっていたのに...、
自分に対して少し失望し、反省した。
...
それ以降、お金に対する考え方が変わった。
価値ある物やサービスこそはお金を払って(代価)手に入れる事が大切な要素である事が分かった。
これはお金について学んだ一つの経験かも知れない、しかしもしあの時929を手放なさなければ今のランクル60に出会わなかったも知れないな、
その辺の縁は分からないが...
車というのはそうやって色んな事を教えてくれる。
また機会があれば手にしたい、80年代のマツダ929。
でも手放してお金をかけたからFJ62vに乗ってる
ルーチェも体感したいな
と聞いたら一体どの車が頭に浮かびますか?
個人によってまちまちであろうが、
クラウンは的を得ているかも知れませんね、
但し、今のでは無くて古いやつの事です。